20代の頃、日本料理で「青梅の蜜煮」を習ってから、
ずっとずっと恋焦がれていた「銅鍋」が、先日届きました。
あまりに嬉しくて、眺めてはニヤニヤし、触ってはうっとりし、
それで熱が出たのかも…と今日、気づく始末。
あまりに単純な自分にあきれる。
それにしても、なんともいえない手作りの温かな表情(^^♪
お願いしたのは、大阪の業務用手打ち銅製品製造直売店「甲野製作所」。
創業明治32年以来、親子4代にわたり匠の仕事を続けている老舗です。
四代目浩正さんとの何度かのメールのやりとりで
9寸銅鍋の高さと深さを変更していただき、このサイズの銅鍋としては
2.2kgという圧倒的な軽さで、希望通りの銅鍋を作っていただいた。
「弊社の銅鍋は業務用で手作りなので、
本職のお菓子屋さんが使えればよいという仕上げになります。
武骨なうえに見栄えは悪くなりますので予めご了承下さい。」
フランス製の銅鍋ともずいぶん迷ったのだけれど、
最初に届いた四代目からのこのメールで、その迷いもどこへやら(笑)。
本職のお菓子屋さんと同じ仕様。望むところです(^^♪
ホーロー製ボウルの底が3年で抜けるほど、ジャムを煮ますから。
ホームページの説明による耐久性は、一生もの。
銅鍋には真鍮による繋ぎ目がございますが、
火の当たる底部分の板の厚みを分厚く、
胴の部分を薄くして軽量と丈夫さを両立しております。
メンテナンスは必要ですが、
家庭でのご使用ですと一生涯、
業務でのご使用ですと30年程度は長持ちすると思います。
四代目からも、こんなメールをいただきました。
「当分壊れることはありませんが、
使用で不具合が出ましたらまたご相談下さい。」
重くて大きな銅鍋の置き場所も、無事に確保できました。
大切に手入れしながら、ガンガン使っていきたいです。
まずは、青梅の蜜煮から(^^♪
0 件のコメント:
コメントを投稿