この日の3時のおやつは、
朝食後に珈琲を飲みながら「白玉あんみつ」に決まった。
理由はこの「あんこの本」。
こんな本を図書館で借りてくるダーリンもそうだが、
本を見て、唐突にあんこが食べたくなり、餡から煮はじめる私もそう。
あんこものに、否、あんこに目がない。というか、好きすぎる。
昨年末に小田垣商店から届いた丹波大納言小豆は、とうに使い切り、
11月の新ものが出るまで、餡子なしの生活は考えられない。
とりあえず近所のスーパーで購入した、ノンブランドの北海道産小豆を
袋裏の作り方通り、さっと洗って熱湯で茹で始める。
沸騰したらさし水をし、再び煮立ったら湯をすててアクを流す。
そのあとは、あの銅鍋の登場。
小豆と3倍量の水を加えて、中火の弱火ぐらいで1時間半ほどコトコト。
途中、小豆が顔をのぞかせたら、水を足しつつゆっくりと。
指でつぶれるかたさになったら、砂糖と塩を加えて好みのかたさに煮つめる。
色つやも、香りも、とてもよい出来映え。あー、なんて優しい味わい。
もう圧力鍋で、あんこを煮ることはないだろう。素直に、美味しい。
鍋一つでこんなにも違うものなのか、銅鍋に浮かれているだけか。
あんこを煮ながら、他の具材を準備する。
といっても突然に思いついたので、あるもので簡単に。
棒寒天を煮溶かして、牛乳とシロップの寒天を作って冷やし固め、
白玉粉を耳たぶのかたさにに練って、丸めて、茹でた。
冷蔵庫にある作り置きのシロップをかけ、抹茶をひとふり。
缶詰みかんやみつ豆、アイスクリーム、黒みつがあれば豪華版だが、
我が家のシンプルな白玉あんみつも、なかなかな味わい。
土井園さんの新茶を丁寧にいれて、至福のおやつタイムに。
それにしても、互いにこれほどまでに餡子好きとは…
結婚11年目にしての新発見だった。
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