10/30/2016

11月料理教室の試作ごはん

 

11月料理教室の試作ごはん。
ソース2種。ラグーは牛ひき肉でなく合いびき肉でお惣菜的にアレンジ。
ホワイトソースはバターでなくオリーブオイルで作るあっさりバージョン。

実は、バターを買い忘れたときにオリーブオイルで作ったソースが家族に好評で、
カロリー高めのラザニアが、安心して何度もおかわりできる料理となりました。
もちろん、お好みで定番のホワイトソースで作ってもバターの香りはごちそうです。
他のMENUとのバランスや冷蔵庫の状況、家族の好みや体調などなど・・・、
家庭料理は、その時々でアレンジ可能なのが一番だと思っています。

それぞれのソースに、チーズやラザニア、ホウレン草が加わり
一体となっておいしい味わいにしたいから、どちらのソースも控えめな味付けで。


我が家では、セモリナ粉と薄力粉でちゃちゃっと作るラザニアですが、
レッスンでは乾燥の市販品を使うか、悩み中。
ソース2種で生徒さんがいっぱいいっぱいなら、手軽さを優先したいから。
日常的に何度も作ってもらえるレシピ。それを大切にしていきたいです。


モッツアレラチーズとグラナバダーナの2種類のチーズ、2種類のソース、
ほうれん草、ラザニア。それらを交互に層にしていきます。
最後は、ホワイトソースにグラナパダーナ。オーブンで15分焼けば出来上がり。


とろとろのチーズとソース、混然一体となって・・・幸せな味わいです。
合わせるワインは、ご近所の酒屋さん、平口豊次郎商店で購入した
サンジョベーゼを合わせたいと思っています。


ほうれん草を細かく刻むか存在感を出すかなど、もう少し検討中。
あっさりと秋色サラダは、ラザニアの箸休めにもなり申し分ない組み合わせ♪♪
まだしばらくの間、試作ごはんが続きます。

11月のレッスン申し込み締め切りは明日31日です。
まだ、空席もたくさんありますので、お問合せ&お申込みお待ちしています。

10/29/2016

愛すべき栗蒸し羊羹


今年も、この季節がめぐってきました。
松島屋さんの秋限定「栗蒸し羊羹」の販売です。
知る人ぞ知るこの逸品は、数日先まで予約でいっぱいという人気だとか。
でも、その価値は十二分にあります。週末はさらに人気が高く、
何日も前からこの日を指折り数え、本日、取りに行ってきました。


ずっしりと重い一棹には、これでもかというほど見事な栗がぎっしり。
どこを切っても栗がざくざく出てきます。餡子にまで新栗の香りが移り、
栗と一体化している素朴な餡子の、もうなんともいえないおいしさ。
丁寧にアクをとり、栗の味わいを生かした控えめな甘味も好みです。

一切れで終われるわけはありませんが、あまりの美しさに写真撮影。
どこを切っても絵になる「栗蒸し羊羹」てスゴイ。
食べきることもできるほどの優しい味わいでしたが、
2切れで止めて明日のお楽しみに♪(^^♪


もちろん、名物「豆大福」も2個予約していましたから、
こちらもしっかり堪能しました。
二人そろって無類の「豆大福」好きなので、
あちこちのものを食べてきましたが、松島屋さんが一番好きです。
豆の塩加減、あんこの粒々の歯ごたえ、そして甘さ、大きさ…。
「うーん、おいしい」それしか、言葉が見つからない好物です。


ちょうど、ご近所の土井園さんが売り出し中。
栗蒸し羊羹に合うお茶のおすすめを伺い、深むし茶を購入しました。
こっくり蒸しあがった煎茶のおいしさ。すばらしい。
栗蒸し、深蒸し・・・で、どちらも引き立てあい、すばらしいお茶の時間でした。

秋はおいしいものが目白押し。楽しい季節です。

10/26/2016

理想のタオル


ふわふわの肌触りと軽さ、吸収率と乾きのよさ。
相反する課題をすべてクリアするタオルはなかなか見つからず
とっかえひっかえ、何種類のタオルを試してきたでしょう。

10年かかってやっと出会った納得の1枚は、真っ白な日本製。
浅野撚糸株式会社が作る「エアーかおる」ブランドの
ダディー・ボーイというシリーズでした。

使うごとに、洗うごとに、空気を含んでやわらかくなっていきます。
タオルをたたみながら、この10年、楽しかったなーと思った今日でした。

心地よい、楽しい、好き、おいしい・・・そんな気持ちを
日々の暮らしの中で、大切にしていけたらいいなぁと思っています。

10/25/2016

甲州ワインと土瓶蒸し


今年もやっと、我が家に秋が来ました。「栗ごはん&土瓶蒸し」。
この献立で晩ごはんを食べないと、わたくし、胃袋に秋がきません。
二人暮らしの我が家ですから、互いの予定と体調をみながら
いつ実行するかその日を決め、心して堪能しています(笑)。


悩んで悩んで選んだワインは、大和葡萄酒の甲州種100%「重畳」。

《甲州葡萄を樽熟成し、
ほのかなオークの香りとほどよい酸味のある
バランスの良いワインに仕上げました≫

結果は大正解。
繊細で芳醇な松茸の香りを引き立て、酢橘の酸味も受け入れてくれました。
スープを一口運ぶごとに、「あ~♪♪」と、言葉にならないおいしさです。
ワインを飲んでは「う~ん♪」と、ニヤニヤしてしまうほど。
1,000円台の国産ワインを見直すこととなりました。甲州種すばらしい!!


松茸はお手頃なカナダ産。国産より香りは弱いけれど、十分なおいしさ♪
1本は土瓶蒸しに残りは蒸し焼きにして、芳醇で繊細な香りを楽しみましょう。
季節の銀杏も忘れずに。殻を割ってから下ゆでして使います。


茨城県産のクリは、スーパーで購入したものですが極上の大粒。
1時間ほどぬるま湯につけ、栗くり坊主と、栗むきナイフで皮をむきます。
追加購入し、渋皮煮作りたいほど立派でした。売り切れたかなぁ・・・。



今年の土瓶蒸しの具は、出会いものの「鱧と松茸」。銀杏、鶏肉、三つ葉です。
それにしても鱧は夏が旬。なんでこの時季に?と思うところですが、
この時季の鱧は、産卵を終えて身に厚みが増し、脂も乗っていて、
夏場の鱧(身も皮も柔らかく、淡泊)にはない味わいがあります。
この鱧の旨味と松茸の香りを味わうには、土瓶蒸しが一番というわけです。

土瓶蒸し
栗ごはん
鮭のハーブ焼き
焼き松茸、
鱧の落とし
水菜と海苔の和えもの
柿とほうじ茶

ごちそうさまでした。日本に生まれたことに感謝して。
あっ・・・松茸は、カナダ産でした💖

朝日のもつエネルギー



毎朝、起きるとすぐにベランダに出て朝日を浴びます。
太陽に向かって思い切り伸びをすると、
その日一日が、キラキラしてくる気がするから・・・。

ある日、ふと思うところがあり、家中の観葉植物にも
朝日を浴びさせてあげることにしました。
起きてから朝食を食べ終わるまでの、数時間だけれど
最近、どのグリーンも元気になってきたと感じています。

我が家の洗面所や玄関は、電気をつけないと薄暗い場所だから、
日中は時々、観葉植物に日光浴をさせてはいたけれど、
朝はバタバタしているから、ほったらかしにしていました。

人間が心地よく感じる朝日には、
生き物すべてを元気にするエネルギーがあるのかなぁと思います。



この秋、我が家に迎えた「ミルク・ブッシュ」は、
乾燥した地域に自生している東アフリカ原産の植物で、
棒状の茎をいくつも分岐させながら生長する多肉植物です。

枝が傷つくと白い樹液が出るのと、
ブッシュのように枝が生い茂るからその名がついたとか。



その幹と枝だけのユニークな姿と乾燥に強いところがお気に入り。
環境からか、枯らしてばかりの玄関の観葉植物ですが、
朝日のエネルギーを浴びて、リビングのポトスたちのように
長く長く一緒にいられますように・・・。

9月30日に、長くかかったマンションの大規模修繕も終わり、
やっとベランダガーデンもスタートできます。ハーブをたくさん育てましょう。

10/21/2016

秋鮭とポテトの重ね焼き


北海道からお取り寄せした生鮭も、あっという間に残り4切れに!!
2切れで昨夜、作ったのは「鮭とポテトの重ね焼き」でした。
料理教室では、タラでレッスンしている定番中の定番、魚料理です。
ポテトとにんにく、レモン、そのすべてと相性がよい鮭ですから、美味なり。
味付けは塩・こしょう・オリーブオイル・月桂樹。素材のうまみが引き立ちます。


好物のフムスは、ひよこ豆で作るレモン風味のペーストで、
トルコをはじめ中東地域で広く食べられている料理です。
ひよこ豆は固めに煮るのが好みなので、フムスも粒々が残っています。
レモン汁、オリーブオイル、塩・こしょうを加えてフープロにお任せ。
クセになるエスニックな味わいが魅力です。

ブロッコリーはゆでたてをアツアツの温サラダに。
ヴィネグレットソースとケイパーをかけて召し上がれ。
シンプルサラダは、卵とブロッコリーの美しい色がごちそうです。

紅玉のりんごジャム


皮まで安心して食べられる紅玉は、
ジャムにするなら、丸ごと使ってほんのり色づく赤色を楽しんで。


皮ごとスライスしたりんごに、呼び水1カップとレモン汁1個分を加えて中火にかけ、
りんごの水分が出るまでは時々混ぜながら煮ていきます。
水分が出て、皮の色がりんごに移り、透明になってきたらグラニュー糖を加えましょう。
りんご1kgにカップ1(約90g)のグラニュー糖。それでも甘く感じます。
強火にして一気に煮詰め、仕上げにラム酒50ccとシナモンをたっぷりと。



10月の料理教室では、皮をむいた早生フジを使って
白ワインとレモン汁でさっぱり爽やかな風味に仕上げました。

冷蔵庫がない時代にはジャムは保存食で、果物と同量の砂糖で煮ました。
現在では、ヘルシー志向もあり、果物の50%の砂糖が主流のようです。
家庭で作るジャムは、甘さも加える香辛料やリキュールも家族の好みで
選択していけばよいなーと思っています。

生徒のみなさんは、それぞれのお好みのジャムを、ぜひ楽しんでくださいね。


ジャムを煮たあとは、紅玉でりんごケーキを焼きました。
りんごとレーズン、くるみがたっぷり入ったバターケーキです。
焼きたてよりも、翌日、翌々日とおいしさが増していきます。
ボールひとつで材料を次々と加えていくだけのこのケーキは料理教室MENU。
秋になると、「今年も作りました!」というメールが生徒さんから届きます。
そんなレシピが一つでも多く紹介できるといいなぁ。

紅玉の季節はとても短いので、存分に楽しんでくださいね。

10/19/2016

秋色ごはん


この秋、天候不順続きで葉野菜や緑黄色野菜があまりに高騰し、
頼みの綱の根菜類、ニンジン、玉ねぎ、じゃがいも品薄状態。
農家の方々を応援したいと思いつつも、購買意欲は薄れ気味。
そんな毎日の我が家の食卓では、パプリカの登場回数が増えています。

この日は、冷凍ストック中の秋サケ2切れで、エスカべージュを作りました。
小麦粉をふって揚げたそばからマリネ液に浸していくだけ。

マリネ液は、赤・黄パプリカ、紫玉ねぎ、にんにく、鷹の爪を
オリーブオイルでさっと炒め、同量の白ワインとワインビネガーと
塩・こしょう、お好みで砂糖を少し。ひと煮立ちさせ冷やしておきます。
ケイパーや薄切りレモン、ハーブを加えるでもおいしいです。


キャベツは1個400円なのに、紫キャベツは100円でした。人気なし?
フランスの家庭では定番のサラダは、色も食感も大好きな一品。
自然が生み出す色の美しさ。SPODEのキャベツ型の器に盛りつけて。



紫キャベツは、太めの千切りにしてさっとゆでてザルに上げ
ワインビネガーと合わせると、鮮やかな赤紫色に変わります。
まるで魔法のよう。ケイパーを加えて、味と色のアクセントにしました。
味付けはシンプルに、塩、こしょう、ビネガー、オリーブオイルのみ。
酢と油の割合は、1:1が最近の我が家のドレッシングです。



価格が安定しているきのこ類は、いつでも主婦の味方ですね。
レンコンとクルミを加えたバルサミコ・マリネ。
こちらは料理教室のMenuですが、常備菜として欠かせません。

「野菜が高い」と嘆くより、「何ができるかな?」を楽しみながら
キッチンに立ちたいと思います。

長い夏の終わりに


10月に入ってからも、真夏日や長雨で蒸し暑い日が続いた今年。
やっと残暑が終わり、秋らしいさわやかなお天気になったので、
昨日、タワー・ファンを片付けました。

夏中よく働いてくれたので、中を除くと汚れもたくさんたまっていました。
綿棒などで埃を取ろうとしたのですが・・・・なかなかうまくいきません。

『分解していい』とは取説に書いていないので、壊れることを覚悟で分解。
途中、何度か掃除をしていたのに、この埃にはびっくり!!!


すっきりきれいになったので、箱にしまって納戸の定位置へ。

季節もの家電の片付けは、「よしやるぞ!!」と気合いを入れて丁寧に。
天気も気分もよい日に片付けると、気持ちもすっきりさわやかです。


使用頻度の高いお茶、紅茶、珈琲、ラップ類、香辛料などの引き出しは
汚れをためないように、気が付いたらすぐにキレイにしておきます。

ちょっとした空き時間に、ちゃちゃっとすませるのがコツ。
洗濯が終わるまでの10分ほどで、引き出しを一段だけ片付けました。
 

中身を出して、アルコール消毒もかねて拭き掃除。
お茶やコーヒーのカスやホコリ、気が付かないうちについた汚れを
スッキリと落として乾燥させ、中身は賞味期限を確認しながら戻します。

すべてを一度にやろうとすると、時間がかかるし、疲れます。
引き出し一段を気が付いたときに・・・なら、案外すぐに実行できます。

汚れは貯めない、掃除は欲張らない
それが気持のよい暮らしの基本かなぁと思う秋です。