12/21/2018

洋ナシのカスタードタルト


洋ナシの白ワイン煮があと2個残っていたので、
3時のおやつに洋ナシのカスタードタルトを焼きました。
アーモンドプードルがなかったので、
クレーム・ダマンドでなく全卵で作ったカスタードを
空焼きしたタルトにたっぷり敷き込みました。


縦半分に切り、3~4㎜にスライスした洋ナシをその上に並べ
アーモンドスライスを散らして、180℃のオーブンで20分焼きました。
焼き色がつくまで、もう少ししっかり焼いてもよかったかなぁ。


タルト生地の残りはクッキーに。
甘くない生地なので、ゴマ塩少々をふりかけてみました。
香ばしくて我が家好みのサクサクした食感。
あっという間に食べきってしまいそうです。
母から送ってもらった伊那りんごが冷蔵庫にあるので
クリスマスが終わったらリンゴのタルトも焼きましょう。

季節の果物はそのままでも美味しいけれど
コンポートにすれば日持ちするだけでなく、お菓子にも使えます。
鮮度のよいうちに加工して、旬の美味しさを閉じ込めてしまいましょう。



12/20/2018

ネギ味噌おにぎり


今日のダーリン弁当。焼き味噌おにぎりにしてみました。
味噌づくりワークショップの試食にどうかと、味噌料理の試作中。
「味噌とごはんのバランスはよし。サイズはもう少し小さいと2口でいける。
ごはんは我が家好みの固さだが、試食なら気持ち柔らかめがいいかも。」
そんなメールが届きました。家族ならではのコメントに感謝です。


子供の頃から、自家製味噌と庭のネギで作るネギ味噌は
専用タッパでいつも冷蔵庫に入っていた常備菜の一つでした。
ご飯のお供に、焼きおにぎりに、生野菜につけるディップとして、
挽肉を加えて肉味噌に、そのままで酒のアテにと大活躍。
たっぷりのネギを刻んで、自家製味噌とみりん、酒を加えて練り、
仕上げにゴマ油少々で香りづけ。シンプルなので10分もあれば完成です。


昨夜はふろふき大根にネギ味噌をのせていただきました。
土鍋に昆布を敷いて隠し包丁を入れた大根をのせ、
ひたひたの水を加え強火にかけ、沸騰したらアクをとり、
弱火でコトコト30~40分。柔らかくなったら出来上がり。 


熱々の大根にネギ味噌を適量のせて、さあ召し上がれ。
白味噌で作る上品な甘味噌も好きですが、こちらも絶品。
はふはふ言いながら、いくらでも食べられてしまいます。

柚子味噌、くるみ味噌、ネギ味噌、マヨ味噌・・・
ディップにもなる味噌は冷蔵庫に常備ておけば、
ささっと一品が作れる調味料にもなりますね。

味噌づくりを楽しんだ後に、味噌料理を試食しながらの味噌談義。
参加者の喜んでいただけるように、楽しい試作が続きます。

12/19/2018

大切にしたい包丁とまな板


今年の夏、30年ぶりの大学の同窓会で奈良を訪れた帰り道。
京都に途中下車して、久しぶりに京料理をいただきました。
選んだお店は先斗町にある割烹『余志屋』さん。
美しい無垢のカウンターで、若大将の手元が見える席だったので
熟練された美しい手仕事をたっぷりと拝見することができました。

手入れの行き届いた包丁の美しさと切れ味の良さ、切り口の瑞々しさ。
当たり前のこととはいえ、惚れ惚れと見とれてしまいました。

翌日、新幹線の時間まで散歩した錦市場『有次』で
包丁を1本購入したのは、きちんと食材と向き合いたいという思いから。
鋼とステンレス、それぞれの「切れ味」と「扱いやすさ」という長所を
いかした『平常一品』というシリーズの牛刀です。


購入後には、研ぎ職人さんが仕上げの研ぎと希望者には名入れを行い
その間に、普段のお手入や修理などの説明を受けます。
丁寧に梱包された包丁の切れ味はといえば、いうまでもありません。
料理の時間が短く感じられるほど、仕事が早く終わるのに驚きました。



普段から、まめに研ぎながら使っていたグローバルの包丁4本。
他の場所で借りる包丁は、我が家に比べて切れが悪いと思うことが多かったのですが、
有次の切れ味を知ってしまうと、グローバルの切れ味がどうしても物足りません。
結婚前から使っているものは14年、他の包丁も10年使っていますから、
ここは思い切って、まとめて研ぎの修理に出すことにしました。


パン切り包丁も含め、今まで切れると思っていたことが笑えるほど。
熱々のパンもスッとつぶれずに切れ、トマトは片手でスライスできます。
普段の研ぎは自分で、1年に一回はプロにお任せしよう。
そう思うわずにはいられない、危ないほどの切れ味に仕上がっていました。
一生ものと思える包丁。丁寧に手入れをしながら、使っていきたいです。


包丁の切れ味がよくなると、今度はまな板が物足りない。
削り直しができる3cm厚さの檜のまな板を新調しました。
選んだのはサービスとして3回の削り直し券がつく『OTOITA』というブランド。
名前のとおり、包丁が当たる度にトントンとよい音がするんです。
何だか昭和の台所が我が家にやってきた感じで、ちょっと嬉しい。


側面左右に溝があり、両面使いでひっくり返すときに持ちやすくなっています。
檜のまな板は天然の抗菌作用があり、水をかけてから使えば
野菜などの色移りや肉や魚などの汚れもさっと落ちます。
檜の香りも心地よく、大きさもほどよく、思っていたより軽くてお気に入り。

それでなくても、一日のほとんどをキッチンで過ごしていたのに、
あまりに切るのが楽しくて、ますます料理をする時間が増えそうです。

仕事の相棒でもある台所道具は、手入れをしながら長く使えるものを
愛情をもって大切に使っていきたいと思っています。

12/13/2018

洋ナシのチーズフラン


洋ナシの白ワイン煮でチーズフランを焼きました。
大好きな料理教室のデザートmenuの一つです。
焼きたての熱々を今日のおやつにいただきました!!
ふわふわフランは、タルトのように美しくカットできないので
教室では一人分ずつをココットで焼いてご紹介しています。
でも、やっぱり大きな22cmのタルト皿で焼くのは豪華で楽しい。
来年はこのスタイルでご紹介できたらなぁと思っています。



洋ナシのワイン煮を一度も作っていなかったなーと思っていたら
なんと近所のスーパーで、美味しそうなラ・フランセを発見。
迷わず購入し、少し香りが立つのを待って白ワイン煮に。
赤ワイン、白ワイン、どちらも美味しいですが、
タルトやフラン、ベル・エレーヌにするなら白がおすすめです。


竹串がすっと入ったらできあがり。
そのまま冷まして、冷蔵庫で保存します。
白ワインたっぷりで煮ているので、1か月ぐらいは保存できます。
今日は2個を使ってチーズフランを焼きました。
残りは近々、ベル・エレーヌ(チョコレートがけ)かタルトを作りましょう。

12/11/2018

ほうれん草のラザニア


寒い夜には熱々のオーブン料理がいいですね。
週末には、久しぶりにナポリ風のほうれん草入りラザニアを作りました。
挽肉とほうれん草があれば、冷蔵庫にある材料でできるイタリアン。
ナポリの食を紹介するテレビ番組で見てから、
我が家ではほうれん草が入ったナポリ風のラザニアが定番に。
野菜がたっぷりでヘルシーなので、料理教室でもご紹介しています。


玉ねぎと香味野菜、ニンニク、挽肉、トマト缶で作るラグーソース。
今回は豚の赤身挽肉を使いましたが、合挽きでも、鶏でもお好みで。
肉を加えたらよーく炒めてアクを焼ききるのがポイントです。
まとめて作って冷凍しておけば、忙しいときにも慌てません。

ホワイトソースはバターかオリーブ油で薄力粉を炒め、牛乳で伸ばすだけ。
コツを覚えればフライパンであっという間にできるので、
覚えておけば、季節の野菜で手軽に自家製グラタンが楽しめます。
ちぢみほうれん草は色よく固めに茹でて、チーズはおろしておきましょう。


強力粉40g薄力粉45g卵M1個、塩小さじ1/3、オリーブ油小さじ2を
ボウルに入れて手でよく捏ねて、ラップに包んで30分寝かせます。
6等分して、グラタン皿の形に合わせて1㎜厚さに伸ばしましょう。
少量なので、すりこぎで伸ばしましたー!!



フライパンで2分茹で、菜ばしで氷水にとって引き締めます。


ペーパータオルをはさみながら取り出して、水気をふきます。
ソース2種、ラザニア、ほうれん草、チーズと3回繰り返し
最後はホワイトソースとチーズをのせましょう。
ご馳走にするなら、フレッシュチーズのモッツァレラやリコッタと
ペコリノロマーノやパルミジアーノなどの2種類を使いましょう。


スーパーでダーリンがラベル買いしたサンジョベーゼ。
それはもう、バッチリのマリアージュでした。


前菜は、モッツァレラチーズとポテト、ブロッコリーの温サラダ。
バリっとさせたレタスに熱々のサラダをのせていただきます。

寒くなったら温かい料理が美味しく感じられます。
旬のほうれん草やブロッコリーも味わいが濃くなって
登場回数も増えてきます。

体にいいから…でなく、旬の食材を中心にした食生活が
一番の健康の秘訣だと思っています。
食べて美味しいだけでなく、とっても経済的。
その上、季節に必要な栄養素が豊富なのですから。
あとは、体を冷やさないことと、ニコニコご機嫌に過ごすこと。
この冬も元気に過ごしていきたいですね。

12/09/2018

芋ようかんのアレンジ


今日のおやつは芋ようかんのアレンジバージョン。
といっても、プレーンの芋ようかんにゴマ塩をまぶしたものと
シナモンを少々ふりかけたものの2種とプレーンを1切れずつ。
丁寧にいれた玉露芽茶で、ほっこりした3時のおやつでした。


さつま芋は1.5cmの輪切りにし、厚めに皮をむきましょう。
水が濁らなくなるまで、何度もさらし、水気をきります。
耐熱皿に並べてラップをかけて、レンジで7~9分加熱。
竹串がすっと通ったら、熱いうちにフードプロセッサーへ。


25年ほど使っているクイジナート。もちろん今でもバリバリ現役。
パン生地をこねることから、挽肉づくりまで、なんでもこなす優等生です。
さつま芋の1/10量の砂糖とラム酒をお好みで入れ、様子を見ながら回します。
粘りが出てまとまってきたら、流し缶へ。


ゴムベラでならしたら、ラップをかけてスケッパーでしっかりプレス。
角を上手に使って、体重をかけてしっかりと。
粗熱が取れたら冷蔵庫でしっかり冷やし固めます。あっという間に完成です。
お子様には、ラム酒の代わりにバニラエッセンスやレモン汁、オレンジ果汁でも。


厚めにむいた皮は捨てずにチップスに。
フライパンに入れてひたひたの油を加えて火をつけます。
大きな泡が小さくなり、続いてプーっと膨れてよい色がついたら
網にあげて油をよくきり、塩こしょうをふります。
甘い芋ようかんにちょっと添えると、アクセントになります。


小さくカットして2切れづつをカップに入れてラッピング。
乾かないようにセロハンをのせれば、手土産に喜ばれます。
砂糖の種類や香りづけで、洋風おやつにもなる芋ようかん。
お正月におせち料理の栗きんとんの代わりに作る生徒さんもいます。
手軽に作れるおやつとして、料理教室でも人気のMENU。
あまりに簡単なので、ぜひ作ってみてくださいね。