5/26/2020

あやめ雪かぶのファルシー


「あやめ雪かぶ」の綺麗な色に惹かれて、また買ってしまいました。
週一度、買い物に行く近所のスーパーの東京産野菜コーナーに、
葉付きの瑞々しいものが1袋198円で並んでいると、素通りできずに買い物カゴへ。
苦みやクセが少なく甘いので、生で食べてよし、緻密な肉質は火を通しても美味。
皮をむかずに料理できるので、丸ごとかぶの旨味が味わえます。


前回はサラダやカルパッチョで生の美味しさを堪能したので、今回は煮込みに。
仏家庭料理「Caserole de navets farcis カブの肉詰め煮込み」を作りました。
材料はあるもので。は豚の赤身ひき肉145g、ピーマン1個とパセリのみじん切り。
ベーコンの代わりに出汁になるドライトマト2枚。シャトーに切った人参。
かぶは茎を5㎝残して上部1㎝を切ってフタを作り、中身はスプーンでくり抜きます。
茎の根もとは土が入り込んでいるので、竹串などでよく洗うこと。
人参はシャトーに切り、小ボールにひき肉と塩小1/4、胡椒、ナツメグ、
コリアンダーシード、ピーマンとパセリのみじん切りを加えてよく練り、
こんもりと詰めました。ひき肉の種類やスパイス、加える野菜はお好みで。


固形コンソメ1/2個と水200㏄、塩小1/2、胡椒、タイム1枝を入れて煮立て、
かぶとかぶのフタ、人参をきっちり並べて、蓋をして弱火で20分蒸し煮に。
とりガラスープや昆布出汁にすれば、中華風や和風に早変わり♪♪
ホワイトソースやチーズをかけてオーブン焼きにしても、いいですね。

銘々皿に盛りつけてもよいけれど、家庭では大皿盛りが楽しいです。
食べる量も調整できるし、見た目も豪華なのがお気に入り。


この日は蒸し暑かったので、アボカドときゅうりの冷製スープを前菜に。
GW中から、早くも3回目の登場。夏になると、カラダが求めるスープかも。


合わせたワインはシチリアの白「クズマーノ・ルチド」。
土着品種のカラット・ビアンコ100%は、初めてのブドウ品種でした。
ジューシーで果実味あふれる香り。しっかりしたミネラル感。
青臭いスープとあっさり味の煮込み。よいマリアージュに。


前回、あやめ雪かぶを買ったときは、オレンジと合わせて爽やかなサラダに。
生で食べると、カブの甘味やジューシーな瑞々しさが堪能できます。
この日のメインは、特売だったゴマサバをナスと合わせてグラタンに。
料理教室でもファンが多いメイン料理で、我が家の定番です。


翌日は、生ハムと合わせてカルパッチョ仕立てにしました。
生ハムの塩気と旨味がスライスしたかぶに移って美味。手軽な前菜です。
メイン料理は久しぶりに母直伝のポテトコロッケを揚げました。
コロッケはいつも倍量作り、半分は冷凍に。
揚げるだけでいいので、「ごはん作りたくない日」は大助かりです。


3年前の春には、和食で「かぶの鶏そぼろ餡かけ」をご紹介しました。
あやめ雪かぶは淡く美しいうす紫のその色も、ご馳走ですね。


かぶのファルシーの翌日のランチ・プレートはこちら↑。
くり抜いたかぶの中身とシャトーに切った端っこの人参はとっておき
塩・胡椒各少々をふって小ボールに。そこに黒豆とプチトマト、
セロリのピクルス、ディルを加えてプチサラダにしてみました。
自家製リュスティックのきゅうりサンド、餡子のデザート。
ちなみにカブの葉は、さっと茹でてからジャコと炒めてごはんのお供に。

旬のみずみずしい野菜や果物は、リーズナブルなのに栄養も豊富です。
鮮度のよいものを選べば、皮まで捨てるところがありません。
週一回の買い物だと、買いすぎてしまいがちですが、
食材は無駄にせず、最後までおいしくいただきたいなぁと思っています。

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