5/29/2015

仕事道具のメンテナンス



 

キッチンの換気扇。日々、酷使しているのでメンテナンスが欠かせません。
キッチンの油汚れは、貯めないことが肝心。汚れの上に汚れが重なると、
それはもう頑固で、さまざまな臭いも吸着されていきます。
私にとっては、換気扇も包丁や鍋と同様に、大切な仕事道具。
専用の洗剤で、スッキリさせると、気持ちまでもスッキリしてきます。



















キッチンの壁はすべて、アイカセラールのキッチンパネル「ピュアホワイト」。
不燃化粧版なので、水と熱に強く、洗剤をつけた布でキュキュっと磨けます。
天板は、サムスンのスタロン(人口アクリル大理石)のホワイト。
こちらも、クレンザーとスポンジで磨くことができるので、いつでも清潔。
汚れが目立つホワイトにしたので、日々のお手入れがシンプルです。






















激しく使う水回りは、飲食店の床などにも使える耐水性のタイル貼りに。
食器を落としたら、もう諦めるしかない破壊力ではありますが、
その分、大切な食器やグラスは丁寧に扱うようになりました(笑)。



















毎月の料理教室の準備は、仕事道具のメンテナンスからスタート。
6月も生徒の皆さんに喜んでいただけるように、気合い入れていきましょう!!
(空回りしないように、がんばります・・・)

5/28/2015

Less is more


ジメジメした季節を前に、床をオスモウォッシュアンドケア-で水拭きしました。
我が家の床は無垢のパイン。3年半で、よいアメ色に変化してきています。


お世話になった工務店TANKさんに、施工の際、天然塗料のオスモで仕上げて
いただいきました。我がままな要望を適えてくださり、今更ながら感謝しています。
なので、普段の手入れは、オスモ・ウォッシュアンドケアで、水拭きを2週間に一度。
年に1~2回は、オスモ・ワックスアンドクリーナーで、ツヤと撥水性を補うだけ。

お手入れ後の床はサラサラで気持ちよく、ほんのりオレンジの香りがします。
なので、この季節・・・お酒がすすむと、ついつい床へ・・・。

毎日の食事、寛ぎ、ストレッチ、料理教室、着付け教室・・・と多目的スペースのLDK。
いつもさっぱりと、清潔にしておきたいなぁと思っています。

ドイツ出身の建築家 Ludwid Mies van der Rohe の
「Less is more (少ないほうが豊かである)」という言葉が好きです。
これからも、自由な空間がある暮らしを、日々、楽しんでいきたいと思います。







たまには気取って


玉村豊男さんがオーナーとして知られるワイナリー&カフェ・レストランです。

穂高連峰から五竜岳まで連なる北アルプスの雄大な景色。
そこに沈む美しい夕日を眺めながら、いただいたサパー。
その前菜が、名産の信州サーモンのミ・キュイでした。
食材の中心温度を65℃前後で加熱して、たんぱく質が水分を保ちながら
ミディアム・レア状態に調理する「ミ・キュイ」。究極の火入れに感激!!

でも、ミ・キュイ以上に注目したのは、お皿に添えてあったタルタルでした。
スモークした信州サーモンとアボカド、ピクルスなどをたたいて小さく丸め、
その周囲をアルファ・アルファで包んであったのです。
見た目と食感のギャップ。口の中ですべての食材がひとつになる楽しさ。
ということで、たまには気取って”セルクル仕立て”で再現してみました。

アボカドにはレモン汁とハーブ、サーモンには新たまねぎとケイパー。
レモン風味のドレッシングを仕上げにかけて、さっぱりと。
間引きしたベランダのラディッシュの辛味が、思いがけずよいアクセントに。
合わせるハーブや食材を研究して、レッスンでもご紹介できたらと思っています。



























7月のレッスンのメイン料理として検討中のトスカーナ料理「カチャトーラ」。
猟師風の意味があり、鶏肉やウサギなどをトマトソースで豪快に煮込みます。
ワインビネガーを使う「ローマ風カチャトーラ」も、夏にはおすすめ。
きのこたっぷりが定番ですが、夏野菜でアレンジしてみても美味しいです。

7月のMENUは、こんな感じで検討中です。

 ・前  菜: ナスのカルパッチョ
 ・メ イ ン:  鶏肉と夏野菜のカチャトーラ
 ・デザート:ティラミス

日程:7月6日(月)、7日(火)、8日(水)、9日(木)、10日(金) 10時半~14時(予定)
場所:マーズ・キッチン、定員:1~4名、レッスン費:7000円(税込)

詳細が決まりましたら、あらためてご案内したいと思います。
夏野菜がおいしい季節がやってきます♪♪


5/27/2015

初めてのプチトマト作り


今年初めて苗を買って、ベランダのプランターで育てているプチトマト。
育てやすいというアイコ、イエローアイコ、千果、フルティカの4種ですが、
今朝見てみると、フルティカに青いトマトの実が2つできていました。
赤くなるには20日ほどかかるようです。楽しみ!!


こちらは、種から育てているラディッシュ。もう少し成長したら、間引きします。
抜いた葉は、プチリーフとしてサラダでいただきましょう。
ラディッシュも初挑戦なので、毎日、気になって仕方ありません。
あんまり見ていると、大きくならないかもしれませんね。



























こちらのナス(品種:ごちそう)は、苗屋さんがおまけで同梱してくれたもの。
ベランダにはあんまり似合わない感じなのですが、花が咲いて元気いっぱい。
ダーリンは、この茄子の成長が一番楽しみなようです。茄子好きなので。

この夏、大切に育てていた山椒が枯れてしまい、しばし落ち込んでおりました。
でも、今はプチトマトやラディッシュ、なす、他のハーブたちが元気いっぱい。
山椒の大鉢は挿し木が根付いたローズマリーを植え替えて、気分も新たに!!
小さなベランダから、パワーをもらう毎日です。


5/26/2015

新しょうがの甘酢漬け



 

新しょうがの季節です。
近所のスーパーでも、鮮度のよいものが並ぶようになりました。
さっと洗って汚れを落とし、小分けにしてからできるだけ薄切りに。

 

熱湯に30秒ほど通してアクと辛味をとり、手早くざるに広げます。
全体に塩少々をふって一呼吸。塩が溶けて粗熱がとれたら、
キュッと絞って、ほぐしながら瓶の中へ。
そこに、昆布だしで作った甘酢を加えれば、ほんのりピンク色に染まります。

この魔法のような瞬間が嬉しくて、毎年、作らずにいられない保存食。
自家製ガリは甘さも控えめ、さっぱりとした味わいがクセになります。
あと2瓶は、梅酢漬けで作りましょう。真っ赤な色が、それは美しいのです。

5/25/2015

グリーンカレーの季節

蒸し暑い季節になると、ピリっと辛いカレーが恋しくなります。
この日はダーリンのリクエストで、タイ風のグリーンカレーに。
具はパプリカ、ピーマン、オクラ、マッシュルーム、新たまねぎ、鶏ムネ肉。
鍋の中の色が微妙なのは、ナスを買い忘れたことが原因。
ナス紫紺色が入ることで、色彩はぐっと引き締まり、食欲が増すのだけれど
なんとも間の抜けた感じです。味はいつも通り変わりなく、辛ウマです。




料理教室のときのMENUどおり、前菜はヤム・ウン・セン(春雨サラダ)。
春雨の量が少なかったけれど、その分、野菜たっぷりでシャキシャキの仕上がり。
思いがけず、好みのさっぱり加減。これはこれで、ありかもしれません。
豚ひき肉、海老、パプリカ、新たまねぎ、香菜、レタス、わけぎ、きゅうり、カシューナッツ。
ナンプラーをきかせた味付けは、グリーンカレーによく合います。

季節の変化とともに、体が欲する食べ物も変化します。
体の声がいつも聞こえる健康状態を、キープしていきたいですね。

5/20/2015

色鮮やかな夏野菜



























 「夏野菜の揚げ浸し」の季節がやってきました。
定番のお惣菜ですが、マーズ・キッチンでも人気のMENUです。
濃い目の出汁をとり、みりんと薄口で調味して冷やした漬け汁に
素揚げした野菜を、揚げたそばからどんどん漬けていくだけ。
冷めながら、よいお出汁を野菜がたっぷりと吸っていきます。





カラフルな見た目も夏野菜ならでは。
ジメジメした日でも、食欲が沸いて元気になれるおすすめの一品です。

 

この日は、なめたガレイと新ごぼうの煮物ときゅうりとわかめの三杯酢、
玄米ご飯、大根と油揚げの味噌汁、ふきの葉の佃煮で晩ごはん。

 

 

外食でフルコースとワインを堪能した翌日の晩ごはんは、和食であっさりと。
大根と焼き豚のミルフィーユ、黒豆ときゅうり、プチトマトの和え物、
焼き厚揚げ、ピーマンのちりめんじゃこ炒め、わかめの味噌汁、ご飯。

心がけるのは、野菜たっぷり、良質なたんぱく質、海草を一品、
塩分控えめ、味付けが重ならないように・・・といったところでしょうか。
薬味やレモンを上手に使って、味わいにアクセントをつけていきます。

洋食MENUのときに肉類を食べることが多いので、和食のときには
豆腐・大豆製品、豆類、魚介類からたんぱく質を摂りたいと思っています。
教室の試作ごはんも楽しいですが、素朴な和食も大好きです。

カリカリ ポリポリ

今年も、らっきょうを漬けました。とりあえず500g。
売り場には1kg入りもあったのですが、今回は小さいほうの袋を一つだけ。

らっきょうのお掃除は、500gでも30分ほどかかります。
一度にたくさんすると疲れてしまうし、手が痛くなったりするので
今年は、らっきょうが出回る6月までに4回に分けて、2kg漬ける予定。

ここ数年、500gしか作らなかったので、秋前には食べきってしまいます。
カレーやご飯のお供に、酒の肴として、「らっきょう、ないの?」と
何度もリクエストがあったので、少し多めに漬けることにしました。

甘すぎず、シンプルな味付けにしておくと
タルタルソースやスタッフ・ド・エッグのピクルス代わりにも使えます。
カリカリ、ポリポリ、子供の頃は苦手だった食感も今では好物。
味覚も大人になりました(笑)。

らっきょう、梅、バジルソース・・・季節限定の仕事が始まります。

5/19/2015

父の思い出とともに

父の七回忌の連絡が、兄からありました。

父からの誕生日プレゼント、伊賀焼の土鍋でご飯を炊くたびに
全国の美味しいものと通販が大好きだった父のことを思い出します。
炊飯器を使わなくなって、十数年。その理由はこちらのblogに。
今も変わらず現役。
最新の炊飯器のことはわからないけれど、2合な15分、3合なら19分で
炊けるところ、よい加減におこげができるところ、吹きこぼれの心配なし、
コロンとした愛くるしい形・・・が特にお気に入り。宝物です。



かつお節を削っているときにも、父の声が聞こえるような気がします。
「今日はいい音がしているな。上手になったなー。手を切るんじゃないぞ。」
納豆やほうれん草のお浸し、白菜のお漬物などが食卓に並ぶときには
かつお節削りが、小学生の頃の私の仕事でした。

かつお節パックを知ったとき、あまりの便利さに驚いたけれど
小さい頃からの習慣で、ダシをひく花がつおを使う以外は、自分で削ります。
最近、お気に入りの納豆のひとつ「国産大粒大豆」。
たっぷりのかつお節に海人の藻塩、ごま油がマイ・ブームです。

子供の頃の朝ごはんの記憶には、父の思い出とともに
ごはんの炊ける匂いや煮干だしの香り、かつお節を削る音・・・
さまざまな香りと音が重なっています。

5/18/2015

益子焼陶器市での出会い

今年のGWに、約10年ぶりに益子焼陶器市に行きました。
大好きな作家さんが何人かいて、新しい作品を購入できたらと思いつつ、
新しい作家さんとの出会いも、ちょっぴり期待しての再訪でした。
結局、購入したのはこの3枚。今回、初めて出会った作家さんの作品です。

 

30cmの大皿は、艶やかで落ち着いた茶褐色の飴色に一目惚れ。
以前、伺った小料理屋さんで、「菜の花と蛍烏賊の和え物」が飴色の小鉢に
盛りつけられた美しさに魅せられ、飴色の器がずっと気になっていました。
黒よりも、料理をやさしく包み込み、引き立ててくれる気がして・・・。
谷口直之さんの作品。鉄を通常の倍以上使うことで生まれる飴色だそう。
とても穏やかで、優しい雰囲気の素敵な方でした。
ご本人に直接、お会いできるのも陶器市の魅力のひとつですね。

 

 

この2枚は田代倫章さんの作品。なんともいえない繊細なバランスのフォルム。
すっとしている佇まいがあまりに美しく、通り過ぎることができませんでした。
田代さんご本人も、とても無口で、この器のように繊細な雰囲気の方。
ピーマンのジャコ炒め、おからの炊いたん・・・何気ないお惣菜がこのとおり。

いただいたプロフィールを見ると、谷口さんは1978年、田代さんは1979年生まれ。
10年前に出会った作家さんたちも、展示即売していらっしゃったのですが・・・、
30代の若い作家さんたちの勢いを感じる、10年ぶりの陶器市になりました。

若い頃は、朝から夕方まで陶器市をくまなく歩きまわった記憶がありますが、
今回、益子に滞在した時間は1時間半ほど。あまりに短い(笑)。
美しいと感じるもの、心地よいと感じるものが、自分の中で、
はっきりとしてきたのだと思います。そして、必要かどうかも即決できる。

この10年で、私自身も変化していることを知る小さな旅になりました。
お気に入りの器を大切に使いながら、日々丁寧に暮らしていきたいです。

5/17/2015

焼きたてベーグル



























ちょっと早起きして、久しぶりにベーグルを焼きました。
発酵時間が短いベーグルは、計量から1時間半ぐらいで完成。
洗濯機をまわしたり、家事をしながらできるので気楽です。
これから焼きたてのベーグルで、のんびりゆっくり朝ごはん♪

 

国産無農薬栽培のグレープフルーツで作った、シーズン最後のジャム。
フレッシュなままで、プチプチした果実を満喫した皮も一緒に刻んで
3個分+α(約1kg)のみずみずしさを、しっかり瓶に閉じ込めました。

何だかお腹がすいてきました。さあ、朝ごはんにしましょう。

5/14/2015

6月の料理教室MENUご案内



大変お待たせいただいました。迷いに迷った6月のMENUが決まりました。
「40にして惑わず、50にして天命を知る・・・」なんて、夢のまた夢。
50にして、まだまだ惑ってばかりです。それが私らしいといえば、らしいけれど。
それでも、MENUを考えるのは楽しい作業で、気持ちは6月に向いています。

6月は「初夏を楽しむほっこり和食」です。参加ご希望の方は、ぜひどうぞ!
<MENU>
・たたきキュウリ 新ショウガの香り
・おからのたいたん
・塩角煮
・甘酢漬けみょうがのひと口寿司
・オクラのむら雲汁
・氷豆腐 黒蜜をかけて(冷菓)

日程:6月8日(月)、9日(火)、10日(水)、11日(木)、12日(金)、10時半~14時(予定)
定員:4名   レッスン費:7000円(税込、材料費込)
場所:マーズ・キッチン(都立大学駅徒歩7分・詳細は受付時に)
申込締切日:5月29日(金) 
※体験レッスンは空きのあるクラスで受付中。プライベートレッスンも可能です。
 お友達同士で、ご希望日にレッスンを設定できます。お問い合わせください。

お申込み、お問い合わせはこちらからどうぞ。





















築40年のエコな我が家

 

我が家の設計をお願いした田中さんから、リフォームの雑誌が届きました。
部屋を斜めに切った間取りでLDKを広く確保し、パントリーまで作ってくれた
魔法のような設計。自然光を生かす感性と斬新さに、驚いた家づくりでした。
築40年というマンション小さな部屋をフルリノベーションしてから、早くも3年半。
床や家具の経年変化を楽しみながら、穏やかな毎日を過ごしています。


お天気がよかった昨日は、台風5号の豪雨で、激しく汚れていたベランダと窓、
網戸を掃除。ピカピカな窓を見ていると、気持ちまで明るくなりますね。



















窓越しに見える景色もクリアになり、あー気持ちいい。
お天気のよい日には、遠くにBay Bridgeが小さ~く見えます。



















真南を向いているリビングは、自然の恩恵がたっぷり。
夏は太陽の位置が高くなるので、真夏日でも日中の我が家は日陰に。
冬は反対に太陽の位置が低くなり、暖房要らずの暖かさです。

中古マンションのリノベーションを専門とする会社「EcoDeco」。
我が家も、何から何まで、担当のAさんに甘えてお世話になりました。
http://www.ecodeco.biz/

魅力的な事例物件が数多く紹介されていて、見ているだけで楽しいです。
http://www.ecodeco.biz/voice/index.html

さまざまな偶然と出会いが重なり、今、ここに住んでいる不思議さ。
家づくりに関わってくださった皆さんに、感謝する毎日です。
この家と一緒に、素敵に経年変化できたらいいなぁ。