5/28/2016

6月料理教室試作ごはん


6月の料理教室の試作ごはん。届いたワインとマリアージュの最終確認をしました。
前菜は、野菜のオーブン料理で我が家で一番人気の「夏野菜の重ね焼き」です。
塩・こしょうだけの味付けなのに、深~い味わい。4種類の野菜のうまみが重なりあって
新にんにくの辛味と風味がアクセントに。何度食べても、食べ飽きないのが不思議。
いつも大きな耐熱皿でたっぷり焼いています。ワインとの相性もなかなかでした。


来月のメイン料理「ヴィナー・シュニツェル」は、ウィーン風のカツレツです。
仔牛や仔羊、豚肉、鶏肉など、ウィーンでは、いろいろな肉で作られる伝統料理。
肉たたきで薄く大きくたたき伸ばし、細かいパン粉をつけてパネソテーにします。
油にドボンと入れて揚げる豚カツと違い、フライパンでできる手軽さが嬉しい一品。

合わせるワインは同じ郷土の「FRITSCH WINDSPIEL GRUNER VELTLINER 2014」に。
グュリューナー・ヴェルトリナーは、オーストラリアの栽培面積1/3を占める主要品種です。
レモンなどの柑橘系のスッキリとした果実味に白胡椒に似たスパイシーなトーンが特徴。
土地のもの同士を合せるのはマリアージュの基本なので、相性がよいのは当然だけれど、
シュニッツェルにレモンと胡椒たっぷりとふりかけたようなニュアンスになるすばらしさ。
ワイン好きな方には、料理とのマリアージュも楽しんでいただければ、嬉しいです。


食後は酔っ払いで、絵にならないデザートになってしまいましたが、お味は◎。
「イル・フロッタント」はフランス語で直訳すると「浮島」の事で、ふわふわのメレンゲが
アングレーズソースの上に浮くことに由来します。マシュマロに似た食感が楽しい!!
5月のプリン同様、主な材料は卵と牛乳。いつでもできるデザートです。
前日から準備しておけるので、おもてなしにもぴったり。
季節の果物とローストしたアーモンド、カラメルソースをかけていただきましょう。

6月のレッスンの申込締切日は過ぎましたが、若干名参加可能なクラスがあります。

ご希望の方は、お問合せくださいね。2名上なら、同料金で希望日に開催可能です。
来月も、生徒の皆さんに喜んでいただけますように。




5/27/2016

アスパラガスが好き


アスパラガスが大好きです。香りも食感も、ホワイトもグリーンも。
近所のスーパーの店頭で、ときどきお目見えする産直販売コーナー。
北海道産の立派なグリーン・アスパラガスがおいしそうだったので、迷わず購入。
ダーリンの帰宅をまって、茹でたてをいただきましたー!!
旨味たっぷりのゆで汁は、翌朝の野菜スープにして、余すところなく堪能します。


「Asperges Maltaises アスペルジュ・マルテーズ」。
茹でたてのアスパラガスは、塩・こしょう、オリーブオイルだけでも美味ですが
マルタ島風に、オレンジ、茹で卵、ビネガー、ケイパー、バターを使った
マルテーズ・ソースをかけると、アスパラガスがご馳走になります。
蒸し暑かったこの日は、オレンジをレモンに、ケイパーはらっきょう酢漬けとピクルスにして
さっぱりめのソースでいただきました。色よく、歯ごたえよくゆでられれば、
いろいろなソースでご馳走になるアスパラガス。まだ、しばらく楽しめますね。



G.W.に訪れたアルザス・コルマールの市場には、ホワイトアスパラガスが並んでいました。
シーズンには少し早かったようですがあまりに安い。毎日4本ずつ購入して、堪能しました。
ボイルにソテー、そんなシンプルな料理があまりに美味しくて。ご機嫌な毎日でした!!


さて、グリーン・アスパラガスの前菜に合わせたのは、バスク料理です。
冷凍しておいたイカスミのソースを使って作ったのは、「ヒイカの墨煮」。
ヒイカは下処理が簡単でやわらかく、安価。鮮度がよいものが手に入ったら
さっとワイン蒸しにして、ソースとからめていただきます。
料理教室のMENUですが、カルディなどで買える手軽なペーストを使って
濃厚なソースを多めに作っておくと、パスタやリゾットなど、かなり使えます。


帰宅時間が読めない日には、顔を見てから仕上げられる料理をよく作ります。
アツアツ、できたてがちゃちゃっと出せるので、おすすめ。
「おいしいなー!!」そんな笑顔が見られれば、それだけでHAPPYですね。
料理教室では、特別なものでなく、日々のご飯に何度も作り、
おもてなしにも活躍する料理をお伝えできればと思っています。

5/26/2016

らっきょうの甘酢漬け


現在、築45年になるマンションが大規模修繕の真っ最中。
ベランダ側も、寝室側も足場が組まれ、職人さんたちが日々、作業中です。
さらに、今週からはお隣がリノベーションのための解体工事に入り、
部屋にいると、地響きのような大きな音とドスンドスンとものすごい振動です。

そんな過酷な環境には、単純作業がむいています。
昨日は、泥付きらっきょう1kgで「らっきょうの甘酢漬け」を作りました。
らっきょうは、泥を洗って皮をむき、真っ白なつるんとした姿にするのに
とっても手間がかかります。「これがなくては、夏は来ぬ!!」
というほど、夫婦そろって好物だからこそできる、単純作業かもしれません。


らっきょうは、漬物としていただくだけでなく、ピクルス代わりにも使います。
昨年はリンゴ酢で作りましたが、今年はレモンや白ワインも加えてピクルス風に。
熱湯をさっと通してザルにあげ、水気を飛ばしたらっきょうをビンに入れ、
軽く沸騰させてからレモンスライスを加え、よく冷ました漬け汁を注ぎます。


ローリエや鷹の爪、粒こしょうなどのスパイスも忘れずに加えましょう。
1週間ほどで、食べられるようになり、冷蔵庫で保存すれは長期保存も可能です。


最後の一瓶となった昨年のらっきょうは、5月25日のシールが付いていました。
偶然にも、今年も同日に甘酢漬けを作りました。

毎年、季節を愉しみながらキッチンで過ごす穏やかな時間。
旬の恵みに感謝して、そんな普通の毎日を大切にしていきたいと思います。

5/25/2016

日野菜のソテー


オーガニックネットワークさんから、隔週で届く土付きの無農薬野菜。
今回は、大根、ニンジン、玉レタス、サニーレタス、グリーンサラダ、小かぶ
そして、写真の日野菜と赤カブ。野菜の色って、とってもキレイ♪♪
関西で漬物にする日野菜は、もう少し白い部分が多いかなぁ。


日野菜は葉も一緒にオリーブオイルでさっとソテーし、塩・こしょうをパラリ。
カブは豚肉とニンニクとともにバターで炒め、仕上げに鍋肌から醤油を少々。
旬の野菜は目で見て愉しく、甘味と苦味がごちそうです。


刻んだ小葱を合わせた納豆は、油揚げに詰めた巾着にして、グリルでこんがり。
塩・こしょう、オリーブオイル、ワインビネガーでさっぱりとした味付けにすれば、
白ワイン(この日はミュスカデ・シュール・リー)にも合う、一品に。おすすめです。

納豆といえば、豆腐と混ぜていただく和え物も、最近のお気に入り。
噛みごたえがあり、風味豊かな国産大粒納豆が、我が家の定番です。

DEAN & DELUCAの食パン



少し前、雑誌「住まいの設備を選ぶ本 SUUMO」の取材を受けました。
我が家のリノベーションをお願いした、Ecco-Decoさんからの紹介です。
久しぶりにお会いする担当のAちゃんから、いただいたお土産がこちら↑。
「DEAN & DELUCA」の抹茶と小豆のミニ食パンです。相変わらずのセンスのよさ♡♡♡。

パンといえば、好みがハード系にかなり偏っているので、
こういう手土産は、ホント嬉しい♪ 岐阜の「GURUMANVITAL」が製造元。
マーブル状に入った抹茶生地の風味と、甘すぎない小豆のバランスがよく
「おいしいねー!! 優しい味だねー!!」と、あっという間になくなりました。


数日後、想像力を駆使して登場した我が家のパンです。
小豆は丹波産を乾燥豆で常備しているので、圧力鍋で煮るところから。
強力粉が足りなくなったり、その他いろいろ改善点は多いものの、
マーブル模様はなんとなくそれっぽくできたので、「よし!!」という感じ。
何度か焼いて、我が家好みの「抹茶と小豆のミニ食パン」を完成させましょう。

Aちゃん、ご馳走さまでした。いつもお心使いありがとうございます。
ぜひぜひ、社長とのランチ会を実現させましょう!!

5/20/2016

上質で美しい香り「ESTEBAN」


夏に向けて、トイレと寝室の香りを新しくしました。
今回は、南仏ラングドッグからセラミックに香りを染み込ませた「ESTEBAN」に。
もっとも輝く風景の一瞬と、姿・形のない香りをセラミックに映し込み、
部屋の中に少しずつとき放つ香りを生み出し、
世界で初めて『香り』をイテンテリアにした・・・といわれています。


風景からうけた感動を香りにしたい・・・というコンセプト通り、
どのコレクションもさりげなく、心地よい香りで、とっても迷いましたが、
トイレには、セダー(ヒマラヤ杉に温かな、フレッシュウッディの香り)、
寝室にアンバー(オリエンタルなバニラとシナモンのアンバーシトラスの香り)を選びました。
たかが香り・・・ではありますが、トイレに行くのが楽しくなるくらいよい香りでして、
いつも一瞬で眠りにつく私ですが、あまりによい香りで夢見心地で眠りにつけます。
ESTEBANは、セラミックにオイルを数滴つけると香りが戻るのところもお気に入り。


我が家は二人そろって、香り好き。
玄関には、英国コロニーのポプリ「バニラ」、
洗面所には、Dr.Vranjesのディフューザー「NORTH」が置いてあります。
天然の香料は、ほんのりとやさしい上質な香りが特徴で、互いに喧嘩しません。
そんなわけで、季節や空間、そのときの気分で、いろいろな香りを楽しんでいます。

梅仕事スタート


今年は、少し早めの梅仕事のスタートです。
「梅もんじゃ けんぼー農園」から届いた、鶯宿梅(おうしゅくうめ)2L~3Lサイズ2kg。
さっと洗って、4時間ほど水についてアクを抜きます。


その前に、届いたばかりの青梅を1粒、塩少々をつけながら丸かじり。
青くてすっぱい初夏の味が口の中いっぱいに広がって、なんて爽やか~!!
昔、父と一緒によく行った夏の草摘み。そのとき食べた”タデ”の味によく似ています。

そういえば、父のことを思い出すのは、食の記憶ばかり・・・。
告別式の日に、父宛てに完熟マンゴーが届き、皆で泣き笑いしたなぁ。
まさか、父が生前予約していた完熟マンゴーが、そんな日に届くなんて!!
とっても食いしん坊の父でした。


さて、まず1kgは、これなくしては夏が始まらない我が家の定番の青梅の密煮に。
専用の剣山でやさしく全体に穴をあけ、沸騰させないように、静かにそっと煮ます。
銅線を多めに入れたので、昨年よりも、少しだけ緑色がきれいに出ましたー。
冷蔵庫で冷やして、涼やかなガラスの器に入れてお茶請けに。食後の水菓子として。
梅の季節になるといつも思うのですが・・・やっぱり銅鍋がほしいなぁ~♪♪ 
目指せ、美しい翡翠梅!



残りの1kgは、今年は梅酒を作らずに、米酢でサワーを作りました。
氷砂糖を加えて仕込むのが王道ですが、グラニュー糖を少しずつ加えて
梅の果肉から、徐々にエキスを抽出する方法を試してみることにしました。
どんなサワーが出来上がるのか、今から楽しみです。


残り少なくなった昨年仕込みの梅酒は、別瓶に移し替え、
よ~く漬かった梅の実で、梅ジャムを作ります。


仕上げにキルシュとシナモンで香り付け。甘酸っぱい大人味のジャムができました。
梅酒を作らないとできない、梅酒の梅ジャム。初夏には欠かせない季節の味です。
6月に入ると、梅仕事の第二弾。梅干し作りが始まります。
大規模修繕中のマンションのベランダでは、例年通りにはいきそうにありませんが
工夫しながら今年も、大好きな梅干し作りを楽しみたいと思っています。

5/16/2016

神田祭例大祭 陰祭



2016年の神田祭は、陰祭です。
昨日は、ちょっと遅れて午後から応援に参加しましたー!!
29歳で初めて神輿に肩をいれさせていただいたときの感激。
久しぶりに和泉町の半纏を着て、少しだけ担がせていただき、
「やっぱり、祭りっていいなぁ~♪」と。



いろいろなご縁が重なり、メンバーになっている神輿会「半粋会」で
いつもお世話になっている和泉町会では、陰の年は町内会を渡御します。


神輿の後の鉢洗いは、秋葉原の中華屋さんで。楽しかったー!!
来年は本祭り。今からワクワクしています。
やっぱり、神輿はいいなぁ。血が騒ぐ~!!

5/11/2016

丸ごとアーティチョーク♪♪


ここ数年、海外旅行はキッチン付のレジデンスホテルやアパートに連泊し、
現地の市場で買い物をして、朝ごはんは家にいるように野菜中心にしっかり食べ、
昼は散歩をしながら、気分次第でカフェでおやつやビストロで軽めのランチ。
夜は予約したレストランでゆっくりと。そんな旅行を楽しんでいます。


この日のランチは、ビストロでMENU(前菜、メイン、デザート)をいただいたので
夜はアパートでゆっくり。前菜は、市場で買ったゆでたてのアーティチョークです。
下処理の仕方はいろいろですが、あまり大きかったので、丸ごとゆでました。
食べながら、下からガクを1枚ずつ外していきます。


まず、ガクの付け根部分の内側を前歯でしごくようにして食べていきます。
初めてこの食べ方をするダーリンは、食べながらコツをつかみ、こんな感じに↑
筍のような、アスパラのような、ブロッコリーの茎芯のような・・・
瓶詰めでは味わえない不思議な味と食感。アルザス産のビールがよく合いました。


すべてのガクを外して半分に切ると、中心部のくぼみには繊毛があります。
それをスプーンでくりぬき、紫部分もちょっぴり硬かったのでカットしました。
可食部↑は、あまりに小さい。でも、感激する美味しさなのです。
塩・こしょう、レモン汁、オリーブオイルを少々。大満足の前菜になりました。
今回の旅行では、「ホワイトアスパラガスを食べる」ことが目的のひとつだったので
存分に味わうのは、またの機会に残しておきましょう。