4/18/2016

筍のタルトフランベ


ずっとリクエストされていたアルザスの郷土料理「タルトフランベ」。
筍と新たまねぎ、にんにくを軽く炒めたものをのせて、200度で20分焼きました。
仕上げの香りは、イタリアンパセリやバジルではなく、葉山椒がよくあいます。
ダーリンいわく、「我が家の筍料理の定番」に認定だそう。確かにおいしい。


料理教室の生徒さんからいただいた、奄美大島産 山羊乳のゴーダチーズ。
着付けのリピーターのお客様が、今度は料理教室の生徒さんに。感激です!!
ミルキーでいわゆるシェーブルより食べやすく、そのままでも、加熱してもOK。
奄美大島の食材などを取り扱う「ヘルシーアイランド」の商品です。
ネットでも恵比寿店でも購入可能。今度、お店に行ってみたいと思います。


このチーズがオーブン焼きで筍によく合うことがわかっていたので、たっぷりのせて。
タルトフランベの生地はイーストを使って作りますが、発酵時間が短いのが嬉しい。
強力粉が足りなかったので、全粒粉と薄力粉も混ぜてみました。
フロマージュ・ブランの代わりには、水気をきったヨーグルトで代用。
家庭料理は家にある材料で、どんどんアレンジできるところが醍醐味かも!!


メインは、レッスン最終日に仕込んだ塩豚を、アルザス風のワイン煮に。
いつもはスペアリブで作り、付け合せはジャガイモですが、
塩豚と筍と、春キャベツに白ワインの組み合わせが、思った以上によい感じ。
今シーズンは、我が家の筍料理に2品が新たに加わりました!!めでたい。


塩豚(4日目)の塊を水からゆでてアクをとり、弱火に落とし15分ゆでます。
ぬるま湯で洗って水気を切り、大きめの一口大に。
フライパンに入れて白ワイン100ccと粒こしょう、ブーケがるにを投入。
蒸気があがったら、蓋をして弱火で15分。途中で筍と春キャベツを加えます。


キャベツがしんなりしてきたら蓋をとり、煮汁を煮含め完成です。
塩豚の塩加減によって、味付けはお好みで。


やわらかい穂先は、シンプルに焼き野菜のマリネに。
オーブンでこんがり焼いて、塩・こしょう、オリーブオイル、
お好みでヴィネガーやレモン汁を少々かけて、野菜本来の甘みをいただきます。


ゆでた筍は、水に漬けて冷蔵庫で保存します。毎日、新しい水に取り替えると
5日ほど日持ちします。もう少し長く保存したい場合は、塩水で保存します。
昨日も、筍一本を存分に堪能しました。さて、残る一本はどうしましょう。
あと一本で終わりだと思うと、悲しいやら、淋しいやら。心していただかなくては。


そうそう。ワインセラーの中から迷った末に選んだワインがこれ。
MUSCAT SEC BIO」 CAVES DE RABLAIS(DOMAINE CAZELIS)。
アルザスワインではありませんが、アルザス主要品種の一つミュスカです。
ラングドック産のこのワインはミュスカ・ア・プティ・グラン種100%。
エキゾチックなライチや洋ナシのような香りがあり、ミントの爽やかさも。
香りが華やかなのに、余韻はすっきり、ほんのり苦味も心地よい。
筍の苦味やエグミもさらりと流し、塩豚の旨みには寄り添って・・・ステキ!!

ワインの説明を見ると牡蠣や魚介のカルパッチョ・・・とありますが、
もう少し幅広いマリアージュが楽しめそうなワインでした。ご馳走さま。

0 件のコメント: