5/03/2020

Special Dinner Vol.1


今年の入籍記念日は、結婚以来初めて自宅でのお祝いになりました。
いつもは桜が満開の中、浮かれ気分でレストランに伺うのだけれど、
コロナ禍の中、こんな年もあるよねーということで、覚書です。
(祝)のケーキはドイツの焼き菓子「Almond Cake」に。


生地にアーモンドの粉をたっぷり80gと薄力粉50g。砂糖60g。
卵白だけをL3個分使うので、真っ白で軽い生地になりますが、
溶かしバターを45g加えることでしっとりとリッチな口当たりに。
粗熱がとれたら型から出して、自家製マーマレードを塗っておきます。


仕上げに香ばしくローストしたスライスアーモンドをのせ、
粉砂糖をふり、ベランダのエディブルフラワーを飾れば華やかに。
アーモンドを生地と一緒に焼き込まないので、パリパリと楽しい食感。
料理教室のデザートの中でも、特にお気に入りのレシピです。


スペシャル・ディナーなので、料理より先にワインを決めました。
セラーで10年ほど寝かし、飲み頃になったブルゴーニュ。
「Nuits-Saint-Georges 1er Cru Les Roncieres 2001 Jean GRIVOT」
プルミエ・クリュなんて、記念日だからこその贅沢ですぞ🍷
それはもう複雑で妖艶な香りとエレガントでありながら力強い味わい。
いつまでも口の中で遊ばせておきたい…いやーすばらしかったです。


ジャン・グリヴォのニュイ・サン・ジョルジュなら、やはり鴨肉でしょう💛💛
ということで、SALEでお安く購入したハンガリー産マグレカナールを
カリッと香ばしく焼いて、オレンジソースでいただくことに。
室温に戻した鴨の皮目だけに、よく研いだ包丁で4~5㎜で切り込みを入れ、
溶け出す脂をかけながら、7~8分かけてじっくりと焼いてきます。


こんがりと焼き色がついたら、ひっくり返して反対側も2分ほど焼きます。
二重のアルミホイルに包んで15分保温し、肉汁を安定させましょう。
料理教室では、ハチミツとコリアンダーシードのソースをご紹介しています。


この日は、オレンジ1個とコリアンダーのソースでいただきました。
付け合わせは、瑞々しいルッコラときのこ3種のソテー。
前菜はいろいろ野菜のサラダをバルサミコ・ドレッシングで。
サニーレタス、エンダイブ、ピーマン、ブロッコリー、新玉ねぎ、
そして胡桃のロースト。野菜の苦みやナッツの香ばしさ。
バルサミコ酢の熟成した旨味が赤ワインにもよく合って。
  

年齢とともに、家ごはんの比率が高くなっています。
品数も減り、今では前菜とメインの2品が洋食の定番に。
「前菜とメインの2品と、あとはワインがあればいい」
そして、翌朝、お腹がすいたーと感じて目が覚める量がカラダの適量。
お腹いっぱい食べても体重はほぼ変わらず、病気もほとんどしないので
我が家の食生活は、今のところ私たち二人に合っているようです。

生活の変化やカラダの声をお互いに聞きながら、
無理なく、季節を楽しむ家ごはんを作れればと思う記念日でした。
いつも美味しい笑顔をありがとう。これからも、どうぞよろしく。

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