誕生日ディナーの記録です。
メインの「ベッコフ」は、アルザスの家庭料理で、日本の肉じゃがのような存在。
豚、牛、ラムなど数種類の肉と野菜を白ワインで24時間マリネし、
バターをぬった耐熱性の鍋に、塩・こしょうしながら野菜と肉を交互に重ねていきます。
一番上はポテトになるようにし、ハーブをのせてマリネ液をすべて注ぎます。
強力粉を練ったパン生地でしっかりと鍋のふちをふさぎ、180℃のオーブンで3時間。
コトコトじっくりゆっくり煮込まれて、ふちのパン生地は自然に割れて、
鍋の中はほっくほくの香り高いベッコフになりました~!!
ベッコフとはアルザス語で「パン屋さんの焼き窯」を意味する言葉。
この地方の奥様たちが、ベッコフ鍋に野菜や肉を入れて馴染みのパン屋さんに行き、
仕込みが終わったパン窯に鍋を入れさせてもらい、作られた料理なんだそう。
なんだか、ほのぼのとしたお話ですね~♪♪
野菜の甘みと崩れるほどに柔らかくなった肉類(この日は生ラムと豚すじで)。
白ワインと塩・こしょう、ハーブだけの味付けなのに・・・まあ、何ということでしょう!!
ワインの木のオーナーになっている「ヴィラティスト・ワイナリーのシャルドネ」と
とびきりのマリアージュとなりました。次回はご当地風に、リースリングで作りましょう。
前菜の希望は「温かいサラダ」ということだったので、
色よく歯ごたえよくゆでた緑の野菜を、バターをぬったグラタン皿に入れ
スライスアーモンド、塩・こしょう、その上から溶かしバターをかけてオーブン焼きに。
いんげん、プチベール、ブロッコリー、芽キャベツ・・・甘くて、香ばしくて、あまりに簡単で
クセになりそうな一品です。樽のきいたシャルドネにこれまたピタリ。
お祝いのデザートは、ずーっとリクエストされていた「パン・ド・ジェーヌ」。
自家製ロー・マジパンで作ってみましたが、まずまずの焼き上がり!!
完成度を高めて、家庭でも気軽に楽しめるレシピに仕上げましょう。
前日に焼いておいたので、よりしっとりとした口当たりになりました。
「HAPPY BIRTHDAY !!」
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