9/07/2015

夏休み気分は終了!


夏休み明け、明日から料理教室がスタートです。
週末には、ステンレスの鍋やカトラリーを念入りに磨きました。
ピカピカになった道具を見ると、夏休み気分はなくなり、緊張感も高まります。
当日は朝からバタバタしないように、できることは前倒しして準備。
環境と気持ちの両方が整えば、笑顔で生徒さんをお迎えできます。



ワインとのマリアージュも含め、時間内に終わるかの確認と最終チェック。
デモンストレーションのレッスンでは、どこまで準備するか、プロセスのどこを見ていただくか
頭を悩ませるところです。今月も、皆さんに喜んでいただけますように。


過去のレシピを見直して、甘さを控えたヌガティーヌが完成しました。
試作が続いていたので、ほぼ毎日3個を食べていますが、心配していた体重は減少傾向。
ビタミンEが豊富で、オレイン酸、リノール酸を含み、AGEs抑制効果もあるアーモンド。
20粒で120kcalとそれほどカロリーも高くなく、アンチジング効果が高い食材といえます。
もちろん、食べすぎはNG。いろいろな食材をバランスよく、おいしくいただきたいですね。

夏休みでリフレッシュされた生徒の皆さんに、お会いするのを今から楽しみしています。

9/04/2015

バスクの郷土菓子Gâteau Basque


6月に白金高輪にオープンしたMAISON D'AHNI メゾン・ダーニ
看板メニューは、フランス・バスク地方の郷土菓子「Gateau Basque ガトーバスク」です。
シェフパテシエの戸谷さんは、バスク地方Biarritzで100年以上の歴史を持つ
老舗菓子店「Miremont ミルモン」で修業を重ね、レシピを伝授されたそう。
その記事を読んで、いてもたってもいられなくなったのは、私でなくダーリンでした。



2年前に訪れたバスクでは、Biarritzのキッチン付アパルトマンに宿泊して、
連日、ガトー・バスクを食べ歩き。最初に訪れたのが「ミルモン」でした。
アーモンド入りのサブレ生地に、バスク地方の名産・黒さくらんぼのジャムをはさみ
カリッと焼き上げたあの本場ガトー・バスクが、東京で食べられんなんて!!
店内にはバスク地方の焼き菓子と美しいケーキが並んでいます。 
http://www.soraxniwa.com/article/travel_life/201507/mdahni

たくさんの焼き菓子とケーキから選んだのは、もちろん、ガトー・バスクとベレ・バスク。
そして、季節のマンゴーを使ったサバランとくるみの焼き菓子です。
「今度はいつ、バスクに行けるかなぁ♪♪」と、家族会議になるほどの本場の味わい。
他のケーキも食べてみなくては!!メゾン・ダーニ、通いたくなる魅力的なお店です。



こちらは、BIarritzのミルモンに訪れたときにいただいた、ガトー・バスク。懐かしい。


そして、試行錯誤の末、レシピを完成させたマーズ・キッチンのガトー・バスク。
今度ご紹介するときには、小さいサイズにして、サブレのサクッとした食感を出してもいいなぁ。
もう少し涼しくなったら、カスタードや季節のジャムで、久しぶりに焼きたいと思います。

9/03/2015

鶏手羽先の中華風煮込み


圧力鍋で煮込むと、骨からほろほろと身が外れる鶏手羽先。
昨夜はこっくりと、中華風の煮物にしました。圧力鍋に鶏を並べ、肉の1/2の高さの水。
酒、しょうゆ、砂糖、みりん各大さじ1と味の決め手に、五香粉を小さじ1ほど。
中火にかけて、圧力2で5分煮て自然放置。それを3回ほど繰り返したら、ゆで卵を加えて
味を含ませ、食べる直前に色よく茹でたいんげんを煮汁にからめ、盛り付けます。
煮汁にコラーゲンが溶け込んで、お肌プルプルも期待できます!


久しぶりに室温が30℃になったので、朝食用のパンを焼きました。発酵は自然まかせ(笑)
夏休みに夢中になった、パートフェルメンテ(発酵生地)を使うリュスティックです。
水分多めであまり捏ねず、時間をかけて発酵させます。今回は70点ぐらいの出来映え。
もう少し大きな気泡が入り、皮はバリっと中はもちっとした瑞々しい断面を目指しましょう。

そういえば、昨夜の晩ごはんのときにダーリンが言ったことに、どきっとしました。

「人の体は7年かけて細胞がすべて入れ替わるんだって。だから僕たちの細胞は、
全部一緒になっているってこと。この7年、3食ほぼ同じものを食べているんだから。」

確かに・・・朝食、お弁当、夕食、たまの外食も99%は一緒。互いに友達が少ない(苦)。
毎年8月に一緒に受ける人間ドッグは、今年も問題なくクリア。体重もベストをキープ。
日々の食生活を預かる主婦として、ちょっぴりほっとした夏休みです。

9/02/2015

出汁をとったその後は・・・


肉厚の羅臼昆布は、出汁をとった後もおいしい佃煮に変身してくれます。
数回分を冷凍しておいて、圧力鍋でやわらかく煮た後は、強火で水分を飛ばします。
仕上げに黒ゴマを加えれば、香りもコクもある常備菜の完成。
おにぎりに混ぜても、酒の肴としても、たまらない一品です。

 切り出し羅臼こんぶ

1袋1080円で送料込み。最近は、こちらの羅臼こんぶがお気に入り。
煮干や昆布、かつお節でとる出汁は味わい深く、少しの調味料でも料理を
おいしくしてくれます。ほん少しの手間を大切にしていきたいです。

富山の昆布専門問屋「源蔵屋」
http://item.rakuten.co.jp/konbu-genzouya/101120

9/01/2015

帯結び~だらり文庫


8月末にお手伝いさせていただいた「レ・クレドール アジアン コングレス」のガラ・パーティ。
10名のコンシェルジュのみなさんへの、振袖や訪問着の着せ付けを4名で担当しました。
すべて異なる帯結びで・・・というご希望で、私は笹島式でなく三重紐での帯結びの担当に。
若いお嬢様なら、三重紐を使った華やかな帯結びが可愛らしいものですね。



さて、今日の帯結びのテーマは、このパーティで師匠が結んだ「だらり文庫」。
舞妓さんが丸帯で結ぶ「だらり」を、袋帯で表現した帯結びです。
チマチョゴリやチャイナドレスなど、各国の皆さんが正装で出席されたパーティでは、
会場のホテルでは、古典的でシンプルな帯結びが、ひときわ美しく感じられました。



関西巻きで結ぶので、慣れないと時間がかかります。目標は、着物と帯で20分。
帯の位置はあと五分高く、左右の羽はもう少し内側に。まだまだ練習が必要ですね。



虫の声とともに、秋の着物シーズン到来です。
生徒の皆さんも、この秋はぜひ着物でのお出かけを楽しんでくださいね。

9月料理教室 試作中


9月の料理教室は来週スタートです。
MENUは、過去8年で2回レッスンしているけれど、毎回レシピを見直しています。
時代はよりヘルシー嗜好となり、温暖化で季節感や流通する食材も変化。
私自身が、その時々に一番おいしいと思えるレシピをご提案したいと思っています。

前菜の「ニース風サラダ」は、南仏を訪れるたびに、一度はいただくビストロの定番料理。
先日、大好きな「BISTRO CHIKARA」でいただいた、遠藤シェフ特製ツナを使ったサラダに
いたく感激し、刺身用のマグロでコンフィを作ってみることにしました。
いわゆるツナ缶とは雲泥の差の美味しさに絶句。なんで今まで作らなかったのか?
教室では、オリーブオイルで煮るのでなく、家庭で作りやすいレシピをご紹介予定です。
具材のトマトは、プチトマトよりも普通のトマトなどのほうがよいかなぁと検討中。


メインの「秋サバのグラタン」は、マーズ・キッチンでも人気の秋のMENU。
9月は残暑厳しい頃なので、できるだけ火を使わずに・・・と8年前レシピを考えました。
でも今年は、ちょっぴり状況が違ってきそう。トマトソースに刻んで加えたニンニクは
スライスして表面に散らし、カリっと香ばしく焼いてみたいと思います。
サバの下に敷く野菜は、ナスだけのほうが秋らしいかもと思ったり。試作が続きます。

 プロシーソ ロゼ

マリアージュするワインはシチリアの「ロゼ プレシーソ(ワインピープル)2010」。
ネロ・ダヴォラ100%のこのワイン、シーフード料理やサラダによく合います。


デザートの「ヌガティーニ」は、甘い香りが広がって、焼いているときの幸せな気分∞。
過去レシピのままでも好みの味ですが、もう少し甘さを控え、シナモンをきかせたい。
アーモンドと砂糖、シナモン、ハチミツのバランスを再考中。
食べ始めたら止まらない、ちょっぴり危険なお菓子ですから、よりヘルシーに致しましょう。

今日から9月。味覚の秋を存分に楽しみたいですね。

※9月の料理教室は、申込締切日を過ぎましたが、まだ若干名参加可能です。
ご希望の方は、お問い合わせくだいね。
http://maaskitchen.blogspot.jp/2015/07/9menu.html