6/30/2017

水無月で梅雨を健やかに


京都では、6月30日に「水無月」という和菓子を食べる習慣があります。
1年のちょうど折り返しにあたるこの日に、この半年の罪や穢れを祓い、
残り半年の無病息災を祈願する神事「夏越祓(なごしのはらえ)」が行われ,
この行事に用いられる伝統的な和菓子が「水無月」なんですね。
もともとは、小豆は悪魔払い、三角の形は暑気を払う氷を表しているそうです。

詳しくはこちら、「京都の和菓子」サイトヘどうぞ!

今月に入り、近所の和菓子屋さんと仙太郎で「水無月」を購入し、
もう2回も食べているのですが、やっぱり6月30日に食べなくちゃ!!
ということで、急に思い立って作ることにしました。
初めてにしては、まあまあの出来でしょうか。


昨夜から小豆の蜜煮を仕込んでおきました。やる気十分(^^♪
というか、買ったばかりの銅鍋を使いたいだけかも。


ネット検索して、家にある材料で作れるレシピを参考に
自己流でアレンジ。白玉団子粉と薄力粉、水、砂糖で生地を作り
流し缶に入れて強火で5分蒸し、蜜小豆を並べて残しておいた生地を流し
さらに25分ほど中火で蒸してみました。


冷めたら型から外し、三角形に切ったら「水無月」の完成です。
美味しいけれど、少し粉っぽいのが気になる生地。70点の出来でした。
本来は薄力粉でなく、上新粉と葛粉を使って作るのだそう。
明日から7月ですが、近いうちにもう一度トライしてみましょう。

1年の折り返しの今日。あと半年も健康で楽しい毎日でありますように。

パッションフルーツ・カスタード


奄美大島から送っていただいた完熟パッションフルーツで
最後に作ったのはシュークリームです。
生クリームと合わせてロールケーキに入れても美味しかったけれど
パッションフルーツを加えたカスタードクリームもまた格別なおいしさ♪♪



全卵2個で作ったカスタードに、贅沢にも3個分の果肉を入れました。
クリームだけでもご馳走ですが、シューの皮の香ばしさともよくあって
あっという間に食べきってしまいました。
  

あまりにクリームを詰めすぎて、はみ出しております。
最後の2個。心して、味わいました。あーもっと食べたいけれど、
本格的な夏にむかって、桃やメロン、スイカの季節がやってきます。
どの果物も名残りおしさを感じつつ、欲張らずに楽しみたいと思います。
美味しいパッションフルーツをご馳走さまでした。

純胡椒を食べてみた


「純胡椒」を初めて食べてみました。これ、はまります!!
ピリッと刺激的で、辛いだけでなく甘味と香りが口の中で弾けます!!
積み立ての緑の胡椒を純粋に楽しむために、収穫後、
フレッシュなまま塩水漬けにしたものだそう。
インドネシアのカリマンタン島で収穫された良質な胡椒の
個性的な香りや味わい、食感も楽しく、クセになります。


丸ごと茹でたポテトにゲランドの塩をふり、純胡椒をトッピング。
トマトとバジル、オリーブオイル。あーそれだけでご馳走です。
こんがり焼いた豚肉にもピタリ。パッションフルーツとの相性も、すばらしい。


純胡椒は、先日、赤紫蘇を取り寄せた「やさい屋ポッケ」さんで
紹介されていたのを見て、食べてみたい!!と、迷わず購入。
製造・輸入は東京都立川の「高橋山人」で、
ネットショップ「仙人Spice」でも購入できます。
野菜セットと無農薬で育てた玉ねぎ10kgも合わせてお取り寄せ(^^♪


旬の野菜はどこで買ってもおいしいけれど、
時々は、作り手の見える野菜をお取り寄せして味わいます。
低農薬や無農薬、有機農法…手間と愛情をかけた野菜には
それだけのパワーがあるような気がしてします。
元気いっぱいの野菜を自家製味噌マヨで味わった後は
4日目の塩豚を使った「塩豚とれんず豆の煮込み」をいただきました。


朝から元気な野菜サラダを食べれば、一日がハッピーに過ごせそう。
野菜も豆も肉も魚も…どれも全部好きだから、
その日の気分と体調に合わせて、いろいろ楽しみたいなーと思います。

6/29/2017

自家製バジルソース


ベランダのバジルが60㎝ほどに育ち、花穂の花が咲き始めたので
収穫の時期に。秋も楽しむために、まずは4本を刈り込み収穫。
新にんにくと合わせて、自家製バジルソースを作りました。
ジップロックに平らに入れて冷凍すれば、必要な分だけ割りながら使えます。


バジルの残り3本は、他の4本の陰になっていたので、花はこれから。
料理に使いながら花が咲くまで待って、次はバジルの塩漬けを作りましょう。


ベランダのバジルは無農薬ですが、葉の裏側に土ぼこりがついています
葉を枝から外したら、ボウルにはった水でザブザブ洗い、
さらに1枚ずつ丁寧に汚れを落として、水気をきりましょう。
新ニンニクは水で少しふやかしてから、包丁を使って皮をむいておきます。


ミキサーにオリーブオイル、バジル、にんにく、バジルの順に入れ
ペーストにすれば完成です。ここに松の実を加えるとジェノベーゼソースに。
私は松の実も塩も加えずに、いろいろな料理に使えるソースとして冷凍します。
色も変わらず、風味もそのまま。パスタはもちろん、料理のソースや
サラダのドレッシングにも使えて、とっても便利です。



早速、昨夜の晩ごはんは「イワシのバジルソース焼き」に。
GWのバスク旅行で出会った味ですが、前回は丸で焼いて微妙だったので
今回は3枚おろしでリベンジ。梅雨イワシとの相性はどうでしょう。


結果は、大成功。白ワインについつい手が伸びてしまう美味しさです。
タコのラベルが楽しいスペインのアルバリーニョとの相性は言わずもがな。
ダーリンは「今夜はご馳走だ。最高だ」と嬉しそう。
イワシはこの日、4尾で248円と庶民の味方。旬ですから味も鮮度も抜群です。


ダーリンの好物「ニース風サラダ」との献立だったので
ご機嫌なのもわかります。喜んでくれる人がいるって、嬉しいなぁ。
トマトやピーマン、インゲン、サラダ菜…夏野菜の味わいも濃くなり、
夕方SALEで購入した、赤身マグロで作ったツナもたっぷりのせて
ご馳走サラダになりました。


赤身で筋がある刺身でも、十分においしいツナになります。
5cmほどにカットして、塩を強めにふり15分ほどおきます。
出てきた水分をペーパータオルで押さえ、小鍋に入れたら、
ひたひたの水と白ワイン50㏄、ハーブ類を入れ中火にかけます。
全体に白くなったら(約60℃)弱火で5分。火を止め蓋をして冷まします。
瓶にマグロを移し、煮汁を沸騰させてアクを取り、ひたひたに加えたら
新しいハーブとオリーブオイルを5㎜ほど加えます。
冷めたら冷蔵庫で保存しましょう。自家製ツナ、美味しいです。

南仏ニースで何度も食べて、私なりにアレンジした「ニース風サラダ」。
料理教室でも人気MENUの一つ。レッスン希望の方は、お問い合わせくださいね。

コードレス掃除機


洗面所専用に使っていた、スティッククリーナー(写真右)。
6年使い、先日、コンセントが壊れたので買い替えることに。

新しく選んだマキタの充電式コードレスクリーナー CL107FDSHWは、
これまでの半分以下の重量1.1kg。あまりに軽くて、コンパクトです。
重心が上にあり自立できないけれど、スタンド購入で問題クリア。

何よりすばらしいのは、22分の充電で、強12分、標準25分も使えること。
毎日使っても、週1~2回の充電ですみ、ストレスはなさそうだし、
内蔵型と違って、寿命がきたらバッテリーを買い替えれば長く使えます。
小さいながら、吸込仕事率はパワフル32W、強20W、標準5Wと必要十分。
さらに、紙パック式なのでホコリを立てずゴミ捨てができます。

価格、機能、デザインなど、総合的に検討して決めたのだけれど、
今のところ、買ってよかったなーと思っています。
それにしても、家電の技術の進歩ってすごいなぁと感心するばかり。
頼りすぎず(なくても大丈夫でいたい)、上手に利用できたらいいですね。

6/27/2017

パッションフルーツ三昧♪♪


無農薬で作られた奄美大島の完熟パッションフルーツ。
そのまま2個ずついただいた後は、ロールケーキに。
甘酸っぱく、甘い香りの果肉を生クリームに混ぜ込みました。
これがもう、ジメジメしたこの季節にピタリとはまる爽やかさです。


生地は料理教室の定番、フワフワしっとりの共立てバージョン。
200℃で12分焼き、粗熱がとれたらラム酒とシロップを塗りましょう。
巻き込むクリームは、乳脂肪分35%の生クリームに砂糖を加えて泡立て、
パッションフルーツの果肉1個分とラム酒大さじ1をプラスしています。
あーそれだけなのに、なんてトロピカルで上品でやさしい味なんでしょう。
種のプチプチした食感も楽しく、クリームの色も涼しげです。
今度は贅沢に、パッションフルーツ2個を加えてみましょうか(笑)。


次に作ったのは、イタリアン・デザートのパンナコッタ。
生クリーム200ccと牛乳150cc、キビ砂糖大さじ1を沸騰寸前まで熱し、
ふやかしておいたゼラチン5gを溶かし、ラム酒で香りづけして冷やし固めます。
ソースはパッションフルーツ2個の果肉と砂糖大さじ1/2、
白ワイン大さじ2を小鍋でやや煮詰め、コースターチでとろみをつけました。
冷蔵庫でよくよく冷やしたソースをかけて、ミントを添えれば完成です。
濃厚でフルフルな食感のパンナコッタに、とろみのついた甘酸っぱいソース。
とびきりの相性に、思わず笑顔に…。おいしい♪♪


熟成が進んで甘味が増してきたら、ローストした豚肉のソースとして使います。
最近、近所の業務用スーパーに並び始めた骨付きロース肉がお気に入り♪♪
筋切りをしたらシンプルに塩・こしょうで味付けし、オーブンで網焼きに。
大き目に切った野菜も一緒に焼けば、付け合わせも同時にできあがり。
ジュージューと脂を落としながら焼いた豚肉は、そのままでも美味しいけれど
パッションフルーツのソースをかければ、レストランのメイン料理に変身です。
豚肉のうま味を引き立てる甘酸っぱさ。その相性は、ため息がでるほど。
果実味ゆたかなチリのシャルドネを合わせて、幸せな晩ごはんになりました。

残り4個となった、愛しのパッションフルーツ。
よい香りがしているキッチンで、MENUを考える時間も楽しくて。

奄美大島「それいゆファーム」の無農薬・完熟パッションフルーツ、
今だけこちらで購入できます。
http://amamistore.net/passionfruits-2kg/

6/26/2017

元気いっぱいの赤紫蘇で


6月15日に梅干し作りをスタートして10日目。
塩がすべて溶けて、水(これが白梅酢)が十分に上がってきたので
日曜日に赤紫蘇を加えることにしました。


ちょっと早起きし、襷掛けに前掛けをキリッとかけて、気合十分。
あまりに暑いので、阿波ちぢみを浴衣風に襦袢なしで着ています。
そうなんです、赤紫蘇を塩と白梅酢でもんで加える作業は
楽しいながらも、少々、根気と力がいるのです。いざいざ~~♪♪


いつもは近所のスーパーで購入する赤紫蘇。
今年は岡山の「野菜屋ポッケ」さんから、無農薬の赤紫蘇をお取り寄せ。
3束お願いした赤紫蘇のあまりに元気いっぱいで、野性的なこと!!
葉を取り終えた枝が、とっても太くて立派なのに驚きました。
作業中はゴム手袋をして、指先が染まらないように気をつけて。
着付けの仕事で、手が荒れたり、紫色に染まっているのはNGなので。


33cmの大きなホーローボウルに2個分もとれた赤紫蘇。
流水でジャブジャブ洗ってゴミやほこりを落とし、水気をきります。
次に、塩をふって全体に馴染ませ、自然にしんなりとしてくるまで
30分ほどおきましょう。この時点で、赤紫蘇の量は半分に。


次に両手でよくよくもんで、濁って濃い紫色の汁と泡が出てきたら、
そこにはアクや汚れが入っているので、よく絞ってその水を捨てます。
再度、塩をふり、今度は柔らかくなるまで、じっくりともむと
次の水は少し澄んだ紫色になってきます(写真左)。
この水は取りおいて、煮沸してからしば漬けなどに使いましょう。
右の写真は、その後に白梅酢大さじ1をかけてもんだ赤梅酢です。
白梅酢と出会ったとたんに、濃紫色がパッと鮮紅色に変わる自然の魔法。
毎年のことですが、この瞬間が大好きです。
さらに、2度ほど白梅酢でもんでよく絞り、ほぐしながら瓶に入れましょう。


これから梅雨明けの7月半ば頃まで、
瓶の中で梅が激しく変化して、どんどん赤色に染まっていきます。
私の梅の先生は「梅歴、梅料理」という梅仕事の本と母と祖母。
子供の頃に食べた祖母の梅の味。そして、母の梅仕事を思い出しながら
この本を参考にして、私なりにマンション暮らしでできる量の梅干しを
毎年、楽しみながら作っています。

梅もんじゃけんぼー農園で大切に育てられた完熟南高梅と
野菜屋ポッケの望月夫妻が育てた元気いっぱいの赤紫蘇で
今年はどんな梅干しができるでしょうか。おいしくな~れ♪♪