9/30/2018

体にやさしい家ごはん


2週間の米国出張から、ダーリンが帰国した日の晩ごはん。
何が食べたい?とメールすると、「野菜たっぷりの和食」との返事。
土瓶蒸しや栗ご飯など、秋のご馳走を作ろうと思っていたけれど、
疲れて帰ってきて食べたいものは、私ならそうじゃないなぁ…と思いなおし
いつもの晩ごはんの中から、ダーリンの好物を少しずつのプランに変更。
最初に決めたのは、冷蔵庫のいろいろ野菜で作る「野菜の揚げびたし」。


夏の名残りと秋の走りの野菜を少しずつ、全部で9種類を素揚げして
熱いうちに、出汁:薄口:味醂=8:1:1+鷹の爪2本の漬け汁に浸すだけ。
野菜本来の味わいが楽しめる、我が家の定番をたっぷりと用意して。


毎日、バターを使った料理が多い食事で、胃腸も疲れ気味。
そう聞いていたので、メインは大好物のサバを塩焼きでさっぱりと。
小ぶりの真サバは鮮度抜群で脂ののりも、ほどよい感じ。
こんがりと焼いて、自家製ガリとすだちを添えれば、秋を愉しむ一品に。


実家の母の小さな菜園でとれたゴーヤとモロヘイヤで和え物を2品。
塩をふり、さっと茹でてから水にとり、キュっと絞ったゴーヤを
種をとって叩いた梅干し1個を出汁で伸ばのばして和えました。
モロヘイヤは茹でて水気を絞り、食べやすく切ってから、
出汁と薄口少々で味つけし、冷凍しておいた黄菊を合わせました。


気温が低く、肌寒いぐらいだったので、木綿豆腐1/2丁は冷ややっこでなく白和えに。
無花果の白和えは、この夏、京都先斗町の余志屋さんで覚えたおばんざい。
お店ではないので豆腐は裏漉しせず、生クリームは牛乳に変えて。
柿やリンゴ、葡萄などの秋の果物は、白和えによく合います。

最後に出したのは煮干し出汁のお味噌汁。具はシンプルに蕪と油揚げ。
遅い時間の晩ごはんだったので、野菜たっぷりの体にやさしい晩ごはんに。
「おいしかった~!」の一言が私にとっては何よりのご馳走です。