料理教室の試作で、肉料理が続いていた我が家なので、
「今日、何食べたい?」と聞くと、「魚、魚、今日は魚」と即答のダーリン。
ここのところの蒸し暑さに、おすもじの酸味が恋しくなっていたこともあり
昨夜の晩ご飯は、手巻き寿司に決定。選んだ魚は旬のカツオとアジ。
カツオは1/4柵を切り、アジ2尾はタタキに。小鯛の笹漬けとアボカはスライス。
我が家のアジのタタキは、薬味の量がアジより多いのが特徴。
身の締まった新鮮なアジを手早く三枚におろし、皮と骨を除いて1.5cm角に。
そこへ、みじん切りにして水にさらしてアクをとり、水気をよくきった薬味をあわせ、
まな板の上で数回、包丁でたたく(というか、混ぜる?和える?)。
薬味に必ず入れたいのはピーマン。そして、大葉、万能ねぎ、しょうがなど。
そして、外せないないのが、三枚おろしをした後のアジの骨。
「骨せんべいのためにごはんが遅くなるなら、一向にかまわない」ですと!
「おー!!そんなにお好きでしたか」と思わず言ってしまった私でした。
低温でじっくり素揚げして、最後に高温でカリっと。味付けは塩をぱらり。
確かに、おいしいのです。何より、自分で魚をさばかなければ食べられない。
・だし汁をとった後のカツオと昆布で作る佃煮・
・夏みかんを食べた後の皮で作るマーマレード
・芋ようかんを作った後のサツマイモの皮で作るかりんとう
・ホワイトアスパラをゆでた後のゆで汁で作るスープ
などなど、何かを作った後に作られるものが、何日も食卓に登場しないと
「ところで、○○はどうしたの?」と聞かれることは、料理家として嬉しくもあり・・・。
この日の野菜料理は、さっとゆでたインゲンとアスパラガス、新ワカメの
さっぱりナムル(塩・こしょう・オリーブオイルを少々)。
デザートは、残りわずかとなった梅酒でした。この梅はジャムになる予定。
ここでも、「梅酒を漬けた後の梅」。よい食材は捨てるところがありませんね。