5/19/2015

父の思い出とともに

父の七回忌の連絡が、兄からありました。

父からの誕生日プレゼント、伊賀焼の土鍋でご飯を炊くたびに
全国の美味しいものと通販が大好きだった父のことを思い出します。
炊飯器を使わなくなって、十数年。その理由はこちらのblogに。
今も変わらず現役。
最新の炊飯器のことはわからないけれど、2合な15分、3合なら19分で
炊けるところ、よい加減におこげができるところ、吹きこぼれの心配なし、
コロンとした愛くるしい形・・・が特にお気に入り。宝物です。



かつお節を削っているときにも、父の声が聞こえるような気がします。
「今日はいい音がしているな。上手になったなー。手を切るんじゃないぞ。」
納豆やほうれん草のお浸し、白菜のお漬物などが食卓に並ぶときには
かつお節削りが、小学生の頃の私の仕事でした。

かつお節パックを知ったとき、あまりの便利さに驚いたけれど
小さい頃からの習慣で、ダシをひく花がつおを使う以外は、自分で削ります。
最近、お気に入りの納豆のひとつ「国産大粒大豆」。
たっぷりのかつお節に海人の藻塩、ごま油がマイ・ブームです。

子供の頃の朝ごはんの記憶には、父の思い出とともに
ごはんの炊ける匂いや煮干だしの香り、かつお節を削る音・・・
さまざまな香りと音が重なっています。