コトコト煮込むシュークルート

アルザスの郷土料理「シュークルート」の晩ごはん。

アルザス地方を旅したときに、コルマールという小さな町に

1週間ほど滞在しました。あちこちのレストランやビストロで

シュークルート注文しました。しっかりした味付けとボリュームの多さ。

リースリングを飲みながら、お腹がいっぱいになってしまったのが懐かしいです。

料理教室でもご紹介しているシュークルート。

本場の味わいもプラスしながら、レシピも何度か見直してきましが、

最近やっと、『これが我が家の定番』といえる味になってきました。

そんな料理が増えていくのはとても嬉しいものですね。

シュークルート、玉ねぎ、豚バラ肉、チョリソー、ベーコン、メークイン、
ジュニパーベリー、ブーケガルニ。我が家では人参も加えています。
軽く塩こしょうで下味をつけた豚肉を、煮込み鍋で全面炒めたら一度取り出し、
余分な油をペーパータオルでふきます。絞ったシュークルートと
ベーコンを鍋に入れ、木べらで鍋底のこげをこそげながらさっと炒めます。
肉を戻し、クローブを刺した玉ねぎと白ワイン、水を加えてコトコト40分。
ジャガイモと人参を加えて10分、チョリソーを加えて10分煮れば完成です。
味付けはシュークルートやソーセージ類の塩分で変わるので、最後に調味します。
酸味が強いシュークルートなら、隠し味に蜂蜜を少し加えるとまろやかに。
酸味が物足りなければ、粒マスタードを加えて仕上げます。

前菜はこの季節ならではの白菜とリンゴのサラダに。

ブルーチーズ、ローストした胡桃、紫玉ねぎのスライス、サニーレタス。

オリーブオイル大2、白ワインビネガー大2、塩小1／2弱、胡椒をよく混ぜて

食べる直前にまわしかけます。白菜は洗ったら水気をよくきって

手で食べやすい大きさにちぎることで、ドレッシングがからみやすくなります。

合わせたワインは、イタリアの「TRULLI Vermentino Salento IGP」。
　ピーチ、レモンピール、マンゴーなどの果実のアロマに、ドライハーブの魅惑的な香り。
　アドリア海を想わせる、塩味の効いたミネラル感と程良い酸が口中に広がり、
　ボリューム感のある果実味と相まって、複雑ながらも心地よく、爽やかな余韻へと続きます

お店で見たこのポップ通り、サラダともシュークルートとも相性よく
この日もご機嫌な晩ごはんに。ご馳走さまでした。

今日は、私のランチと保温ランチジャーに入れてダーリンのお弁当に。

このジャーは、時間がたってもほどよく熱々でいただける優れもの。

煮込み料理は翌日が美味しくなるので、少し多めに作っておきます。

コトコト煮込み料理は失敗しらず。弱火でじっくりがポイントです。