5/30/2017

らっきょうのピクルス


毎年、5月後半に作っている「らっきょうの甘酢漬け」。
残りがあと少しになったなぁ…と名残惜しく思いつつ食べていたら、
気温上昇とともに、あちこちの店で泥付きらっきょうが並び始めました。
我が家では、毎年2人で2kgのらっきょうの甘酢漬けを消費します。
この量が、果たして多いのか少ないのかはわかりませんが、
酒の肴に、ごはんのあてに、カレーのおともやタルタルソースにと
和洋中の料理を問わず、1年を通していろいろに使っています。

昨年と今年は、ちょっと洋風にピクルス液で漬けています。
 白ワイン350cc、酢200cc、砂糖大さじ5、塩小さじ2、粒こしょう小さじ1、
 鷹の爪2本、レモン輪切り2枚、月桂樹4枚を小鍋に入れ、
 中火にかけ、沸騰したら弱火で5分煮て冷ます。



1kgのらっきょうをむくのに約30分。好物なので、楽しい作業です。
美しい色白美人が姿を現したら、30秒ほど熱湯を通してざるにあげ、
水気がとんだら熱いうちに瓶に入れ、冷たいピクルス液を加えます。
熱いうちにふたをして、完全に冷めたら冷蔵庫へ。おいしくな~れ(^^♪


きゅうりとパプリカ、ピーマンで定番のピクルスも作りました。
夏日が続くと、さっぱりとした酸味が恋しくなるのは私だけでしょうか。
もう少しすると、新ショウガや青梅の季節がやってきて
今年も、どきどきワクワクの大好きな梅仕事が始まります。

5/28/2017

肌襦袢の袖と身八つ口


夏きものの準備で、晒で肌襦袢を縫いました。
袖は既製品のレース袖をつけ、通気性よく、家事のときの腕の動きが
スムーズになるように、身八つ口を作りました。

身八つ口について調べてみると、殿方の着物にはないものなので、
ちょっと色っぽい理由から作られたとの説もあります。
でもそれが本当なら、子供のきものにもあるのは不自然ですね。
女の着物は時代とともに帯幅が広くなり、腰高に帯を結ぶようになったため、
上腕部の動きを自由にするためにあけられるようになったようです。
そのほか、おはしょりや襟元を整えたり、授乳のときの開口部としても役割も。
子供のきものでは、付紐を通すための穴として作られているようです。


ずっと愛用してきたのは、晒2枚を縫い合わせただけの簡単なもの。
着付けの師匠直伝のもので、丈夫で洗濯に強く、乾きが早い。
手縫いで簡単に作れ、衣紋も好みの深さにできるので着やすいのです。
ただ、身八つ口がないので、腕の動きが少々妨げられ、ちょっぴり暑い。
袖がないから、汗をかくと長襦袢がペタッと肌に張り付きます。
もう少し、自分なりに改善できたらいいなぁと思ってした。


こちらは寒くなると愛用している和裁の師匠直伝の肌襦袢。
和裁の基本がぎゅっと詰まっていて、身八つ口も小襟もついています。
背あてがあるので温かく丈夫で、身八つ口のおかげで上半身が自由に動く。
ただ、夏にはちょっぴり暑く、薄物を着る小襟の厚みが着物に響きます。

考えたのは、2人の師匠から教わった肌襦袢のいいところ取り。
襟なしで前見頃部分はお手軽肌襦袢のまま、身八つ口を作って袖もつけました。
早速、着てみると、なかなか快適。この夏はより涼やかに過ごせそうです。

生徒さんたちが新しく購入されるなら、素材はサラシかガーゼ、
襟ぐりは少し深め、身丈は短めのものが着やすいようです。
ワンピースタイプの「ゆかた下」というのもありますが
肌襦袢と裾除けを付けることで、腰で上半身と下半身の動きが
それぞれに自由になるので、着くずれが少なくなります。

婚礼用,肌着

レース肌じゅばん【レース肌着】【L】【シキボウ】【日本製】【在庫限り】【メール便OK】


この肌襦袢に、キュプラ素材の裾除けを。夏はステテコでさらに涼しく。


5/27/2017

アボカドとキュウリのスープ


5月でも夏日が続くと、このスープの登場です。
我が家の夏の定番「アボカドとキュウリの冷製スープ」は
料理教室の夏メニューの中でも、人気の一品。
暑さで食欲が落ちてきても、このスープが冷蔵庫で冷えていれば
夏が乗り切れると思えるほど、元気になれるから不思議です。


アボカド、キュウリ、豆腐、牛乳、レモン汁など
ごくごくシンプルな材料をミキサーにかけるだけ。
でも美しいペールグリーンを保つには、ちょっとしたコツがあります。
晩ごはんでいただいて、翌朝にはさらに美味しくなって、色は美しいまま。
よくよく冷えて、味も馴染んで朝が楽しみになるスープなのです。


この日のメインは、ダーリンのリクエストで
夏によく作る「ナチュー・シュニッツェル・ケイパーソース」に。
「ヴィナー・シュニッツェル(ウィーン風カツレツ)」の衣なし版です。
豚肉を薄くたたきのばし、片面に強めの塩・こしょう。バターでカリッと焼いて
玉ねぎとケイパーレモン汁で作るさっぱりソースをかけていただきます。
ウィーンでは、フライドポテトの付け合わせが定番ですが
アスパラとエリンギをさっと炒めて、野菜もたっぷり。

気温が25℃を超えると、体が欲するものも激変します。
汗をかけば塩分はいつもより少し濃いめに、
レモンやヴィネガーなどの酸味が恋しくなりますね(^^♪

心と体をナチュラルに保ち、自然に逆らわない暮らしを続けていると、
食べたいもの(その季節に美味しいと感じる素材や味付け)を選ぶだけで、
日々、元気でいられるような気がしています。

5/26/2017

Piquillos a la morue


バスク旅行で出会った料理の一つ「Piquillos a la morue」の晩ごはん。
小ぶりで肉厚の赤ピーマン(piquillo)を焼いて薄皮をむき、その中に
morueモーリュー(塩干ダラ)を詰めた料理です。
この日は、大きなパプリカに塩ダラ多めのブランダードを詰めたアレンジで。
マッシュルームのアヒージョも作って、もう気分はバスク(^^♪


バスクでは、卵の黄身入りホワイトソースでモーリューをまとめたものや
フレッシュなチーズとモーリューを合わせたものなど、
モーリューさえ使っていれば、味付けやつなぎは実にさまざま。
日本の肉じゃが?いやカレー?まー、どれを食べても美味しいのでよし!!


さすがにパプリカに詰めると、1個でかなりのボリューム。
サラダは「Salade Verte」にして、バランスとりました。
シャキシャキのグリーンカールに新玉ねぎ、いんげん、きゅうり。
レモン風味のドレッシングでさっぱりと。
バスク土産に買ってきた、チャコリで乾杯!!

まだしばらく、旅の余韻が続いています。

5/25/2017

黒豆抹茶シフォンケーキ


新茶に合わせて、おやつに黒豆抹茶シフォンケーキを焼きました。
黒豆はごはんのおかず用に、甘さ控えめに煮た丹波産。
甘納豆の代わりに、半分に切って使ってみました。
生地の水分は、抹茶をまろやかに感じさせる牛乳にしています。


牛乳や抹茶、黒豆の影響で、生地が少しゆるんだので、
型から外すときにはドキドキでしたが、まあまあの焼き上がり(^^♪
シフォンケーキの作り方はシンプルですが、とても奥深いお菓子です。
どんなアレンジでも、自由自在に作れるようになりたいなぁ。
お茶の香りがほんのりとして、新茶にもよく合いました。

 

今年の母の日には、黒豆抹茶カップケーキを焼いて
土井園さんで新茶と常滑焼の急須を購入してプレゼント。
父が亡くなってから、二人の母はすてきな友人たちに囲まれて
強く、優しく、それぞれ人生を楽しんでいるようです。
いつまでも元気に過ごしてほしいなぁと思う、新茶の季節です。

5/24/2017

サラサラ床に癒されて


今日は午後からフローリングの拭き掃除。
夏日が続き、エアコンよりも網戸派の我が家なので
風が通る気持ちよさを優先すれば、砂ぼこりは多くなります。


日々を心地よく過ごすためのメンテナンス。
終わった後は、気持ちもすっきり。
床がさらさらになって、オスモクリアの優しいオレンジの香り。
ついついゴロンとしたくなってしまいます。

無垢パインのフローリングは、傷つきやすい分、
木の呼吸が聞こえてくるやさしさが感じられるような気がします。
少しずつ色合いが変わってくる経年変化を、楽しんでいきたいなー(^^♪

5/23/2017

自家製天然酵母でカンパーニュ


自家製天然酵母でカンパーニュを焼きました。
クープの開きが今一つではありますが、まずまずの焼き上がり。
レーズン酵母とライ麦酵母の2種類です。


焼きあがったのは真夜中なので、朝食を楽しみに夢の世界へ。
朝のLDKには、酵母のよい香りがただよっていました。
切ってみると、どちらも外観の雰囲気よりずっと、好みの風合い(^^♪
歯ごたえのある香ばしい皮ともっちり、そしてしっとりの内側。


目指すはリュズのマルシェで買った、このカンパーニュ。
少しずつ、少しずつ、近づいているような…。
いつものレバーペースト、クリームチーズ、ジャム2種を
交互にたっぷりのせて食べた朝食のおいしかこと!!
朝ごはんをしっかり食べることが、我が家の元気の素になっています。


初めて挑戦した、ライ麦酵母で作るルヴァン種。
酸味のあるカンパーニュに憧れて、挑戦してみましたが大成功。
「我が家にいる酵母たちはエライなぁ」「おいしいなぁ」と
ダーリンがとても気に入ってくれたので、
いつにもましてHAPPYな朝になりました。まだまだ試行錯誤が続きます。

ホワイト・アスパラガスに恋をして



餡子ツアーの後は、麻布十番の「日進ワールドデリカテッセン」へ。
ペルー産の細ホワイトアスパラガスが、とってもお買い得でした。
まずは、シンプルに野菜たっぷりのビネグレットソースで。


ドイツ製の専用ピーラーも持っています(自慢(^^♪)。
これを使って、アスパラをむくときには、鼻歌を歌っています。たぶん。


レモン汁少々を加えた熱湯に入れたら、ふたをして火を止め15分。
細いものなら、茹ですぎないようにこの方法がベストかも。
ゆで汁は翌朝の野菜スープに。奥深いやさしい味わいの出汁が出ています。


サン・ジャン・ド・リュズのマルシェでは、まさに旬真っ盛り。
太くて立派なホワイトアスパラガスが、あちこちで山盛り状態。
量り売りなので、紙袋にほしい分だけ入れて買っていきます。
太さにより1kg5~9€。お客さんはみな、ものすごい大量に買っていきます。
いったい一人何本ずつ、食べるのでしょうか???羨ましい(^^♪


この日のマルシェでは、
晩ごはん用に、ちょい太めを6本とバイヨンヌの生ハムを10枚購入。
この生ハム…日本で買うのと違い、1枚が30cmぐらいの大きさ。
お兄さんに「何枚切る?」と聞かれ、「10枚」と言ってからびっくり!!


2日に分けて初日は、皮をむいて生のままに生ハムを巻いてソテー。
3Lサイズでも、鮮度がよいので茹でずに食べられるのがすばらしい。
苦みがご馳走でした。翌日はビネグレット・トマトバジルソースで。
フランスにいる間は、日本にいるとき以上に毎日野菜を食べていました。
安くて、新鮮で、味が濃くて、おいしい。バスクが好きだー!!


といいつつ、日本の晩ごはんの続きに。
この日のメインは料理教室の夏の定番「アルザス風スペアリブ」に。
合わせたワインは、南仏のリースリング。
果実味が豊かなのはイメージ通りでしたが、酸味もキレイでびっくり。
ニッシンで購入したのですが、コスパのよい一本だと思います。



フライパンで簡単にできるフランス家庭料理。
脂っぽいイメージのスペアリブも、さっぱりといただける一品。
付け合わせのポテトは少し手をかけて仕上げましょう。

「家のごはんが美味しくて、外食になかなか行けないなぁ」
なんて言葉に踊らされ、キッチンに立つのがますます楽しくなっています。
ほんまに、アホな夫婦だわ。