2/29/2016

4月の料理教室ご案内


4月の前菜はタパスの定番「Pulpo a la gallega タコのガリシア風」をご紹介。
タコを茹でて、切って、調味料と和えるだけのポピュラーな一皿ですが、
このタコを旬の新たまねぎと合わせて、オーブンで焼くと立派な前菜に。
唐辛子とパプリカをふり、香ばしく焼いたタコは、風味と歯ごたえが楽しめ、
タマネギはタコの旨みを吸い込んで、口の中でとろけます。


メインは大好きなバスク料理をご紹介。
パプリカをトマト、にんにく、玉ねぎとオリーブオイルでじっくりと炒め煮して甘味を引き出し、
仕上げにエスペレット産の赤唐辛子をふりかける「PIPERADE ピペラード」です。
バスク版のラタトゥイユという感じの料理で、ふわふわのオムレツとソーセージや塩豚、
カリッと焼いた生ハム(JAMBON DE BAYTONNE)などと合わせるのがお約束です。


スペインには、「タルタ・デ・サンティアゴ」というアーモンドのお菓子があります。
バターを使わず、アーモンドプードル、卵、砂糖で作るケーキで、甘みが強め。
ガリシアつながりで、ご紹介したいと思ったのですが・・・季節を考えるとちょっぴり重い。
なので、今回は口当たりが軽やかなドイツの「アーモンド・ケーキ」をレッスンしましょう。
参加希望の方は、3月25日(金)までにお申込みください。

<4月の料理教室MENU>

・Pulpo et Oginon a la Gallega 新タマネギとタコのガルシア風
・Piperade Omelette a la basquaise バスク風オムレツ ピペラードソース
・Almonde Cake アーモンドケーキ

※材料手配の都合で内容が変更になる場合もございます。ご了承ください。
日時:4月8日(金)、9日(土)、
     11日(月)、12日(火)、13日(水)、14日(木) 10:30~14:30(予定)
レッスン費:7000円(税込) 申込締切日:3月25日(金)
※詳細はinfomationをご覧ください。
※日程調整中の方は、その旨をご連絡ください。
材料手配などの教室運営上、助かります。ご協力宜しくお願いいたします。
※3月レッスンノ締切日は過ぎましたが、6日(日)、8日(火)、11日(金)は参加可能です。
http://maaskitchen.blogspot.jp/2016/02/3menu.html

お問合わせ、お申込み、お待ちしています。

2/28/2016

久しぶりのプチ・パン


ドライイーストで作るプチ・パン。久しぶりに焼きました。
強力粉だけのプレーンと、全粒粉とライ麦が入ったくるみパンの2種。
ロデブやカンパーニュなどの自家製酵母で作るハード系に夢中でした。
でも、餡子をつけて食べると???な味。互いの良さが消えてしまいます。

久しぶりのプチ・パンは、小麦粉の甘みとイーストの香りがほんのりやさしい。
焼き立てをほおばりながら、「たまには、いいね♪♪」とダーリン。
自家製酵母にこだわらず、日々のパンはその日の気分で・・・がいいですね。


秋に種を蒔いた、ベランダのラディッシュやサラダ水菜で春サラダ。
もう少ししたら、ミニにんじんも収穫できそうです。
形は微妙でごく普通の味ですが、鮮度は抜群。何だか嬉しい朝でした。
美味しい野菜を作っている農家の方たちって、本当にすごいですね。

2/27/2016

思い出のAlmond Cake


4月の料理教室の試作が始まっています。
デザートの候補「Almond Cake アーモンド・ケーキ」。
20年前、師匠から教えていただいた思い出のケーキをアレンジしました。
いつかご紹介できたらと思いつつ、今回やっと実現できそうです。
アーモンドの粉が薄力粉の約倍量。卵白だけを使って焼いた軽い口当たり。


ふわふわした白い生地で、甘さも控えめだから、アーモンドの香りがぐんと引き立ちます。
アプリコットジャムとローストしたアーモンドでデコレーションすると、
甘酸っぱさと香ばしさが加わって・・・一切れではやめられないおいしさに。
「焼き菓子が食べたい!」そんなリクエストに、笑顔ですぐに答えられる手軽さも
家庭で作る「日々のデザート」には必要だなぁと思うこの頃です。

2/26/2016

笹島式着付けの極意



昨日は、所属する会の着付け勉強会。久しぶりに参加しました。
テーマは”もう一度、基本を”ということで、補正、長襦袢、一文字、貝の口。
師匠の解説付き実演後に、会員同士で互いに練習。そして質疑応答。
他装を習っていたころにはまったく理解できなかった、笹島式着付けの極意。
ただ形を結ぶのではない。いかに美しい動きで、無駄なく、心地よく着せられるか。
「結べる」のもう一歩、二歩先へ。それを師匠から教えていただける幸せに、感謝です。

シンプルで古典的な一文字と貝の口には、帯結びの基本がぎっしり。
最近の仕事ではあまり人気がない帯結びなので、普通に結ぶことはできても
笹島式基本の手付きや動きは、すっかり自己流に。流れるように、舞うように・・・。
師匠の動きを思い出しつつ、帰宅後、何度も復習。20回目にやっと見えてきました。
あまりに奥深い着物道。バレエのバーレッスン同様、基本の大切さ。
気づいた今日からまた、毎日コツコツ、続けていきましょう。


着付けの大先輩から譲り受けた、あられ柄の春らしい小紋とらくだ柄の袋帯。
師匠が出会いを作ってくださった憧れの人は、別の視点からの着物道を教えてくれます。
今日より明日・・・少しでも、一歩でも進んでいきたいです。

3月、4月は、着物が映える季節です。
卒業式の袴着付け、入学式のお母様の着付けなどの予約が入り始めています。
ご希望の方は、お早めにお問い合わせ&ご予約をどうぞ。
http://maaskitchen.wix.com/maaskitsuke

2/25/2016

新ごぼうをプロヴァンス風に


「Slalsifis Sote Provancale プロヴァンス風ごぼうのソテー」。
料理教室では、冷凍ものの西洋ごぼう「サルシィフィ」とごぼうをミックスし、
秋にご紹介していますが、新ごぼうで作ると、春の香りが愉しめる一皿に!!
やわらかく茹で、にんにくと炒め、トマトソースにさっと絡める簡単料理です。
冷めてもおいしく、いろいろなアレンジができるので、なかなか使えます。
ごぼうを洋風に調理するだけで、レパートリーが広がりますね。


「タラとポテト、レモンの重ね焼き」は、冬の間、一番登場する魚料理です。
ポテトはあらかじめレンジで加熱し、タラは削ぎ切りにしてハーブでマリネ。
輪切りのレモンと交互に重ねていき、にんにくとローリエをはさんでオーブンへ。
あらかじめ準備しておけるので、おもてなしにもぴったりです。
鍋料理だけでなく、庶民的で安価なタラを主役にできる料理、レッスンでも好評です。
クレソンのサラダは、シンプルなヴィネグレットソースでいただきましょう。
UNIOのEX.オリーブオイルとクレソンの苦味のバランス。調味料、大事ですね。

4月から、料理教室のレッスン・システムを変更予定です。
生徒さんにより喜んでいただけるように、時々、立ち止まりながら試行錯誤中。
今月中にはご案内できるように、がんばります。

2/24/2016

桜餅と苺ジャム



久しぶりに餡子を煮たので、道明寺粉を蒸して桜餅を作りました。
粒が大きいものを買ってしまい、何だかおはぎの中身みたいで可愛くない(涙)。
1kg袋なので、困ったなぁ。この春は、鯛の道明寺蒸しや海老の道明寺揚げなど
和菓子以外にも、道明寺粉でいろいろ試してみるとしましょう。



冷蔵庫のジャムが残り一ビンになったので、小粒イチゴでジャム作り。
無農薬レモンは汁だけでなく、皮も丸ごと刻んで入れました。
イチゴの1/4量とグラニュー糖が少なくても、ペクチンたっぷりでトロミがつきます。
長期保存の必要がないジャムなので、甘さも固さも我が家好みに。
キラキラ輝くルビー色は、高温短時間での仕上げが決め手です。

2/23/2016

春鰯もなかなか


昨夜の夕食は、久しぶりの「鰯の梅煮」を堪能しました。
梅雨~秋の頃もよいですが、「春鰯」もなかなか美味でございます。
頭と腹を落として圧力鍋に並べ、生姜の薄切り、自家製梅干し、酒1C(写真↑)。
我が家のフィスラー圧力鍋では、圧力2で15分加熱後、自然放置。
骨まで食べられるやわらかさでも、煮崩れなし。梅煮は圧力鍋にお任せです。

2/22/2016

野菜のチカラ


「Gratin dauphinnois グラタン・ドフィノア」と樽のきいたシャルドネ。
珍しく、ダーリンからのワインも含めたリクエスト。禁酒明けですから何なりと!
ポテトとミルクがあれば、完成してしまうシンプルな野菜料理。
メークインの優しい甘みにミルクの甘みが重なって・・・
「ジャガイモって、偉いよね♪」。そんな言葉も素直にうなずけるおいしさです。
使った調味料は、塩・こしょう・ナツメグを各少々。
野菜のチカラを感じるには、ごくごく控えめな味付けもポイントでしょうか。
料理教室では、ローストビーフの付け合せとして、ご紹介しています。


メインよりも先に、この日はつけ合わせの野菜料理が決まっていたので
味わいが重ならず、同時に完成できる「鶏肉のハーブガーリック焼き」を作ることに。
室温に戻した鶏もも肉は皮と身の間の余分な黄色い脂肪を取り除き、6つにカット。
塩・こしょう、エルブ・ド・プロヴァンス、にんにく、オリーブオイル少々で10分マリネし、
200℃のオーブンで約20分。お好みの野菜とグラタン↑も一緒に2段で焼き上げます。
小さめの玉ねぎは半分に切って最初から、ブロッコリー、舞茸は時間差で加えましょう。
くたっとした玉ねぎと歯ごたえあるブロッコリー、香ばしい舞茸。
それぞれの野菜のおいしさが、しっかり堪能できます。


「今夜はお肉の煮込みが食べたい」。
そんなリクエストには、「Blanquette de porc ブランケット・ド・ポール」を。
Blanquetteとは「白い肉や魚、野菜を香草とともに茹で、煮汁を白いルゥ、クリーム、
卵黄でつないでソースとしたホワイトシチュー(フランス料理事典)」です。
フランスでは「Veau ヴォー(仔牛)」で作られる、家庭料理の定番煮込みですが、
この日は豚ばら肉で代用。おいしいけれど、ややこってり感が強いかも。
近々、Veauをネットで取り寄せて、ロワールのブルグイユと合わせてみたいです。
仕上げに加えるレモン汁少々も、アクセントになる口に優しい肉料理。
春が近づくと、赤ワイン煮込みよりクリーム・シチューが恋しくなりますね。


ブランケットの付け合せといえば、バターライスが決まり。
でも、具材にポテトやニンジン、玉ねぎ、ブロッコリーを加えたので、この日はパス。
前菜として選んだのは、「春キャベツと、新玉ねぎとアボカドのレモンサラダ」です。
春キャベツと新玉ねぎが店先に並び始めると、何度も食卓に登場する大好物。
野菜のチカラに日々感謝しながら、めぐる季節を愉しんでいきたいですね。

2/21/2016

ミントに目がない


ミントグリーンが好きです。
好きだから似合うのか、似合うから好きになるのか。どっちかな?
袖を通すことが多く、褒められる(声をかけられる)ことが多い着物です。
「好き」という気持ちが、表情やしぐさ、行動に自然と表れるのかもしれません。

春の嵐のような昨日の雨模様。がんばってお稽古にいらした生徒さんが、
少しでも春を感じられるように・・・こんな着物を選びました。
もちろん腰紐一本の着付けですが、お稽古後でもあまり変わりなし。


椿柄の名古屋帯の季節も、そろそろ終わり。
25年前に出会い、一目惚れした間々田紐の帯締めは、バリバリ現役です。
梅柄、桜柄、季節を先取りしたり、名残を惜しんだり・・・
日々の着物は、食事と同じでその日の体調や天気、TPOを考えつつも
「これが着たい」という気持ちを一番に選ぶと、HAPPYな一日になるようです。

1ヶ月に一度、お稽古に来られる生徒さん。
前回のお稽古後に、3回着物でお出かけされたとうれしいご報告。
来月は歌舞伎座デビューということで、ますます、はりきっています。
「腰紐一本」はゴールではなく、あくまでも着方のひとつとしてのご提案。
少しだけ努力が必要かもしれませんが、習得すれば夢のような着心地です。
どんなにゆるりと伊達締めを締めても、結局、抜かないといられない。
覚えたい方には、今できる私の精一杯でお伝えしていけたらと思っています。



この日の夕食は、「ラム肉グリル レモンミントソース」を作りました。
春の気配が感じられるようになると、リクエスト率が上がる料理です。
レッスンでも、近いうちにご紹介できたらいいなぁ。
色だけでなく、ミントティー、チョコミント・・・食べるミントにも目がない私です。

2/19/2016

腰ひも一本ってスゴイ♪



料理教室が終わったので、無垢パインの床メンテナンス。
OSMOのウォッシュアンドケアーを水で希釈して、部屋中を雑巾がけしました。
床がさらさらになって、ほんのりオレンジのよい香り。すっきり気持ちいい♪♪


LDKは料理教室だけでなく、着付け教室にも使う多目的スペース。
日々ハードに使っているキッチンなので、調理のにおいや油汚れが残らないように
毎日ちょこちょこお手入れし、1週間、1ヶ月単位であちこちメンテナンスしています。
床掃除のときは、いつもベッドや冷蔵庫も移動してすっきりと。
北側の寝室は、日当たりが悪いのに5年間でこれだけ床の色が変わりました(↑右)。
南向きのリビングは、かなりいい味わい♪ 天然素材の経年変化って楽しいなぁ。


今日はウール着物にリネン割烹着で、朝6時からとんだり跳ねたり・・・ではなく、
雑巾がけしたり、椅子にのぼって換気扇を外して拭いたり・・・。
さすがに襟元は崩れたかしらん?と思って見ると、夜8時ですが↑・・・おー問題なし!!
腰紐一本と半幅帯を結んでいる以外に、伊達締め、コーリン、胸紐、帯締めなし。
この着付けに出会えた幸せに感謝。師匠の笹島先生に感謝した夜でした。
暖かくて、楽で、色の組み合わせ楽しくて、背筋がしゃんとする着物が大好きです。

2/18/2016

軽くてあったか「ねこ半纏」


少し前になりますが・・・作りました「ねこ半纏」。
この「ねこ」は、信州・南木曽(なぎそ)町に昔から伝わる防寒着です。
町の伝統的工芸品・ろくろ細工などを作る際、邪魔にならないように袖なしにし、
冷える背中だけを暖めるように工夫されてきたものだそう。
料理をしながら、カーデガンなどの袖が邪魔だなぁと常々思っていまして、
袖なし半纏などはどうかしら?と、ネットで検索中に見つけました。


表布は獅子柄のウール、裏布はバラ柄と無地の長襦袢(正絹)。
どちらも着物の残り布です。着物幅いっぱい、ダーリンのねこは身丈が長め。
作り方を紹介している方も多く、あちこち参考にしながらミシン併用で縫いました。
中には増田製綿工場から購入した、青梅綿と真綿が層になって入っています。

羽織ってみた感想は・・・身に着けていることを忘れてしまうほどふんわり軽く、
評判以上の温かさ。袖がないので、何をするにも邪魔にならず、いうことなし。
かっこ悪いと嫌がるだろうと思っていたダーリンが、「俺のねこ」と呼んで
朝に晩に、お風呂上りにと愛用中。その姿が、あまりにかわいくて笑えます。
軽いから、肩がこらないのだそう。寒い地方の生活の知恵。すばらしい!!

2/17/2016

体を調える和食ごはん



陽射しが春めいてきて、ちょっぴり調子にのって飲みすぎた先週。
週末の体脂肪計は、2人とも正直な結果を示しておりました。
毎日、計っているからわかる、食生活とカラダの深~い関係。
家族会議の結果、”早めにすっきりさせましょう!!”ということで、
まずは3日間の禁酒と、野菜たっぷりの和食ごはんに。

リクエストにより、料理教室でも人気の「けんちん汁」と炊きたてご飯がメイン。
残った野菜を1cm角に切り、丹波の大豆で炊く「五目豆」、
甘みが増したほうれん草は「しめじと海苔のゆずこしょう和え」に。
新鮮な豆あじは、カラリと揚げて野菜をたっぷりあしらい「和風エスカベージュ」に。
それにしても、豆あじはいつも盛り付けの頭の向きが逆になり・・・お恥ずかしい。


食後は、ご近所のお茶屋さん「土井園のほうじ茶」に「自家製干し柿」で〆。
昨秋、初めて挑戦した干し柿。思った以上の仕上がりに味をしめ、今年は増量決定!
日本茶は、京都の一保堂、柳桜園、築地のうおがし銘茶と数年おきにブームに。
現在はといえば、家から数分の「土井園」さんのラインナップに首っ丈です。
「ちもと」など、上品な和菓子と合わせたいときは、「煎茶 薫風」。
普段使いに「深蒸し煎茶・赤袋」。そして、食後には「特選ほうじ茶」。
これまで購入した3種類は、どれもおすすめです。

禁酒&和食ご飯2日目にして、体のむくみがすっきり&胃腸も元気に。体重1kg減。
週末にどのワインを飲もうか、今から楽しみにしているのは私だけではなさそうです。