4/19/2016

土佐煮は濃い口でこっくりと


筍料理、ラスト一本は土佐煮と天ぷら、お吸い物に。
出汁をとらず、濃い目の煮汁で5分煮てから、鰹節を15gほど加えてさらに5分。
鍋のまま冷まして、味を含ませます。お弁当にもむく、素朴なお惣菜。
信楽焼きの小川顕三さんの器が、地味な料理を引き立ててくれています。

土佐煮のコツは、ゆで筍を熱湯に30秒ほど浸し、ザルに上げてから煮ること。
水分が飛んだ筍に、じんわりと調味料が染み込んでくれます。


天ぷらの具材は、筍、新にんじん、なす、サツマイモ、蚕豆です。
キスか桜海老があれば・・・と思って魚屋さんをのぞいたけれど、残念。
野菜だけの天ぷらも、なかなかでした。レモンと藻塩でさっぱりと。
この器も、小川顕三さんのもの。20年ほど前に工房に伺ったとき購入。
刺身や天ぷらの盛り合わせに活躍してくれる、大好きな器の一つです。


あまりにも野菜ばかりなので、旬の鰆を幽庵焼きに。自家製の甘酢生姜を添えました。
フレッシュな野菜も、食事の最初に食べたくなります。味噌マヨをつけてポリポリカリカリ。


天ぷらには、ビールでしょう。ということで、最近のお気に入り。
〆は、若布と豆腐と姫皮のお吸い物で、我が家の今年の筍三昧が終了です。
来月からは、またオーガニック野菜の宅配便が届きます。春から初夏へ。
新緑の季節が始まります。

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