急に食べたくなっても、24時間待たなくてはならない。
それでも大好きで、待ち時間すらワクワクしてしまう。
ボルドー伝統菓子の「カヌレ」は、そんな魅力的な焼き菓子です。
カリッと焼きあがった、その立ち姿の美しさといったら♪♪
美味しさを知っているだけに、上手に焼けたときの嬉しさは格別です。
一昨年の秋、10日ほど滞在したボルドー。
ワインやステーキ「 L'Entrecote」、牡蛎など名物はたくさんあるけれど
一番の楽しみは、毎日、カヌレを食べ歩くことでした。
銅製の型は、サンテミリオンの小さな名店「Nadia」で購入したもの。
お店に並ぶとても素朴なカヌレのレシピをいただいたので、
このレシピを我が家好みにアレンジして、カヌレを作っています。
卵1個、薄力粉60g、砂糖100g、牛乳250㏄、バニラビーンズ、ラム酒
これらをよく混ぜて、冷蔵庫で24時間ほど休ませます。
型に塗るのは蜜ろう。慣れるまで扱いが難しいのですが、よい色ツヤに。
本場ボルドーでは、スプレータイプのバターが一主流でした。
200~210℃で60分。よい焼き色がつくまでじっくりと。
途中、生地が立ち上がってきますが、少しするとストンと落ちて
ひっくり返すと上になる部分には、焼き色が最後につきます。
粗熱がとれて型から出すときは、いつもドキドキの瞬間。
今回はすべてがカリッとモチっと焼けました!!
美味しくて、ついつい食べ過ぎてしまうので、
焼くのはいつも卵1個でできる分(6~8個)だけと決めています。
この日の晩ごはんは、食後のカヌレのためにいつもより軽めに。
ほうじ茶を濃いめにいれて、旅の思い出とともに楽しみました。
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