6月15日に梅干し作りをスタートして10日目。
塩がすべて溶けて、水(これが白梅酢)が十分に上がってきたので
日曜日に赤紫蘇を加えることにしました。
ちょっと早起きし、襷掛けに前掛けをキリッとかけて、気合十分。
あまりに暑いので、阿波ちぢみを浴衣風に襦袢なしで着ています。
そうなんです、赤紫蘇を塩と白梅酢でもんで加える作業は
楽しいながらも、少々、根気と力がいるのです。いざいざ~~♪♪
いつもは近所のスーパーで購入する赤紫蘇。
今年は岡山の「野菜屋ポッケ」さんから、無農薬の赤紫蘇をお取り寄せ。
3束お願いした赤紫蘇のあまりに元気いっぱいで、野性的なこと!!
葉を取り終えた枝が、とっても太くて立派なのに驚きました。
作業中はゴム手袋をして、指先が染まらないように気をつけて。
着付けの仕事で、手が荒れたり、紫色に染まっているのはNGなので。
33cmの大きなホーローボウルに2個分もとれた赤紫蘇。
流水でジャブジャブ洗ってゴミやほこりを落とし、水気をきります。
次に、塩をふって全体に馴染ませ、自然にしんなりとしてくるまで
30分ほどおきましょう。この時点で、赤紫蘇の量は半分に。
次に両手でよくよくもんで、濁って濃い紫色の汁と泡が出てきたら、
そこにはアクや汚れが入っているので、よく絞ってその水を捨てます。
再度、塩をふり、今度は柔らかくなるまで、じっくりともむと
次の水は少し澄んだ紫色になってきます(写真左)。
この水は取りおいて、煮沸してからしば漬けなどに使いましょう。
右の写真は、その後に白梅酢大さじ1をかけてもんだ赤梅酢です。
白梅酢と出会ったとたんに、濃紫色がパッと鮮紅色に変わる自然の魔法。
毎年のことですが、この瞬間が大好きです。
さらに、2度ほど白梅酢でもんでよく絞り、ほぐしながら瓶に入れましょう。
これから梅雨明けの7月半ば頃まで、
瓶の中で梅が激しく変化して、どんどん赤色に染まっていきます。
私の梅の先生は「梅歴、梅料理」という梅仕事の本と母と祖母。
子供の頃に食べた祖母の梅の味。そして、母の梅仕事を思い出しながら
この本を参考にして、私なりにマンション暮らしでできる量の梅干しを
毎年、楽しみながら作っています。
梅もんじゃけんぼー農園で大切に育てられた完熟南高梅と
野菜屋ポッケの望月夫妻が育てた元気いっぱいの赤紫蘇で
今年はどんな梅干しができるでしょうか。おいしくな~れ♪♪
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