1/30/2017

食事とお酒のお愉しみ


冷蔵庫の野菜室を整理したいとき、活躍するミニサイズの中華セイロ。
かれこれ25年も使っている、大好きな調理道具のひとつです。
野菜を切って並べて蒸すだけですが、これがかなりイケルのです。
この日は多めに作り、冷凍しておいた餃子と一緒に中華風の晩ごはん。


ラジオで知った、宇都宮の餃子屋さん直伝の焼き方を覚えてから
餃子が安定して上手に焼けるようになりました。
フライパンに餃子を並べ、100ccほどの水を入れたら、蓋をして強火に。
沸騰したら弱めの中火で水分がなくなるまで蒸し焼きにして、
蓋をとって、ごま油をひと回しふりかけて、カリッと焼きあげます。

蒸し野菜はそのままでも十分に、野菜の旨みが味わえますが
塩・こしょうを少々と、七味唐辛子をかけると甘味がぐっと引き立ちます。


合わせたのはスペインワイン「Bodegas San Alejandro evodia」。
選んだというか、セラーのデイリーワインはガルナッチャ100%のこのワインと
ボルドーのカベルネだけだったので、スパイシーなこちらを選択。
”悪くないねー!”というか、にんにく、しょうが、ねぎ、にらがたっぷりの
我が家の餃子には、ロゼよりも合うかもしれません。


刺身が食べたいなーと思い、出かけた近所の魚やさん。
並んでいた鯛、本まぐろ、アジ、ハマチなど養殖ものの刺身には心惹かれず、
今が旬の芝エビと目が合ったので、予定変更。芝えびのから揚げと天ぷらに。
新ものの鹿児島産ソラマメもサクッと天ぷらにして、先どりの春を愉しみました。

2人分でこの量なので、他にはゆず大根と水菜の海苔和えでさっぱりと。
この日は、いただきもののスパークリング日本酒「七賢 山の霞」。
瓶内二次発酵ならではの細かい泡とフルーティな吟醸香。
ちょっぴり甘いが、後味は爽やか。くいくいいける危険なお酒です。
春を感じながら、ほろ酔い気分(^^♪ ごちそうさまでした。

毎日、飲んだくれているような我が家ですが、週2回は休肝日あり。
旬の食材と料理、お酒のマリアージュを、細く長~く愉しんでいきたいです。

1/27/2017

懐かしのバナナ・ブレッド


皮が真っ黒になり、一瞬、食べられるか心配になるほどに
完熟したバナナが3本。さて、何を作りましょうか?

朝ごはんを食べながらリクエストされたのは「バナナ・ブレッド」。
学生時代にアルバイトしていたフランス料理店で教えてもらった
ヒルトン東京のバナナ・ブレッドが大好きだったんだそう。


調べてみると、知る人ぞ知るヒルトン東京創業以来の伝統の味で、
あちこちのブログで紹介されているほどに熱烈なファンが多い。
バナナ2本分が入った食べ応えのあるヒルトン東京オリジナル。
甘さ控えめなので、朝食としてもティータイムのお供にもおすすめだそう。


こちらはバナナ3本入り(完熟(^^♪)甘さはもちろんグッと控え目で
シナモンとキルシュ、くるみもたっぷり入れました。
さて、おやつタイムまで待てるかどうか。

近々きっと、勤務先が新宿のダーリンが
懐かしのその味を買ってきてくれるに違いありません(^^♪

1/26/2017

FONTANIELSとラムチョップ


1月のレッスンでは、ラムチョップを塊で購入して
レッスン日の人数に合わせ、切り分けて使っていました。
最後は、ダーリンのリクエストで、塊のまま香草パン粉焼きに。
フライパンでこんがりと焼き色をつけてから、マスタードを塗って
ハーブ入りのパン粉をのせてオーブンへ。
塊で焼くからこその肉汁と柔らかさ。思わず無言になりました。


合わせたデイリーワインは、ラングドッグのピノノワール。
その名も「フォンテーヌ=FONTAINE 泉、アニエル=ANIELS 仔羊」
合わせて、FONTANIELS “仔羊の泉”だそう。合わないわけがありませぬ。

前菜はレタスとブロッコリー、スナップエンドウとグリーンサラダ。
ドレッシングの酢をバルサミコにすることで、赤ワインとの相性も◎。
毎日の家ごはんづくりが楽しくて。

日々、私のごはんを喜んで食べてくれるダーリンに、
料理好きな子供に育ててくれた母と、天国の父に、家族に
たくさんの友人たちに、生徒さんたちに、感謝した夜でした。

小さな花があるだけで


我が家の小さなベランダガーデン。
12月のはじめに植えたビオラが少しずつ大きくなっています。
朝からお天気で気持ちがよかった今日は、
ベランダで花殻を摘んだり、伸びてきた花を切り戻したり。
こんな風に、さりげなく活ける花が一番好きです。


無垢のやさしい木の色と白、グリーン。
可愛らしいビオラがそこに加わるだけで、ニコニコ楽しくなってきます。
器と料理の色合わせを客観的に見るときにも
白いカウンターや壁は、よい仕事をしてくれています。



ビオラはエディブルフラワーで、あとはハーブのミント、コリアンダー、
レモンバーム、セイジ、ローズマリー、チャービル、シブレット、
ワイルドストロベリー・・・全部、食べられる植物です(笑)。
この場所があるだけで、より季節を敏感に感じられるような・・・。
毎日の食卓に彩りを添えてくれる花とハーブ。
私にとって、ベランダ・ガーデンは大切な場所になっています。


先週水曜日のレッスンで、生徒さんからいただいたラナンキュラス。
一週間たってもまだ、こんなに元気に咲いています。
なんて繊細で優しい表情をしている花でしょう。
見ているだけで、心までふんわりと優しくなってくるようです。

1/24/2017

1月のテーブルコーディネート


1月の料理教室も終わり、テーブルコーディネートの記録です。
今月は、最後までいろいろと悩みましたが、最終的にはこんな雰囲気に。
一年で最も寒い大寒の頃。芽吹き前の木々や硬い地面の焦げ茶色に
春を告げる水仙や福寿草などの明るいイエローを組み合わせてみました。

                  写真提供:ブルーインパルス / PIXTA
ベルギー・フランドル地方のペギン会修道院の庭の写真。



今月もレッスンにご参加いただき、ありがとうございました。
早速作り、家族や友人に喜んでいただけたとご報告をいただき、うるうる(涙)。
2017年も、今の私自身の精一杯+αで準備して、お迎えしたいと思います。
おいしい料理で、少しでもおいしい笑顔が広がっていきますように。

2月の料理教室はこちらでご案内。参加者募集中です。
お申込み&お問いあわせ、お待ちしています。

1/20/2017

ワインと料理のマリアージュ


昨夜はとても寒い夜だったので、煮込み料理の晩ごはん。
レッスン中のラム肉を余分にお取り寄せしているので「カスレ」を作りました。
粗挽きソーセージ、豚すね肉、ラムチョップ入りで豪華です。
お店に並び始めた菜花とマッシュルームをマスタード・ドレッシングでサラダに。
サラダで春を感じつつ、熱々の煮込み料理でカラダを温めました。

合わせたワインは、スペインの「ARTIGA&FUSTEL MYNUS+ 2014」。

ガルナッチャ80%、テンプラニーリョ20%という初めての組み合わせ。
開けてすぐは「ふーん」2品種がケンカしてるかも・・・という感じがしけれど、
空気にふれて変化しながら、よいバランスのワインに。
黒い果実の香りや甘味が感じられ、土のにおいとスパイス香もあり。
酸味と渋味は控え目で、口当たりもまろやかなミディアムボディ。
これで1000円以下なんて、デイリーワインとして申し分なしです。
ワインの名前「マイナス プラス」に納得しながら、美味しくいただきました(^^♪



その前日は、冬といえばの我が家の定番「タラとポテトとレモンの重ね焼き」に。
レモンケーキの試作で、皮を削ったレモンが冷蔵庫に。
なのでレモンとタラとポテトの色が同じになって、見た目は今ひとつですが、
この料理が大好きなダーリンは、いつにも増してご機嫌でした。
そういう料理がいくつかあると、主婦としては助かりますね(^^♪


前菜は、アボカドがあったので、「キャベツとアボカドと玉ねぎのサラダ」に。
合わせたワインはシチリアのシャルドネ「LUMA Chardonnay 2015」。

 トロピカルフルーツやシトラスを思わせる生き生きとしたきれいな酸と
 樽のほのかな香り、そして余韻のアーモンが特徴。
 魚貝類のスープ、焼き魚、リゾットやカニ料理などとの相性バッチリ!

ワインの説明どおり、レモンと一緒に焼いたタラにも、
レモン汁をたっぷり使ったアボカドのサラダにも、なかなかの相性でした。
ワインと料理のマリアージュ。
日々のごはんと合わせるデイリーワインでも、十分に楽しめます。



今月の料理教室でサービスしているサヴォア地方の白ワインは
生徒さんにも大好評。チーズフォンデュによく合います。
「Vin de Savoie “Les Abymes”2015  Domaine Philippe Ravier」

今日ご紹介のワインは、楽天「うきうきワインの玉手箱」からの
お取り寄せ。ネットも近所の酒屋さんも、どちらも利用しています。

1/17/2017

Caillette-カイエット


深夜のテレビ番組で、フランス人の女の子が作っていた料理Caillette(カイエット)。
あまりに美味しそうだったので、ネット検索して作ることにしたのは
友人との昨年のクリスマスパーティでした。

多めに作り、冷凍しておいたのを解凍し、昨夜の晩ごはんで食べました。
一緒に焼いたのは、白菜の芯の部分。ただローストしただけなのにこの甘さ。
そして、冷凍してもまったく遜色なく、立派なメインとなるカイエット。すばらしい(^^♪
ブロッコリーと長芋のグラタンも作って、アツアツ、ホクホク、ポカポカ。


生ラム肉と豚バラ肉をフードプロセッサーでミンチにして、血抜きした豚レバーは1㎝角、
粗みじんにしたベーコン、セロリとほうれん草は茹でて水気をきりみじん切りに。
それらをスパイスやラム酒とともに練り、ピンポン玉ほどの大きさに丸めます。


最後に豚の網脂をかぶせてカットし、くるんと包んでバターを一かけずつのせ
180℃のオーブンでこんがりとよい色がつくまで30分ほど焼きましょう。


クリスマスパーティでは、クレソンのサラダを別盛りで付け合わせました。
初めて作った初めての味に感激。もっとにく肉々しいかと思ったら
ほうれん草がたっぷり入っているので、やさしい食感と味わいでした。
網脂もたくさんあるし、もう少し研究し、カイエットを我が家の定番にいたしましょう。
世界中にはまだまだ未知の味のほうが多いのだから、考えるだけでワクワクです。

beautiful sunset !!


today's sunset


5days ago

1/16/2017

繻子の小紋でコンサート



週末はブルーノート東京でテナーサックスのレジェンド
「チャールズ・ロイド」のコンサートに行ってきました。
なんと・・・・ロイドじいさん今年、79歳ですとー!!
演奏は静かに始まり、徐々にヒートアップ!!
メンバーが奏でる音楽と客席が一体となって揺れる心地よさ(^^♪
それはそれは素敵な演奏に、感激で心がふるえた夜でした。
51歳なんて、まだまだ子供だわ・・・と思えたのはロイド爺さんのおかげです。

選んだ着物は、着付けの大先輩から譲っていただいた繻子地の小紋。
色も柄も、光沢のある繻子地も、どれも現代では見られない希少なもの。
仕付け糸がついたままで譲っていただき、大切に着ています。


ジャズのコンサートなので、3匹のウサギが楽器を演奏する名古屋帯で。
目立つ色の着物なのと、レストランでの食事もあったので、
小物類は色数少なく同系色でまとめました。
象形文字みたいな柄は、手書き?型染め?とにかく個性的です。

ダーリンはこんな私の装いとケンカしないよう、黒のタートルに黒のパンツ。
グレーのジャケットでシックにまとめてくれました。

コンサートの後は、歩いてすぐのバスク料理の「ローブリュー」へ。
レジェンドの演奏に心踊り、桜井シェフの料理を夢見心地で堪能しました。
実は初めて食べたシェフの「スープ・ド・ポワソン」。
南仏セト(Sète)やニース食べたそれをこえる香り、旨味、濃厚さ。そして洗練。
添えられたアイヨリとチーズも本場そのもの。あまりの美味しさに言葉にならず・・・。


1月は着物姿でサービスするマダムは、相変わらず美しく素敵な笑顔。
お忙しい中、少しだけお話もできて嬉しかったです。ご馳走さまでした。
今年は、海バスク&山バスクにぐーっと心が傾きつつあります。

1/13/2017

ご当地ワインと郷土料理


来週からスタートする料理教室のワインが届いたので
試作をかねてマリアージュのための晩ごはん。
チーズフォンデュに使うチーズはスイス産のグリエールとエメンタール。
合わせたワインは、スイスとの国境に隣接するサヴォワ地方の白ワイン。
「Vin de Savoie “Les Abymes”2015  Domaine Philippe Ravier」
ジャケール種100%で作られいるこのワイン、
チーズフォンデュの本場とあって、すばらしいマリアージュに。
理屈抜きで、郷土料理はその土地のワインととてもよく合います。
レッスンでぜひ、味わってみてくださいね。


一人あたりで、グリーエールとエメンタールを50gずつ。
写真は2人分で、各100gをチーズグレイダーで削りました。
多いかな?という感じですが、あっという間に食べきってしまいます。
レッスンでは、季節の野菜とバケットをご用意し
白ワイン、キルシュ、牛乳を使ったレシピをご紹介します。お楽しみに(^^♪


メインは「ラムチョップの苺ソース添え」です。
レッスン用のラムチョップは来週届くので、
この日は生ラムロースで作りました。
ローズマリーの風味をつけてソテーしたラム肉を
甘酸っぱい苺とバルサミコのソースでいただきます。

チーズフォンデュとメインがボリュームたっぷりなので
季節のフルーツをリキュール漬けにした「マセドニア」でさっぱりと。
今月のレッスンも、とても楽しいMENUになりました。

来週は寒さも厳しくなりそうですが、どうぞ楽しみにおいでください。
18日(水)、21日(土)はまだ、参加可能です。
ご希望の方は、お問い合わせくださいね。お待ちしています。

1/12/2017

2月料理教室の詳細


2月料理教室、詳細のご案内です。
前菜のピンチョスは、何を選ぼうかずいぶんと迷いましたが、
手軽な材料で作れ、友人たちに人気の3品をご紹介したいと思います。
・トマトのクスクスサラダ詰め
・タコのガリシア風とオレンジ
・マッシュルームのアヒージョ
スパイスやハーブを使って、3つの味わいを楽しみます。


メインは「魚介のフィデオア(パスタパエリア)」です。
レッスンでは、極細パスタのカッペリーニを使って作ります。
お米のパエリアよりも短時間ででき、失敗がないのが嬉しい一品。
魚介の種類は、試作しながらもう少し悩みたいと思います。


デザートは「レモンケーキ」に。
市販されているものはレモンチョコレートでのコーティングが多いですが
レッスンでは、粉砂糖とレモン汁で作るアイシングとピスタチオで仕上げます。
レモンの香りが爽やかで、ふわふわ、しっとり、甘酸っぱい。
春が近づくと食べたくなる、胸がキュンとなるお菓子のひとつです。

ダーリンは「おいしい!おいしい!」と、夕食後に2個ペロリ。
今日はお弁当にも、持っていきました。なんだか子供みたいです(苦)。
バターを使わないレシピなので、フィナンシェに比べるとグッと軽やか。
甘さをもう少し控えても、しっとりふわふわなレシピを試作で探ります。

1月の料理教室は18日(水)、21日(土)は参加可能です。
ご希望の方はお問い合わせくださいね。

<2月料理教室ご案内>
●MENU
・ピンチョス3種
・魚介のフィデオア(パスタパエリア)
・レモンケーキ
●日程
2月14日(火)、15日(水)、17日(金)、18日(土)10時半~14時半(予定)
●レッスン費 7,000円(税込) ●定員4名

※MENUは材料の都合などにより変更することもあります。ご了解ください。
※日程確定後、お振込みください
※教室の詳細はこちらのHPをご覧ください。
※2~4名で、希望日にレッスン可能です。お問い合わせください。

長井紬で個展へ


お天気がよい日が続くと、着物でのお出かけも楽しくなります。
昨日は友人グループの石鹸カービングの個展で、築地まで出かけました。
選んだ着物は、変わり格子が個性的な長井紬の綾八丈です。


綾織によって生み出される光沢のある地紋がとても美しく、
紬なのに華やかな印象。帯まわりはクリームの織名古屋と柿色の小物で
この紬のコーディネートとしては、可愛い雰囲気になりました。

ベルベットのコートは、道中着衿で胸元が開きやすいので
ブローチで止めて、その上からショールをかければ寒さ知らずに。


カービング・アーティストや講師として活躍している友人。
ナイフ一本で野菜や果物に飾りをほどこすカービングは
タイの宮廷料理を華やかに飾る伝統芸です。
最近では、写真のように石鹸などを使ったカービング人気だそうです。

共通の友人の結婚式以来の再会。久しぶりに人とハグした(笑)。
お互いに会社員を辞めてフリーになった時期が近かったせいか、
会っていなかった時間を、一瞬で飛び越えることができました。

これからまた、お互いに刺激し合っていけたらいいなぁ。
私も初心を忘れず、毎日を大切に少しずつでも成長していきたいです。