4/12/2015
色無地のコーディネート
20歳のときに誂えた色無地。かれこれ30年着ています。
それだけで、着物ってエコだなぁと思います。
このコーディネートの帯は、そのときに一緒に購入した袋帯。
ピンク色の訪問着と合わせて、結婚式などに何度も締めました。
もちろん、まだまだ現役です。
ホテルのパーティやレストランでの結婚披露パーティなどの席なら、
伊達衿と帯締めをピンクに、帯揚げは白地に金が入った絞りで華やかに。
もう少しシックに着こなしたいなら、万能なのが銀通しの袋帯。
こちらはアンティークでお安く手に入れたものですが、活躍してくれています。
同系色の伊達衿に変えて、帯揚げもボリューム少ない綸子のベージュ系に。
帯締めはアクセントカラーにして、全体を引き締めてみました。
アップにすると、生地の感じがよくわかるでしょうか。
3月、4月は卒業式、入学式の着付けのご依頼をいただきました。
お子様たちの晴れの日に、お母様が着物をお召しになる。素敵ですね。
新しく何か一枚・・・というご相談には、季節を問わない色無地をおすすめします。
一つ紋入りで用意されておくと、さまざまなシーンで楽しめると思います。
着付け教室でのコーディネート。総柄小紋の派手な着物です。
年齢的に、ちょっと無理があるかしら・・・と思いつつ、
桜の季節が終わると袖を通したくなる一枚。小物を寒色系で抑えれば、
まだもう少し、着てもいいかしら・・・。
数年前には、こんなコーディネートで楽しんでいました。
洋服ではとっても無理な色柄も、着物ならへいちゃらなのが不思議です。
それも着物の楽しみの一つでしょうか。元気になれる一枚です。
家に眠っているお若いころの着物も、コーディネート次第。
肌の色がくすんできたら、明るい色のほうが似合うこともあります。
半襟を真っ白でなくパール系やアイボリーなどのニュアンスカラーにすれば
案外、似合ってしまいます。ぜひぜひ、袖を通してみてくださいね。