路地もの可愛らしい小粒の苺が出回り始めました🍓
料理教室の4月MENUでもご紹介している苺ジャムを
我が家用に作りました。透明でキラキラと美しいルビー色。
自家製ジャムの魅力は甘さが好みに調整でき、添加物なし。
旬の熟した🍓を新鮮なまま瓶の中に閉じ込めることができ
好みのリキュールで風味付けも可能。何より、美味しいのです。
毎日の朝食の時間が待ち遠しくなる。そんなジャム、作ってみませんか?
4パック約1kgの苺から出きるジャムは、2瓶。
材料は30%のグラニュー糖、レモン汁、キルシュのみ。
そのままを高温短時間で煮詰めるから生まれる、鮮やかな色です。
砂糖をまぶして一晩ほどおくと、砂糖が溶けて苺から水分がでてきます。
この時間は、苺の中のペクチンが溶け出すのにも必要です。
銅鍋に移してレモン汁を加え、あとは一気に煮ていきます。
沸騰してきたときのアクの量には驚きますが、ひるまず取り除く。
アク取りこそが、苺ジャムの透明感を生み出します。
仕上げにお好みのリキュールを。今回はキルシュを加えました。
部屋中に苺の香りがあふれ、一粒で幸せになれるジャムが完成です。
国産の八朔3個でマーマレードも作りました。
適度な苦みがあるジャムが我が家の好みなので、
マーマレードは皮、果汁、絞った後の内袋も使って作ります。
苦みを除くのに、何度か茹でこぼす方法が一般的ですが
流水でバシャバシャと洗って、好みのところまで苦みを洗い流します。
皮、果汁、内袋を細かく切ったもの、ひたひたの水を加え
お茶パックに種を入れたものも合わせて、2時間ほどおきます。
時間をかけて、ペクチンを十分に引き出しましょう。
銅鍋に移して火にかけ、沸騰したらアクをとり、
皮に透明感が出でてくるまで、中火で煮ます。柔らかくなったら、グラニュー糖を30%加えましょう。
あとは強火で一気に煮詰め、仕上げにコアントローをたっぷりと。
週末のおやつ、「billet-doux 愛の手紙」を温かいデザートに。
ジャムとしてはもちろん、甘さ控えめで果実味たっぷりなので
デザートソースとしても、豚肉や鶏肉の仕上げのソースにも使えます。
フランス料理を習い始めた20代。このデザートに出会いました。
遠きフランス・パリへの憧れが詰まったお菓子でした。
大好きなお菓子だけれど、当時の私には作り方が難しかった(笑)。
料理教室でも紹介したくて、家庭でも作りやすいレシピに変えていきました。
春になると、食べたくなる思い出のお菓子です。
ジャムってこんなに簡単なんだ。こんなに美味しいんだ。
それを知ってから、季節を追いかけてジャムを作るようになりました。
国産の柑橘類と苺、もうしばらく楽しめそうです。
ぜひ一度、自家製ジャムに挑戦してみてください。
0 件のコメント:
コメントを投稿