5/09/2016

母の日にクグロフを焼いて


今年の母の日には、フランスから持ち帰ったクグロフ型で
アルザス名物のパン菓子「クグロフ」を焼いて、二人の母に贈りました。
路地ものの小粒苺がおいしそうだったので、特製ジャムを煮て一緒に同梱。
日頃の感謝の気持ちをこめて、「いつもありがとう」のメッセージを添えました。


これは↑ドイツの国境近く、Soufflenheim(スフレンハイム)村の伝統的な焼きもので、
アルザス名物のクグロフやベッコフなどを作るのに、欠かせない陶器の型です。
すでに、花模様の絵付けが可愛いクグロフ型を、1つ持っていたのですが、
今回の旅では、ハード使用に耐えられる絵付けなしのものを3個購入しました。
アルザスのパン屋さんやお菓子屋さんでは、オーブン横にこの型が山積みに!!
我が家のオーブンで、4個(10cm、14cm、16.5cm、18cm)同時に焼けるの楽しそう。


母の日のプレゼントにと、帰国後すぐにクグロフを焼きました。この形、かわいすぎる♪♪
アルザスで購入したレシピ本を参考に、バターと砂糖の分量を控えての試作でしたが
「現地のクグロフより、好みかも!」という一言で、一気にテンション・アップ。
これから試作を繰り返して、秋までにはレッスンでもご紹介できるといいなぁ。


5月上旬、1週間ぐらいに出回る小粒苺で作るジャムは、安価なのにとてもおいしい。
甘みが強いので、グラニュー糖は苺(600g)の1/5量120gとぐっと控え、レモン汁は大さじ2。
苺と砂糖、レモン汁をホーローのボウルに入れて一晩おき、砂糖が溶けて
水分が十分に出てきたら、丁寧にアクをとりながら、短時間で一気に煮詰めます。


20年前には、果物と同量のグラニュー糖で習ったジャム作り。
時代とともに、50%になり、30%に減り、現在20%前後が我が家好み。
仕上げにラム酒やリキュールをたっぷり加え、風味と保存効果をアップさせます。
酸味がきいた美しいルビー色のジャムは、母たちにも好評でした。

アルザスのニーデルモンシュヴィル村には、コンフィチュールで有名な
ジャム・おばさんの店「メゾン・フェルベール」があります。
あまりに有名になり、今ではアルザスのあちこちのお店で販売されています。
旬のルバーブ・ジャムを一つ購入した感想は・・・「おいしいけれど甘い」。
原材料はルバーブ、砂糖、レモン果汁、りんごペクチン。保存料は入っていません。
砂糖で保存性を高めないとならないので、ルバーブ特有の酸味は感じられず、
50~80%のグラニュー糖かなぁ・・・と。市販品が甘いのは仕方のないことなのです。

日本では、苺が終わるとさくらんぼやブルーベリーの季節がやってきます。
旬の果物のみずみずしいおいしさを閉じ込めるジャム作り。
好みの香辛料やリキュールを加えたり、果物をミックスしたり、
甘みや酸味も自分好みに調整できるから、自家製ジャムに夢中です。

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