ある赤ワインをおいしく飲みたいがために、牛スジ肉を赤ワインで煮込みました。
季節的には秋~冬にいただきたい料理「Boeuf bourguignon ブッフ・ブルギニヨン」。
牛スジ肉はコロッツコロッと切り、小麦粉をまぶして煮込み鍋で色よく炒め、
バットなどにいったん取り出します。あとの鍋に玉ねぎの薄切りを加え、鍋底をきれいにしながらよく炒めたら、牛スジ肉を戻し、赤ワイン、塩・こしょう、
ニンニクなどを加え、蓋をして弱火で2時間は煮込みたい。アク取りも忘れずに。
そこに、バターでよくよく炒めた椎茸と輪切りの新玉ねぎを加えて、さらに20分。
仕上げに、小麦粉とバター各小さじ1を混ぜ合わせたブールマニエで
とろみとツヤを出して、パセリを散らせば完成です。
このレシピ、パリ発日本語新聞「OVNI」の”パリっ子の食卓から”のアレンジ。
この日は、突然の思いつきだったので、玉ねぎの代用は「新玉ねぎ+ねぎ」、
マッシュルームは「椎茸」で、冷蔵庫のありもので作りました。
和風にならないの?との不安顔のダーリンでしたが、心配無用。
私的には、和風エシャロットとポルチーニなのです(違うけど・・・笑)。
しっかり炒めることで、よりコクのある複雑な味わいになりました♪
合わせたワインは、ブルゴーニュでなく、スペインのテンプラリーニョ。
「Paramo de guzman パラモ・デ・グスマン・バリカ 2010」。
最終セールで2本購入したのですが、2000円以下とは思えないすばらしさ。
豊かな果実味、こなれたタンニンと酸味の絶妙なバランス、
複雑な香りとエレガントな樽使い。パーカーポイント90点も納得の一本です。
バリカは現在、新しいワイン名「ライース・ロブレ」に。
マーズ・キッチンの定番オリーブオイル「UNIO」のインポーターである
ペスカさんの楽天サイト「カーサ・スペイン」で購入できます。
ライースもセラーに1本あるので、今から飲むのが楽しみです。