9/02/2016

きのこのテリーヌ


9月になると、食べたくなる我が家の秋の定番MENUがあります。
その一つが「きのこのテリーヌ」。料理教室でも教えています。
冷蔵庫整理での翌日のごはんは、きちんと時間をかけた料理に。


このテリーヌ、フランス語では「Terrine de ceps」という料理名。
味とコク、香り、三拍子そろったセップ茸は、『ヨーロッパの松茸』と
呼ばれる高級きのこ。でも、日本では高価すぎて使い切れません。

なので、使うきのこは乾燥ポルチーニ(イタリア語)10gとその戻し汁、
しめじ、椎茸、舞茸各100gで、味わいを複雑にして代用しています。
乾燥10gでも、なんともいえないセップの香りが楽しめます。



玉ねぎ1個、にんにく、合いびき肉、みじん切りにしたきのこ類を
バターでよく炒め、卵とパン粉を加え混ぜ、型いっぱいに詰めます。
その上から、飾りに残しておいた3種類のきのこをぎっしりのせて、
200℃のオーブンで30分ほど焼きましょう。

焼きたての熱々も、重石をのせて冷やして冷製でも、おいしい。
カジュアルなピノ・ノワールと合わせれば、いつものきのこがご馳走です。


秋のフルーツのサラダは、ブルーチーズやクルミと合わせます。
スーパーで1000円をきることのない「シャインマスカット」が、
小ぶりとはいえ398円。怖いものみたさで、購入してみました。
『安いには理由があるねー』というのが素直な感想です。
甘味が強く、酸味と歯ごたえが物足りないという感じでしょうか。

もちろん、サラダは美味しくいただきました。
紫玉ねぎ、ゴルゴンゾーラ・ドルチェ、クルミ、サニーレタス。
バリっと音がするほどに元気になったレタスは、水気をよくきり、
食べる直前に作りたてのドレッシングをかけていただきます。
大皿に盛り付けるサラダをおいしく作るコツは、レッスンで。

料理が楽しい味覚の秋がやってきます。

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