3/30/2016

軽い口どけに恋をして


3時のおやつに焼いたのは、「アーモンドケーキ」。
4月料理教室のデザートです。アーモンドの粉をたっぷり使いますが
卵は卵白のみなので、真っ白で軽くて、口どけがよく、フワフワ♪♪
何度食べても「おいしなぁ~!!」とにやけてしまうケーキです。
料理を習い始めた20代の頃、このケーキを一口食べて恋をしました。懐かしい!!
9日(土)のレッスンはまだ参加可能です。ランチ気分でお出かけください。
お問い合わせお待ちしています。
http://maaskitchen.blogspot.jp/2016/03/4_27.html
http://maaskitchen.wix.com/info


あまおうがお安かったので、2パック買ってジャム作り。
一粒食べてみると、完熟で甘くて、酸味もしっかりあります。
ならば、グラニュー糖は20%でレモンとキルシュ多めで仕上げましょう。
まずは、グラニュー糖をまぶして、苺から水分が出るのをじっくり待ちます。
明日の朝には、ルビー色の果汁がキラキラしていることでしょう。
料理は、時間の魔法がおいしさを引き出してくれます。楽しいですね。

3/27/2016

4月料理教室 試作ごはん


4月料理教室の試作ごはん。前菜は「新たまねぎとタコのガリシア風」。
春限定の新たまねぎをたっぷりいただける料理です。
タコの旨みを限界まで吸い込んだ新玉ねぎのおいしいこと。
とろける玉ねぎと歯ごたえのよいタコのコントラスト。
香ばしいパプリカとチリのアクセント。地味な姿ですが、味わいは◎。
知人のイタリアンシェフが「いくらでも食べられる」と絶賛した一皿です。


メインはバスク料理の「PIPERADE」。
家庭ごと店ごとに味わいも見た目も違い、それぞれに美味しいのがおもしろい。
にんにくと玉ねぎ、パプリカを油で炒め、トマトを加えて炒め煮した料理で
仕上げにエスペレット産の赤唐辛子をパラリ。最後に溶き卵を加えて
半熟になったら火を止めて。バイヨンヌの生ハムをカリっと焼いて添えるのが
ご当地風です。レッスンでは自家製塩豚とソーセージを添えましょう。
この何でもない組み合わせが、食べてびっくりの未知の味。
バスク料理ってスゴイと思わせてくれた、ピペラード・ソースをお伝えします。


ソースとともにメインでご紹介するのが塩豚です。
本格的に作ると大変な保存食ですが、今回は、少量でできるバージョン。
家庭向きにアレンジした塩豚(プティ・サレ)の作り方をぜひ覚えてくださいね。
焼いても煮込んでも味わい深く、料理の幅が、きっと広がります。
噛み締めるほどに香ばしさが口いっぱいに広がって!!う~ん、幸せ♪♪


最近は、自家製ソーセージにも挑戦中。4月のレッスンでは、
添加物や保存料が入らない肉とハーブと塩・こしょうだけで作る
素朴なソーセージの味わいを、体験していただきたいと思っています。

4月のレッスンの申込みは締切りましたが、若干名参加可能なクラスがあります。
ご希望の方はお問い合わせくださいね。
また、2名以上のお申し込みで、別途日程でのレギュラー・レッスンも可能です。
ご希望の方は、31日(木)までに、お問い合わせくださいね。






久々の餡子ツアー


のんびりできる土曜日。年に数回だけれど、餡子ツアーに出る。
木曜日の体調やほろ酔い加減で決まる「そろそろ行きますか!」の一声。
金曜日の午前中に電話するのは、豆大福で有名な「松島屋」さん。
生憎、土曜日販売分の豆大福は完売だったけれど、
シーズン最後の芋羊羹が予約でき、夢見心地の週末に。


ほぼ日の「マリーの部屋」を愛読している我が家。
「栗蒸し羊羹」の大ファンだけれど、「芋羊羹」は知らなかったのだ。
来年はぜったいに食べようね!と話していた矢先、ゲットできるとは!!!
もう、我が家好みとしかいいようのない、シンプルで計算しつくされた味わい。
芋の甘みと砂糖のバランス。つぶし加減。絶妙なやわらかさ。
豆大福の代わりに出会えたこの味は、今シーズン経験できてよかったなぁ。


季節限定ものでは、「桜餅」と「うぐいす餅」。どちらも素朴で上品。
こし餡と皮、桜の葉の塩漬けのこれ以上はないバランス。食べやすい大きさ。
こちらの「うぐいす餅」の歯ごたえには、驚く人も多いと聞くけれど、
パワフル厚めの餅でこし餡を包み、香ばしく甘すぎない青大豆きな粉が・・・。
完全にマイノリティーだと思われますが、病みつきになること間違いなし。

松島屋さんの後は、メゾン・カイザーに寄ることが多いのですが
昨日は、ガトー・バスクとバゲットを目的に「メゾン・ダーニ」へ。
そのレポートはまた後ほど~。近いうちに、豆大福リベンジツアーも企画中。

3/25/2016

4月料理教室の本日締め切り日


4月の料理教室の申込み受付中です。
お一人でも、お友達同士でも、お気軽にご参加くださいね。
2名以上で、別途日程でも開催可能です。
お問い合わせ&お申し込みお待ちしています。


4月の料理教室のご案内
参加希望の方は、3月25日(金)までにお申込みください。
※日程調整中の方は、その旨をご連絡いただけると材料手配などの教室運営上、助かります。
  ご協力どうぞ宜しくお願いいたします。

MENU
・Pulpo et Oginon a la Gallega 新タマネギとタコのガルシア風
・Piperade Omelette a la basquaise バスク風オムレツピペラードソース
・Almonde Cake アーモンドケーキ
※材料手配の都合で内容が変更になる場合もございます。ご了承ください。
日時:4月8日(金)、9日(土)、12日(火)、13日(水)、14日(木)
   10時半~14時半(予定)
レッスン費:7000円(税込) 申込締切日:3月25日(金)
※詳細はinfomationをご覧ください。

3/24/2016

喜んでいただける幸せ


今日は朝から、中振袖と袴の着付けのお仕事でした。
美容院からのご紹介で成人式に初めてご依頼いただき、今回は卒業式。
着付けをリピートいただけるのは、本当に嬉しいことです。
新しい門出のお手伝いをさせていただき、ありがとうございました。
あまりに可愛くて、今回も写真を撮るのを忘れてしまいましたが・・・
マンションの廊下で会ったマダムに、「素敵な袴姿ね!」と、
早速、ほめられちゃいました♪♪着物もお嬢様もどっちも素敵でした。
就職先「Healthy Island」の可愛い石鹸をいただきました。
今度、恵比寿のお店にもぜひ、伺いたいです。使うの楽しみー!!


着付けの仕事が終わって、襷と前掛けをはずしてパチリ。
立ったり、座ったり、30分ほど動きましたが、着崩れはなかったようです。
この後、日本橋で着物の勉強会でしたので、今日はお召しに名古屋帯。



急いで道行コートをきて、お出かけです。
そうそう、このお召しは背中にこんな刺繍紋を入れています。
20年前に作ったので、ちょっと色が地味だなーと思い、赤ワインで酔ってる龍を。
着物を着るのが大好きで、少しでもきれいに着たくて着付けを習い
気がつけば・・・着付けを頼まれるようになっていました。
好きなことで、誰かに喜んでいただけるのは、本当に有難く、幸せだなぁと
この道の師匠に出会えたことに、心から感謝した今日でした。

3/23/2016

卒業式は袴がブームに


先日、京都に用事があって出かけた日は、ちょうど近くの大学の卒業式。
関西らしい、華やかな袴姿のお嬢様たちをたくさん見かけました。
可愛いなぁと思いつつ、仕事柄、気になったのは、袴の丈。
足袋と袴の裾の間から、素足が見えるほど短く、胸の高さで着ているのです。
上半身が短ければ、確かに脚長効果は大なのですが・・・
ブーツでなく足袋と草履を合わせるには、ちょっとバランスが悪いようです。
身長と袴の丈、体型を見ながら、一番、スタイルよく見えるバランス。
それをすばやくつかむには、やはり経験しかありません。


明日も、卒業式のお嬢様が着付けにいらっしゃいます。
補正は最小限にして、後姿もできるだけすっきり小さくまとめましょう。
基本は崩さず、今の流行も取り入れて・・・そんな着付けを心がけています。
晴れの日が笑顔で過ごせるように、しっかり準備したいと思います。

いかなごのくぎ煮


今年も、春の息吹「いかなごのくぎ煮」が届きました。
ダーリンの故郷の家庭料理で、おばさまが作るくぎ煮は絶品です。
茹でて丁寧に渋皮をむいたくるみと、庭で採れた実山椒が入り、
つやつやとして美しく、食べだすととまらなくなる美味しさです。
ご飯のお供に、酒の肴にと、あっという間に食べきってしまいます。


初めてこのレターパックが届いたときには、ずいぶん驚き、感激しました。
くぎ煮専用の印刷がされていて、サイズぴったりの容器もあって・・・。
どれだけのお母さんたちが、全国にこのくぎ煮を届けるのでしょう!!
毎年毎年、繰り返される春の風物詩。なんだか素敵だなぁ~と。


 いつものスーパーにも、たくさんのおいしい春が訪れています。
蛍烏賊もそのひとつ。さっと湯どおしして、目を楊枝で取り除き、
わけぎと合わせて、春色のぬたを作りましょう。



その季節に一番おいしくなる旬の食材を、感謝して丁寧に料理する。
毎年、毎年、劇的な変化はない日々ですが、めぐる季節を愉しむ毎日が、
心と体をイキイキと元気にさせてくれるような気がしています。

3/22/2016

レモンコンフィのタジン


3年もののレモン・コンフィを使い切ったので、2年もののデビュー。
毎年、観音山レモンを取り寄せて、1.5kgほど漬け込みます。
2010年に起きた空前のタジン・ブーム。その時に知った異国の味は
スパイス好きな我が家には、欠かせない調味料となりました。
料理教室でも、毎年、作り方をご紹介しています。


千切りのレモン・コンフィと各種スパイス、にんにく・生姜のみじん切り。
30分以上マリネした鶏肉をこんがり焼きつけ、お好みの野菜と一緒にタジン鍋へ。
白ワイン100ccを注ぎ、蓋をしてコトコト蒸し煮すれば、約20分で完成です。


熱々のタジンに香菜とアリッサを混ぜながら、ハフハフいただきます。
クスクスやサフランライスを合わせることもありますが、
昨日はその分、タジンをたっぷりと堪能しました~!!


日々の食事では、ゆるーくGI値を意識している我が家では
メイン料理の前にまず、野菜をたっぷりといただきます。
パプリカ、インゲン、ブロッコリー、紫玉ねぎ、レタス、香菜のエスニックサラダ。
粒マスタード、塩・こしょう、ワインビネガー、EXオリーブオイルで
作りたての自家製ドレッシングを食べる直前にかけて、さあ召しあがれ!

3/21/2016

清美タンゴール


国産の柑橘類は12月から4月頃が出回り期。
スーパーの店頭にも、今、たくさんの品種が並んでいます。
完熟になるのを待って、3月に収穫が始まった「清美タンゴール」。
初めて食べるのですが、みかんとオレンジを掛け合わせた新しい品種です。


果汁を飲むと甘みが強いので、グラニュー糖は果実の25%に。
皮や果汁だけでなく、果肉の袋も刻んで入れると
ペクチンがよく出て、少ない砂糖でもとろみがつきます。


オレンジのジャムを煮ると、食べたくなるデザート「Biellts Doux」。
サクサクのクッキー生地に濃厚なカスタードをはさんで焼き上げ、
ジャムを使った温かいオレンジ・ソースをかけていただきます。
冷凍もできるので、ストックしておけば急なお客様のときにも慌てません。
久しぶりに食べたら、心がほっこりとやさしい気持ちになりました。
もうすぐ母の誕生日。春の紅茶と一緒に贈りましょう。


オレンジつながりで・・・昨夜は「春鰯で」ベッカ・フィーコを作りました。
刺身用のマイワシが、魚屋さんにリーズナブルに並んでいます。
脂ののりも身の締りもほどよく、オレンジとハーブの香りが爽やかで
何度食べても、飽きることのない絶妙の組み合わせ。大好きな料理です。
料理教室でも、秋でなく春MENUにしたほうがよいかも・・・と思ったり。
手軽に手に入る旬の食材で・・・それが、私の考える家ごはんの基本です。

3/17/2016

苺のサヴァラン


来週BIRTHDAYを迎える、大好きなマダムのリクエスト。
「Savarin aux fraises 苺のサバラン」を試作しました。
バターと卵をたっぷりと使ったイースト・パンの発酵生地で、
お酒入りシロップを充分に染みこませた大人のデザート。
その名は、かの美食家「ブリヤ=サヴァラン」に由来しています。


もともとはロレーヌ地方のパン菓子「クグロフ」に
ラム酒をかけてフランベした「ババ」が原型とか。
それが、現在のコルク型でお酒入りシロップを含ませたものに代わり、
その後、エンゼル型でレーズンが入らない「サヴァラン」へ。


発酵させてこんがり焼き上げたケーキが熱いうちに、
リキュール入りのシロップ300ccをたっぷり染みこませ、
表面にナパージュをぬって仕上げます。
仕上げはマリネしておいた苺を詰めて、生クリームを添えましょう。
苺の季節になると、食べたくなる料理教室でもファンが多いケーキです。

マダムだけでなく、我が家のダーリンもサバランが大好き!!
「マダムのおかげで、試作が食べられた♪♪」と、ご機嫌のおやつタイムです。