4/23/2019

グリーン・アスパラガス料理


この日のアスパラ料理は、5月の料理教室MENUです。
見た目も爽やかな「緑のテリーヌ」をアスパラガスを主役の前菜に。


緑の野菜はアスパラガス、いんげん、ブロッコリー、グリーンピース。
アスパラガスのゆで汁がとてもよい出汁になるので、コンソメは使わずに
ゆで汁と刻みパセリ、塩胡椒で調味したゼリー液で固めました。
レッスンでは、コンソメ風味のゼリーにミントの香りを移します。


ゼリー液で固める冷製テリーヌは、マーズキッチンのスペシャリテ。
美しく仕上げるための、いろいろなコツが詰まったレッスンになります。
季節ごとに野菜を変えれば、オールシーズン楽しめるおもてなし料理。
切り口を想像しながら詰める作業は、とてもクリエイティブでワクワクします。


アスパラガスが主役の緑のテリーヌ。我が家のお気に入りの一品に。
パセリ風味のビネグレットソースとの相性もよく、切り口もキレイ。
アスパラガスの美味しさと美しさが同時に味わえます。


この日のメインは、フランス料理の定番「塩豚とレンズ豆の煮込み」。
一見、地味な料理ですが、豚の旨味と豆の甘味、野菜の滋味が一体になり
何度も食べたくなるおいしさ。料理教室でもご紹介しています。


翌日のグリーン・アスパラガス料理はこちらの2品。
リクエストで、キッシュと豚肉ロールを作りました。



フードプロセッサーで作ったパイ生地を型に敷いて空焼きし、
炒めた新玉ねぎと生のグリーンアスパラガスをたっぷりと並べます。


キッシュソースは卵と同量の牛乳、塩胡椒、ナツメグとシンプルに。
アスパラガスの旨味が染み出るので、チーズをふる必要なしの美味しさ♬
サニーレタスとプチトマトを添えて、熱々をいただきました💛


メインは豚ロース肉の薄切りを巻いて、アスパラの豚肉ロールに。
とびきり太いアスパラを選び、薄切り肉を2枚ずつ斜めに巻きます。
豚肉によい焼き色がついたら蓋をして、しばし蒸し焼きに。
肉が巻いてある部分はアスパラの水分が保たれて、とってもジューシー💛。
フライパンは底径が28cmあるのですが、6本並べるのがやっと。
これだけ立派なアスパラだと、肉巻きもご馳走に変身します。


合わせたワインは、ドイツはフランケン地方のシルバーナ。
アスパラワインと呼ばれているだけあり、その相性は言わずもがな。


ぴりかファームから届いたアスパラガスも残り10本。
この料理はやはり外せないねーということで「Asperges Maltaises」。
オレンジの産地マルタ島のアスパラガス料理。
オレンジの皮と果汁、バター、ゆで卵、パセリで作る特製ソースで
茹でたてのアスパラガスをいただきます。
メインは久しぶりにラムをバジルソースでいただきました。
今が旬の色鮮やかなクレソンをたっぷりと添えて。
チリの自然派ピノ・ノワールが味わいを引き立ててくれました。


ほぼほぼ1週間かけて堪能した北海道のグリーン・アスパラガス。
最後の4本は、朝食のスープにしていただきました。
レンジで柔らかくした新玉ねぎと茹でたアスパラガスにほんの少しの塩こしょう。
茹で汁と一緒にミキサーにかけ、穂先はバターソテーにして浮き身に。
濃厚なのに優しい味わい。とっても幸せなアスパラ三昧の1週間でした!!
それもこれもこの「グリーン・アスパラガス」との出会いあってこそ。
北海道「ぴりかファーム」の皆さまに感謝。今年もごちそうさまでした。

4/19/2019

北海道から緑のごちそう


北海道「ぴりかファーム」から、グリーンアスパラガスをお取り寄せ。
昨年、知人のご両親が作っているアスパラガスをいただき、
あまりに美味しくて、今年は春芽の出荷を待って、早速、注文しました。
筍を食べ終わった翌日に届くなんて、なんともよいタイミング。
今度はアスパラガス三昧の嬉しい日々がスタートです。


いろいろな太さが混合なので、まずは細いものを選んで
料理教室の定番煮込み「Asperges aux Petits Pois」を作りました。
グリーンアスパラガスとグリーンピース、新玉ねぎの煮込みです。
アスパラガスを茹でたゆで汁はとても美味しい出汁になります。


バターで炒めた新玉ねぎとグリーンピース。
そこにゆで汁と月桂樹を加え、豆が柔らかくなるまで煮ます。
茹でたアスパラガスと穂先を加えてひと煮すれば完成。
味付けは塩・胡椒を少々。アスパラの旨味と玉ねぎと豆の甘さがご馳走です。
右写真はゆで汁と豆を加えて煮る前の写真で、穂先はまだ生のまま。
この日はクラプトンのコンサート。帰宅が遅くなるのがわかっていたので
家に帰ってさっと煮るだけでよいように、途中まで仕上げておきました。


21時45分に帰宅。コンロの鍋を中火にかけて温めている間に、
一番太くて(プチトマトと同じくらい)立派なアスパラガスを2本選び、
こんがりグリル💛味付けはシンプルに塩・こしょう、オリーブオイル。
キンと冷やしておいたスペインのアルバリーニョといただきました!!
香り高く、甘くてギュッと詰まったアスパラの旨味とよく合うこと。
コンサートの余韻とともにご機嫌な夜になりました♪♪


翌朝は、ボイルした熱々のアスパラガスとポーチドエッグで。
5分でできる朝ごはんですが、アスパラガスの香りが広がり、
茹でただけも、とびきりのご馳走に💛


この日のお弁当は、アスパラガスとグリーンピースの煮込み。
サーモスのスープポットに入れれば、熱々のままなので
晩ごはんがスープや煮込みのときには、多めに作るように。
翌日のほうが、味が落ち着いて美味しくなることがほとんどなので
ランチタイムが楽しそうなダーリンです。


太いアスパラガスの根元ねの皮むきには、専用のこちらを使います。
ピーラーでもよいのですが、太めのアスパラガスにはこの皮むきが便利。
仕事がはかどり気分が上がる道具があると、料理が楽しくなります。
春になると、たくさんのアスパラガスを食べるヨーロッパには
皮むき、トング、皿、ゆで鍋など、アスパラ専用の道具が色々あり、
見ていると、ついつい欲しくなってしまいます。


この日の晩ごはんは、バターで炒めた新玉ねぎとケイパー、
レモン汁で作る白とグリーンのソースをたっぷりのせて
茹でたての立派なアスパラガスをハフハフ言いながら堪能しました。
メインはこタンドリーチキンにグリーンカールとプチトマトを添えて。
辛口のロゼワインと合わせていただきました。

今週は、まだまだ『緑のごちそう』が続きます。
ぴりかファームのHPから、
春芽のアスパラガスはまだ注文できます。おすすめです。

4/17/2019

旬の筍を存分に


ベランダの山椒が芽吹いてくると、筍の季節がやってきます。
冬の間は毎年、枯れたかも…と心配させられますが
今年も筍料理には十分なほどの木の芽が採れそうです。



そんなベランダを眺めていたら、今年も筍が届きました。
例年よりも少し大きめサイズが2本(2㎏)。よい香りがしています
タワシで泥を落とし、先を斜めに切って、隠し包丁を入れたら
米糠と鷹の爪と一緒に竹串がすっと通るまで40分ほどゆでます。
鍋のまま冷まして皮をむけば、下茹での完成です。
筍がかぶるくらいの水を入れた容器で冷蔵庫保存しましょう。
毎日、お水を取り替えれば、5日間ほど日持ちします。


 

まずは定番の筍ごはんと若竹煮から。新わかめも美味しい季節です。
海と山の出会いもの。先人たちの繊細な味覚に感謝せずにはいられません。
この日の献立は、ふきの青煮、新玉ねぎと豚肉のサラダ、いんげんのむら雲汁。
目で見て、香りで感じて、舌で味わう。全身で春を存分に満喫しましょう。



翌日は、筍と蛍烏賊のガーリック炒めと天ぷらで愉しみました。
ふきのとう、桜海老、蛍烏賊。春の食材は大好きなものばかり。
辛口のロゼワインと合わせて、ご満悦な筍三昧の2日目です。


まだまだ続く筍料理。3日目はリクエストのタルトフランベを。
生地はアルザスで買った料理本からのアレンジがお気に入り。


フレッシュチーズの代わりにヨーグルトの水切りしたものを。
ベースは炒めた玉ねぎ、新玉ねぎのスライス、モッツァレラチーズ。
具材は筍、ふきの青煮、蛍烏賊と小エビの3種類を用意しました。


水切りしたヨーグルトを生地に敷き、炒めた玉ねぎをのせ
筍、新玉ねぎのスライス、モッツアレラチーズを並べたら
オリーブオイルと塩、こしょうをふり250℃のオーブンへ。
こんがりと焼けたら、ベランダの木の芽をのせていただきます。


小エビと蛍烏賊。モッツアレラはのせず、エスペレットをぱらり。


ふきの青煮は水気をよくきり、ペーパータオルで水分をふいて。
チーズとの相性がとてもよく、癖になりそうな味わいです。


3種類のタルトフランベとクレソンとくるみのサラダ。
そして、この日もロゼワイン💛
今年も筍三昧のしあわせな3日間。もう来年が待ち遠しい(笑)。
旬の恵みに感謝して。ご馳走さまでした。