3/23/2020

花見散歩の後はロゼ・ワインで


ポカポカ陽気の日曜日。呑川緑道の桜並木も満開に。
風がとても強かったのでどうしようか迷ったのですが
駒沢公園まで往復1時間半ほどのお花見散歩を楽しみました🌸
久ぶりの外出&全身運動(苦)。人間、歩かないとダメですねー。
桜を愛でた日の夜には、ロゼ・ワインが飲みたくなります。
そんなわけで、タルト・フランベとロゼの晩ごはんに。


キュッキュッと歯応えよく茹でたインゲンは、甘味が嬉しい。
ボルドーのロゼワインと甘夏の酸味と苦みがよくあって。
アルザス料理のタルト・フランベはマンステールとマッシュルーム2種類を。
どちらもヨーグルトの水切りをフロマージュ・ブランの代わりに生地に塗り
炒めた玉ねぎをたっぷりとのせます。その上からベーコンをぱらり。
最後にマンステールとマッシュルーム、新玉ねぎのスライスをたっぷりと。
200℃で15分ほどパリッと焼いたら、マッシュルームの方にはルッコラをのせて。
「おー、アルザスで食べたみたいだ💛」と歓喜の声(笑)。
最近は、生地に全粒粉を入れるのがお気に入りです。


ランチ代わりのデザートは、清美オレンジの「サヴァラン」を。
焼き立てによく冷やしたシロップを染ませてみたら、意外にも成功。
というのは、温かいシロップでないと染み込みにくいと信じていたのです。
いろいろ調べると、ケーキとシロップの温度は諸説あるようです。
古くからあるレシピも大切だし、いろいろ試して納得するのも大切。
お菓子も料理も作るほどに奥が深く、作るたびに発見があります。
正解がないから楽しいのですねー。
何度も作って、自分や家族が好きな味を見つけてくださいね。

3/20/2020

そら豆だけミニミニ春巻き


今年もこの季節がやってきました。はい、そら豆です。
ホクホクとした食感となんともいえない甘味、そしてこのビジュアル。
春から初夏にかけ、南北に長い日本は産地を変えながら楽しめます。
なんたる贅沢さ。日本で暮らすことのすばらしさ。
新型コロナウィルスになど、負けてはいられませんね。 



「そら豆だけ春巻き」はミニサイズの皮で作るのが定番ですが
普通サイズの皮しかなかったので、4等分してミニミニサイズに。
いつもはそら豆を茹でて、マッシュしてから包んでいたのですが、
ふと思いつき、生のまま2個ずつ並べて巻いてみました。


皮が余ったので、天使の海老を4尾解凍してゴーダチーズと巻きました。
隠し味はピリッと旨辛のエスプレットを少々。
天使の海老の頭はもちろん、カリッと素揚げしていただきましょう。


7㎝ぐらいのミニミニ春巻きがたくさんできました♪♪
何もつけずにそら豆の甘味を堪能した後は、藻塩とレモンでさっぱりと。
いつものマッシュ春巻き(右写真)も好きですが、丸ごとのほうが好みかも。
天使の海老&ゴーダチーズ&エスペレットは言わずもがな🦐
どちらも我が家の春の定番になりそうです。


前菜は爽やかな色合いの「Salade Verte」に。
春レタス、新たまねぎ、プチトマト、ブロッコリー、ピーマン、
ブラックオリーブ。冷蔵庫にある野菜いろいろで。
食前酒のビール、イタリアの辛口スプマンテにもぴたりと合って。
今日も旬の恵みに感謝して。 

3/19/2020

2人の母に送るLemon cake


3時のおやつにレモンケーキを焼きました。色も香りも春らしい💛
ティーポットにお湯を注いだら、茶葉が開くまでの時間に
生クリームとピスタチオ、ベランダのヴィオラとミントを飾ります。
ちょっとしたデコレーションをプラスするだけで、
いつものティータイムがゆったりとした寛ぎの時間に。
お皿の中の景色を考える時間が楽しくて。


たくさん焼いて、お彼岸のお供えもかねて2人の母におすそ分け。
いやいや、逆でした。母たちにと焼いたケーキを味見するティータイム(笑)。
まとめ買いしたレモン型は大切な宝物。眺めているだけで可愛い。


桜の葉と花の塩漬けを焼き込んだシンプル・パンと胡桃パン。


苺ジャムも作り、レモンケーキと一緒に詰め合わせに。
「届いたよー」元気な声を聞けば、ほっとひと安心。
世間話をしながら、季節の宅急便を喜んでくれている笑顔が浮かびます。
次回は何を届けましょうか。


3/18/2020

新たまねぎと新ごぼう


木々が芽吹くこの季節。春限定の野菜が店先に次々に並び始めます。
新じゃがいも、新たまねぎ、新ごぼう、春カブなどの根菜類や、
春キャベツ、芽キャベツ、菜の花、わけぎ、筍、山菜…と、
好物ばかりで、想像するだけでお腹がすいてきます。

この日は料理教室でもご紹介している2品の晩ごはん。
「新たまねぎとタコのガリシア風」は
タコの旨味と新たまねぎの甘味が一つになり、汁まで美味しい一品。
「新ごぼうのプロヴァンサール」は
西洋ごぼうの代わりに新ごぼうを使った南仏料理。
新ごぼうとトマトソースの相性に、きっと驚かされます。
wineは南仏の軽やかなグルナッシュを合わせました。



くし型に切った新玉ねぎを耐熱皿に並べ、ラップをかけて
電子レンジで7分ほど加熱して火を通しましょう。
オリーブ油をぬったタルト皿に新玉ねぎを並べ、塩・こしょうを各少々。
熱湯を回しかけて水気をふき、一口大に切った茹でタコを間に並べ、
チリペッパー、燻製パプリカ、ハーブドプロヴァンスをかけ
最後にオリーブオイルを全体にかけて250℃のオーブンへ。
上段で5~6分焼き、焦げ目がついたらできあがり。
タコが固くなるので、焼きすぎに気をつければ失敗なし💛


新ごぼうは5cmに切り、縦半分に。水と酢を加えて約15分やわらかく茹で、
にんにくの香りをつけたオリーブオイルで、じっくり5分ほど炒めます。


玉ねぎ1/2個の薄切りとにんにくのみじん切り2片分をよく炒め、カットトマト1缶、
塩小1/2、胡椒と砂糖各少々、コンソメの素1/2個、ローリエを加えて
蓋をして15分。蓋をとってあと5分。味をみて足りなければ、塩胡椒をプラス。
  

炒めた新ごぼうとトマトソースを合わせ、弱火で絡めながら
味を馴染ませます。温かいままでも、冷めても美味しい。


ボストンで買ってきた玉ねぎ柄のクロス。やっと使えました💛
パプリカとチリ、ハーブがアクセントになってあまりに美味しい。
生命力あふれる「春野菜」に元気をもらう毎日です。

3/13/2020

Angel food cake Sakura cherry blossom flavor


今日のおやつは、春らしい「桜フレーバーのAngel cake」に。
Bob Dylanの日本公演中止が、今日、発表になりました。
二人とも楽しみにしていたので、かなりショックを受けています。
そうなることはここ数日の状況で、十分に予想していたけれど、
いざ現実となると何とも言えず、どこにもぶつけようのない感情がふつふつ。


元気づけに、春らしいケーキを作ることにしました。
卵白が2個冷凍庫にあったので「Angel food cake」に。
卵白だけで作るフワフワで真っ白なアメリカの定番ケーキです。
桜の葉の塩漬けを生地に加え、生クリームはほんのり桜色に染めました。
デコレーションは桜の花のつぼみを飾りましょう。 


桜フレーバーでこのケーキを作ったのは初めてですが、
見た目も味も春風のようにやさしくて💛
食べながら、先ほどのショックから立ち直っている自分がいました。
甘い物には、不思議なチカラがありそうです。


3/12/2020

Birthday Dinner 2020💛


今年のBIRTHDAY CAKEは、チーズケーキのリクエスト。
「グレーテルのかまど」という番組で紹介されていたケーキです。
レア・チーズケーキのように見えますが弱火でじっくり焼いています。
表面の白はサワークリーム。その下にチーズ・カスタードが隠れています。
レシピ通りだと砂糖やバター、チーズの量がかなり多かったので
レモン汁を加えたり、砂糖とバターを控えたりと我が家好みに。
前日に作って冷蔵庫でよく冷やし、エディブルフラワーを飾りました💛


濃厚なチーズ・カスタードに爽やかなレモン風味のサワークリーム。
少し塩気のあるグラハムクッキー。その組み合わせがすばらしく、あ~幸せ♪♪
いつも作っているチーズケーキとは全く違う食感と凛としたたたずまい。
「おいしいなぁ💛」とダーリンもお気に入り。ほっとしました。
何度も作って、我が家の定番ケーキにしたいと思います。


久しぶりに焼いたシナモン風味のグラハム・クラッカー。
これをフードプロセッサーで砕き、バターと混ぜてケーキの台に。
もしかしたら、このケーキの美味しさの決め手になっているかもしれません。
香ばしくて歯ごたえがあって、一つ食べると三つ食べたくなる困りもの(笑)。


Birthdayディナーの前菜は旬の野菜のジュレスープとアボカド・ボート。
メインは熟成ボルドーに合わせ、ダーリンの好物、ラムチョップのハーブ焼きに。
アボカド・ボートはアボカドに小海老とグレープフルーツを和えて
レモン汁と塩・胡椒、エスペレットで味付けし、オレガノを添えました。
ジュレスープは、色よく歯ごたえよく茹でた季節の野菜
(スナップえんどう、ブロッコリー、カブ、人参、赤パプリカ)を1㎝角に切り
食べる直前にジュレと混ぜて、オリーブオイルと黒コショウをふりかけて。


ラムチョップは塩胡椒、すりおろしにんにく、ローズマリー、ミント
オリーブオイルでしっかりとマリネしておきます。
野菜(キャベツ、さつま芋、ピーマン)と一緒に200℃のオーブンで20分。
こんがりと焼き上げます。焼き上がり5分前プチトマトを入れて。


ワインはセラーで11年寝かせた「Chateau Brunaire duluc-ducru1999」に。
1999年のブラネールは見事なまでに香り高い作品だ(香りは黒鉛、鉛筆の削りかす、ブルーベリー、ラズベリー、ブラックカラントを思わせる)。豊かで、層をなし、ミディアムボディで、純粋で、エレガントで、複雑なサン=ジュリアンの風味は良好で、タンニンはやわらかい。酸もめざわりではない。PP89
とのコメントを読めば高まる期待。そして、それを超えるすばらしさ♬
エレガントで奥行があり、肩の力が抜けているのに気品がある。
いつものごはんと合わせるデイリーワインとは、それはもう別物です。
ラムチョップのグリルとの鉄板マリアージュは言わずもがな。堪能しました~💛

毎年、何を作ろうか、何を飲もうか決めるまでの悩ましくも幸せな時間。
ダーリン以上にイベント好きの私が楽しませてもらっています。
といっても作り続けている料理教室MENUの組み合わせ。
生徒の皆さんも、教室のレシピをお好みにアレンジしながら
ぜひ、作り続けてご自分の味を作っていってくださいね。

3/11/2020

ヤムウンセンと麻婆豆腐


新型コロナウィルスで、ほぼほぼ家にこもって生活中。
ヨガ教室もお休みになり、図書館も一部が閉鎖、散歩するのもドキドキ。
代謝が落ちて体が滞っているなぁと思い、晩ごはんはピリ辛料理に。
唐辛子や山椒、ニンニクなどにカラダの反応が早い2人です(笑)。


前菜は料理教室MENUからタイ風 春雨サラダ「ヤム・ウンセン」。
気温も上がって、甘酸っぱ辛い料理が美味しく感じられる季節ですね。
せん切り野菜いろいろとキクラゲ、アーモンド、ゆでた春雨を混ぜるだけ。
味付けは唐辛子、コリアンダーの根、レモン汁、ナンプラー、胡椒、砂糖少々。
茹でた豚ひき肉少々と小エビが加われば、もう豪華版です。


もう一品は、豆腐と挽肉、長ネギがあるという理由で麻婆豆腐。
中華料理はあまり作らないので、レパートリーは5つぐらい(涙)。
陳さんレシピのアレンジで作る四川風がお気に入りです。
豆板醤と甜麵醬、唐辛子、醤油、酒、にんにく、花山椒、
鶏ガラスープの素でなく、コンソメスープの素をほんの少し。


軽めのデイリーワイン、南仏グルナッシュを合わせました。
我が家のエスニックは激辛でないので、ほどよい組み合わせに。

それにしても中華料理のレパートリー、もう少し増やそうかなぁ…と。
餃子、シュウマイ、春巻き、回鍋肉、レバニラ炒め、海老チリ、棒棒鶏…。
やはり、我が家にはこれぐらいで十分かもという結論に(笑)。
今夜もご馳走さまでした。