少し前になりますが・・・作りました「ねこ半纏」。
この「ねこ」は、信州・南木曽(なぎそ)町に昔から伝わる防寒着です。
町の伝統的工芸品・ろくろ細工などを作る際、邪魔にならないように袖なしにし、
冷える背中だけを暖めるように工夫されてきたものだそう。
料理をしながら、カーデガンなどの袖が邪魔だなぁと常々思っていまして、
袖なし半纏などはどうかしら?と、ネットで検索中に見つけました。
表布は獅子柄のウール、裏布はバラ柄と無地の長襦袢(正絹)。
どちらも着物の残り布です。着物幅いっぱい、ダーリンのねこは身丈が長め。
作り方を紹介している方も多く、あちこち参考にしながらミシン併用で縫いました。
中には増田製綿工場から購入した、青梅綿と真綿が層になって入っています。
羽織ってみた感想は・・・身に着けていることを忘れてしまうほどふんわり軽く、
評判以上の温かさ。袖がないので、何をするにも邪魔にならず、いうことなし。
かっこ悪いと嫌がるだろうと思っていたダーリンが、「俺のねこ」と呼んで
朝に晩に、お風呂上りにと愛用中。その姿が、あまりにかわいくて笑えます。
軽いから、肩がこらないのだそう。寒い地方の生活の知恵。すばらしい!!
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