2/22/2016

野菜のチカラ


「Gratin dauphinnois グラタン・ドフィノア」と樽のきいたシャルドネ。
珍しく、ダーリンからのワインも含めたリクエスト。禁酒明けですから何なりと!
ポテトとミルクがあれば、完成してしまうシンプルな野菜料理。
メークインの優しい甘みにミルクの甘みが重なって・・・
「ジャガイモって、偉いよね♪」。そんな言葉も素直にうなずけるおいしさです。
使った調味料は、塩・こしょう・ナツメグを各少々。
野菜のチカラを感じるには、ごくごく控えめな味付けもポイントでしょうか。
料理教室では、ローストビーフの付け合せとして、ご紹介しています。


メインよりも先に、この日はつけ合わせの野菜料理が決まっていたので
味わいが重ならず、同時に完成できる「鶏肉のハーブガーリック焼き」を作ることに。
室温に戻した鶏もも肉は皮と身の間の余分な黄色い脂肪を取り除き、6つにカット。
塩・こしょう、エルブ・ド・プロヴァンス、にんにく、オリーブオイル少々で10分マリネし、
200℃のオーブンで約20分。お好みの野菜とグラタン↑も一緒に2段で焼き上げます。
小さめの玉ねぎは半分に切って最初から、ブロッコリー、舞茸は時間差で加えましょう。
くたっとした玉ねぎと歯ごたえあるブロッコリー、香ばしい舞茸。
それぞれの野菜のおいしさが、しっかり堪能できます。


「今夜はお肉の煮込みが食べたい」。
そんなリクエストには、「Blanquette de porc ブランケット・ド・ポール」を。
Blanquetteとは「白い肉や魚、野菜を香草とともに茹で、煮汁を白いルゥ、クリーム、
卵黄でつないでソースとしたホワイトシチュー(フランス料理事典)」です。
フランスでは「Veau ヴォー(仔牛)」で作られる、家庭料理の定番煮込みですが、
この日は豚ばら肉で代用。おいしいけれど、ややこってり感が強いかも。
近々、Veauをネットで取り寄せて、ロワールのブルグイユと合わせてみたいです。
仕上げに加えるレモン汁少々も、アクセントになる口に優しい肉料理。
春が近づくと、赤ワイン煮込みよりクリーム・シチューが恋しくなりますね。


ブランケットの付け合せといえば、バターライスが決まり。
でも、具材にポテトやニンジン、玉ねぎ、ブロッコリーを加えたので、この日はパス。
前菜として選んだのは、「春キャベツと、新玉ねぎとアボカドのレモンサラダ」です。
春キャベツと新玉ねぎが店先に並び始めると、何度も食卓に登場する大好物。
野菜のチカラに日々感謝しながら、めぐる季節を愉しんでいきたいですね。

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