1/31/2019

自家製ザワークラウト


仕込み後1週間の自家製ザワークラウトで作る『シュークルート』。
酸味ほどよく、キャベツの旨味と甘味が感じられ、何だかほっとする味わい。
「もう瓶詰めのザワークラウトには戻れなくなっちゃうね」。
ニコニコ顔のダーリンに「そだねー!」と思わず言ってしまった私。
頭の中では、仕込み中のザワークラウトをどこに置こう・・・と思案中(苦)。


ザワークラウトは、1㎝ぐらい水が上がってきました。
ふた替わりにした外側の葉も、重石を取ると黄色っぽくしんなりしています。
なんともいえない、甘酸っぱいよい香り。


食べてみてびっくり。想像以上の美味しさ~♪♪♪
甘酸っぱい香りがして、シャキシャキ感もほどよく残ってる。
好みとしては、もう少し酸味がほしい。
使う分だけザルにとって水気をきり、もう一度、重石をのせて再発酵へ。


さらに3日後(仕込み10日目)。
食べてみたら、発酵が進んで酸味も好みのよい感じに。
味噌用のホーロー容器を空ける必要もあり、瓶に移して冷蔵庫へ。
この瓶は、もともと市販のザワークラウトが入っていたもの。
いつもこの瓶に入ったザワークラウトが、冷蔵庫に2瓶あるという幸せ。
想像していたら、お腹がグーっと鳴りました(笑)。


初めてのザワークラウトの汁を新しい仕込みに少し加えることで
その漬け汁が、すでに活動中の菌を含んだスターターとなり、
新しいザワークラウトの発酵が促進されるそう。
サンダーキャッツ先生の教科書を参考に、
仕込みのリズムがつかめるまで、試行錯誤を繰り返しましょう。

1/30/2019

二年に一度の味噌仕込み


2011年からスタートした我が家の自家製味噌づくり。
今年は梅仕事に続き、味噌づくりのワークショップをお引き受けすることに。
味噌づくりの輪が広がっていくのは、私にとってもとても嬉しいことです。
そんなわけで準備や試作のために、大豆からゆでる玄米味噌5㎏以外に
ワークショップ用の味噌づくりセットの玄米味噌2㎏と豆味噌2㎏、
合計9kgの味噌を仕込みました。



八丁味噌に代表される豆味噌は、食べられるまでの熟成期間が約2年。
鈴木こうじ店でも豆麹が販売されるようになり、今年は初挑戦してみました。
初めてなので、麹と大豆、容器がセットになっている味噌づくりセットを購入。
豆麹に米麹も加える方法で熟成期間を1年と短縮しているのが魅力的です。


豆麹を指で粗くつぶしたので、グレーの粒々が残っています。
一年後、どんな風に変化しているか。待つ時間もドキドキわくわくです。


こちらは5㎏の玄米味噌づくり。丹波の大豆1.3kgをゆでるところから。
一晩、水に浸してしっかり戻した大豆は、圧力鍋で20分やわらかく茹でます。


熱々のうちに、マッシャーでつぶしましょう。
玄米麹1.5㎏は手で塊をほぐし、花藻塩500gをよく混ぜ合わせます。

 

塩を混ぜた麹とつぶした大豆を、両手でしっかり混ぜ合わせて
耳たぶほどの固さに残しておいたゆで汁で調整します。


味噌玉を作り、両手でキャッチボールしながら中の空気を抜きます。
あとは、容器にむかって思いきり投げ入れて、一段ごと隙間をふさぎます。


ワークショップでは、側面が透明の容器を使ったので隙間がよく見え、
それをふさぐのに、参加者の皆さんをちょっぴり疲れさせてしまいました。
こんな↑不透明な容器なら、そもそも見えないから気にしようがないこと。

カビ対策についても、各々の室内環境や管理状況が異なるので、
塩を表面にたっぷりのせたり、重石をのせる以外で完全に防ぐことはとても難しい。
人は菌類と共生していると考える私は「カビが生えたら取り除けばいい」かなぁと
思うけれど、もう少し勉強して、疑問や不安にお答えできるようになりたいです。

ご参加いただいた皆さんの手作り味噌が、夏にはおいしくなりますように。
小さなお子様もご参加いただき、たくさんの笑顔に囲まれたワークショップ。
素敵な機会をどうもありがとうございました。

1/22/2019

メインはオニオンリング


冷蔵庫整理の晩ごはん。
あら、食材庫に玉ねぎが一つだけ。うーん、どうしましょう。
『揚げたてのオニオンリング』上手にできればメインになります♪♪

衣がはがれずにカリッと揚げるポイントは、卵液。
といっても溶いた卵1個にオリーブオイル大さじ1を混ぜるだけ。
玉ねぎは1.5cm厚さに切り、外側から2枚ずつはずしていくと
食べたときの食感がよく、衣とのバランスもよくなります。
水気をふいて薄力粉を薄くまぶして、卵液、パン粉の順につけ
180℃の油で色よくカラリと揚げましょう。
「今まで食べた中で一番、品がよくて美味しい!!」
”美味しい”にプラス”品”まで、嬉しいコメントいただきました♡


洋食のリクエストに、ある野菜といえば水菜、紫玉ねぎ、
人参、玉ねぎ、カブの葉…これはピンチです。でもピンチはチャンスに。
サラダはシャキッとさせた水菜を4cmほどにカット、
紫玉ねぎは薄くスライスして水にさらしてシャキッとさせます。
どちらもサラダ・スピナーで水気をしっかりきりましょう。
そこに、クルトン代わりにカリッと焼いた油揚げ、
ブラックオリーブ、少し戻したドライトマトをトッピング。
赤ワインビネガーのドレッシングをかければ
赤ワインにも合う水菜のサラダのできあがり。


もう一品は卵料理『ウッフ・ムーレット』。料理教室MENUです。
人参と玉ねぎ、カブの葉(教室ではセロリとピーマン)、ニンニクを
バターで炒めて薄力粉を加えてさらに炒め、スープを加えて溶きのばし
赤ワインを加えて15分ほど煮詰めます。耐熱容器に分け入れたら
中心に卵を落とし、爪楊枝で黄身に破裂防止の穴を数か所あけ、
ラップをしてからレンジで3~4分加熱。卵を崩しながら熱々をいただきます。



合わせたワインはサンジョベーゼとメルローのブレンド。
トスカーナのカジュアルなワインです。
ほどよい酸味がどの料理にもよくあって、おいしくいただきました。
冷蔵庫整理の晩ごはんは、何ができるかわからないから楽しい。
なんとなく材料を見つつ、ビールを飲みながらながらスタートする
そんなゆるさも週末ならでは。料理って楽しいなぁと思う瞬間です。

1/18/2019

初めてのザワークラウト作り


代官山TSUTAYAの料理本コーナーの充実ぶりは、いつ行っても感動もの。
日本だけでなく世界各国の家庭料理から専門料理まで
ものスゴイ数の料理本が並んでいて、なんとも刺激的。
見たこともない料理や素材、見慣れた料理でも全く異なるアプローチ。
美しい盛り付けや器使い、目から鱗のシェフの極意など、興味は尽きず。
時間が許されるなら、きっと私、何時間でもいられます。
今回は平積みされていた中の一冊にビビット心を掴まれました。
ザワークラウトを作ると決めて、ご購入です。


必要な材料はキャベツと塩、以上。えっ!!たったそれだけですかー!!
冬キャベツが美味しくなり、とってもお安く買えるこの季節。
ザワークラウト好きとしては、この出会いを逃す手はありません。
それにしても、どうして一度も作ろうと思わなかったのでしょう。
これまでいったい何本の瓶詰ザワークラウトを消費したことか…。
あーそれなのに”自分で作る”ことを、一度も考えたことなかったのですから。
ともあれ、鮮度抜群のキャベツ2個を300円にてご購入。なんてリーズナブル♪♪


まずは、参考にした『サンダー・キャッツ発酵教室』のレシピどおりに。
2kg(1個+1/4個)のキャベツを刻み、塩大さじ3弱(40g、材料の2%)、
(ここからは自己流:キャラウェイシード10g、鷹の爪2本、月桂樹2枚)
固い外葉3枚はよく洗い、水気をペーパータオルでふいておきます。
残りのキャベツは外側だけさっと洗い、水気をふいて4つに切ります。
芯を除き、スライサーか包丁で好みの太さの千切りに。今回は2㎜ぐらい。


1/4個刻むごとにボウルに移し、塩とキャラウェイシードを少しふります。
それを繰り返して全てのキャベツを刻んだら、
水分が少し出まで軽くもみましょう。カサが半分ほどになりました。


味噌づくりに使っている容器に、隙間なくキャベツを詰めていきます。
出てきた水分も一緒に、グーの手でしっかりと上からプレスしながら。
半分まで詰めたら、月桂樹1枚と鷹の爪1本をのせ、残りも同様に。
取っておいた外葉で蓋をしましょう。


内蓋をのせた重石をし、外蓋をすれば完成です。
冬は10日ほどで、内蓋の上まで水が上がってくるようです。
1週間後に様子を見ることにしましょう。美味しくな~れ♪♪

1/17/2019

ポップな着物コーディネート

 

午前中の着付け教室後に、コーディネートの記録として撮影。
間道(かんとう)柄の紬に橙色のちりめん名古屋の組み合わせはお気に入り。
帯はアンティークですが、更紗のような柄とポップな色使いは
すごいセンスだなぁと。少しも古さを感じません。
まだまだずっと締めたいので、芯の交換や洗い張りも考えています。


『間道とは 室町時代から桃山時代にかけて渡来した縞柄、格子縞、横縞、または縞の一部に浮織のあるものなど、特色のある織物を間道といいます。中国の要港、広東に由来する名称ともいわれますが、13~14世紀の中国では青と白の縞を間道と呼んでいたようです。茶道の茶器を入れる仕覆に用いた名物裂には望月間道、吉野間道などをはじめとする、名のある数多くの間道裂があります。 間道には広東、漢縞などを用いられることもあり。


手持ちのカメラ撮影だと衣紋がツマリ気味に見えますね。
実際には、こぶし一つ分ほどしっかり抜いています。
年末年始に2kgほど痩せたので、手持ちの着物のほとんどが
ちょっぴり大きめになってしまい、う~ん嬉しい悲鳴!!
筋力が落ちないように、少しでも二の腕や背中が引き締まるように、
姿勢を意識したり、お尻を引き締めながら料理したり、
家事をしながらちょこちょこと『ながら体操』をしています。


今日も『普段着→着付け教室用コーディネート→普段着』と
着物を着換え、今はこんな感じでのんびり料理中。
着付け教室では、いろいろな着物のコーディネートをご紹介しつつ
着物の素材や柄裄の説明や色合わせ、格の違いなど
少しずつ興味をもっていただければいいなぁと思っています。

初めて着物を自分で着られる生徒さんたちが
気負わずに、日常でさらりと着物が着られるようになり
その後に、キラキラと楽しい毎日が訪れますように。
少しでもお役に立てればと思っています。ご一緒に、がんばりましょう!!

1/15/2019

味噌づくりワークショップ


我が家のリノベーションをお願いしたご縁で、
昨年の『梅酒づくり』に続きご依頼いただいた
EcoDeco主催の『味噌づくり』ワークショップまであと10日ほど。
仕込み後の試食会で食べていただくMENUの最終確認の晩ごはんです。

常備菜『ネギ味噌』は少し甘めの味に変更し、
かつお節を加えて旨味をプラス。どなたにも食べやすい味わいに。



ネギをごま油で炒めているので、冷蔵庫で2週間ほど日持ちもします。
お味噌の甘さによって、みりんや砂糖は加減して、
ご家族の好みの味わいに仕上げていただくレシピをご紹介します。


このネギ味噌を使って、2種類の一口おにぎりをご用意する予定です。
具としてにぎり、ゴマをふって焼くものと、外側にぬって
こんがり焼けた味噌の風味を楽しんでいただくもの。
どちらがいいかダーリンに聞いたところ「それぞれに美味しい(笑)」
ということで、試食会でも1個ずつ食べていただきたいと思っています。


我が家には今、4年物、2年物、2カ月ものの味噌があるので、
3種類の熟成による味わいの食べ比べも楽しんでいただけたらなぁと。
季節の野菜を楽しむ『味噌マヨディップ』もご紹介。
”野菜が好きになる魔法のディップ”だと思っています。


EcoDeco 谷島さんからいただいた『佐賀のり 香味干し』があまりにおいしく
煮出しておいた煮干し出汁を加える方法で、熱々の味噌汁もお出しする予定。
即席とは思えない旨味が味噌から、煮干しから、海苔から出ています。


食後には、味噌クッキーを。
ほうじ茶との相性はいわずもがな。ほっこりする味わいです。
・味噌ディップと季節の野菜
・熟成違いの味噌3種の食べ比べ
・ネギ味噌おにぎり2種
・香味干しのりの味噌汁
・味噌クッキー
皆さんと味噌づくりを楽しんだ後の試食会が、楽しい時間になりますように。
どうぞよろしくお願いいたします。


この日の晩ごはんでは、『小カブのそぼろ餡』をメインにしました。
めぐる季節を楽しむ家ごはん。作る人も食べる人も笑顔になれる。
そんなMENUをご紹介する料理教室をしていきたいです。