2/15/2017

我が家のSt. Valentine's Day


昨年は、ブラウニーのリクエストだったSt. Valentine's Day。
今年は何が食べたいか聞くと、チョコレートの気分じゃないなぁ…だそう。
美味しい赤ワインを飲みたいという希望があり、セラーから選んだのは
「Languedoc Gres de montpellier Grande Cuvee Domaine du Silene2006」。
ラングドッグのシラーとグルナッシュのブレンドで、飲み頃のビンテージ。
さて、料理は何を合わせようかということで、冷凍庫のマグレ・カナールに決定。
こんがり焼いて、冷凍ズベリーの甘酸っぱいソースでいただきました(^^♪


前菜は、菜の花とオレンジ、くるみのサラダでさっぱりと。
オレンジと菜の花の組み合わせは初めてでしたが、
ほどよい苦味と甘味で春らしい前菜になりました。くるみもよい感じです。
買い物に行かず、冷蔵庫と冷凍庫のストックで作る夕食でしたが、
鴨肉があるだけで、ご馳走になりますね。通販や輸入食材スーパーで
1枚1300 円ほどで手軽に買えるので、とても便利になりました。


デザートはサプライズで、サヴァランを焼いておきました。
コアントロー・シロップをたっぷりと含ませて、ジューシーな仕上がりに。
フォークで刺そうとすると、じわじわーっとシロップがあふれます。
シナモンとコアントローでマリネしたオレンジがよく合います。

皆さまはどんなSt. Valentine's Dayを過ごされましたか?

2/14/2017

もうすぐ春ですね(^^♪


今年も玄関にお雛様を飾りました。
3歳になるときに買ってもらった小さな小さなお雛様。
もともとはガラスケースに入っていたのですが、
実家から持ってくるときに、この台を作家さんに作ってもらい
こんな風に飾るようになりました。
40歳まで結婚しなかった私のために、父が毎年飾っていたことを、
母から聞いたのは、父が亡くなってしばらくしてからでした。
我が家は子供がいませんが、私にとってお雛祭りは、
ダーリンが大好きな花ちらしを作って、亡き父に感謝する日になりました。


ふきのとうとタラの芽、いろいろ野菜の天ぷら。
天然ものが出回る前に、待ちきれなくてフライング。
菜の花やプチベール、スナップえんどうのサラダも春らしく
桜色の器に盛りつけました。
春野菜の苦味と食感は、寒さで縮こまった体を
目覚めさせてくれるようです。
まもなく、大好きな春がやってきます(^^♪

2/12/2017

マンステールとポテトのグラタン


アルザス料理第二弾。「マンステールとポテトのグラタン」。
合わせたワインはもちろん、アルザスのリースリングです。
この料理、昨年GWのアルザスの旅で出会ったお気に入り。
ポテトの上にたっぷりのマンステールとクミンをのせて焼いただけの
あまりにシンプルな一品ですが、そのおいしさと言ったら(^^♪



松島屋さんで芋ようかと豆大福をゲットした帰り道、
麻布十番の「日進ワールドデリカテッセン」へ。
輸入食材の専門店で、野菜や肉類、調味料、チーズ、ワインと
かなり充実した品揃え。いるだけで、ワクワクしてしまいます。

今夜は何を食べようか?と相談しつつ、チーズ売り場で
賞味期限切れ間近のプチマンステールが半額になっているのを見つけ、
(よい熟成加減の食べ頃で、チーズに関しては赤札が大好きです)
互いに思い浮かんだのが、この料理なのでした(笑)。

ポテト4個は皮をむいて丸ごとラップに包み、レンジで5分加熱し1㎝の輪切りに。
玉ねぎ1個は薄切りにして、1㎝に切ったベーコン2枚と炒め、ポテトを合わせて
軽く塩・こしょうで味付けします。あとは、バターを塗ったグラタン皿に並べ
マンステールとクミンをたっぷりとのせ、210℃のオーブンで20分焼くだけ。
あーそれだけなのに、もう、最高の香りと味わい!!お試しあれ。


バリバリっとさせたサニーレタスは、しっかりと水気を切り
プチベール、スナップえんどう、オニオンスライスとともに
2段重ねで器に盛って、食べる直前に作り立てのドレッシングをかけて。


キンと冷やしたアルザス・リースリングと一緒に、さあ召し上がれ!!
同じテロワールのワインと料理。気分は、アルザスのビストロです。
楽しいマリアージュになりました。ごちそうさま(^^♪

芋ようかんの虜です


週末に、松島屋さんに予約していた芋ようかんと豆大福を
取りに行ってきました。例年、1月中旬からの販売なのですが
1月15日に電話をしたところ、
「人手不足で販売の見通しが立たない」状況とのことでした。
2月に入ってすぐに、再び問い合わせをしたところ、
販売しているとのことで、すぐに予約してその日を待っていましたー!!


冬越して糖度を増したサツマイモの甘さをいかし、
絶妙なバランスで皮も混ぜ込み、芋の繊維も残しつつ
素朴なんだが、家で作ることなど到底不可能という味わい。
毎年、ただただ、無言でそのおいしさを堪能しています。

家族経営の小さなお店「松島屋」さん。
豆大福をはじめ、その他の和菓子のどれも大好きです。
お店に伺ったとき、ちょうどお昼を食べている店員さんの中に
若い男の子を一人、見かけました。息子さんかしら?と思いつつ、
この味をずーっと継承してほしいなぁと、ひたすら願う食いしん坊です。
今年もおいしい芋ようかんを、ご馳走さまでした。

2/10/2017

爽やかレモンケーキ


来週スタートする料理教室の試作をかねての3時のおやつ(^^♪
国産レモンの果汁と皮をたっぷり使い、キュンとする酸味が心地よい
春らしいさわやかな味わいのレシピが完成しました。お楽しみに!!
レッスンではピスタチオを飾りますが、今日はベランダのビオラで春らしく。


コロンコロンと型から取り出すのが楽しくて。あまりに可愛いレモン型。
アイシングなしで、このまま食べてもおいしいです。


卵1個で6個焼けるレシピをご紹介しますが
我が家では、卵2個で12個を一度に焼いています。
使っているのは、ブリキにシリコン加工をしたもので、1個237円。
http://item.rakuten.co.jp/meicho3/0681-0801/
型離れもよく、よい焼き色もつくのでおすすめです。

2月のレッスンは18日(土)のみ、まだ参加可能です。
体験レッスンも受付中。お気軽にお問い合わせくださいね。
http://maaskitchen.wixsite.com/info

2/09/2017

この珈琲を味わうために


我が家の朝は早い。
ゆっくりと身支度をして、朝食をしっかりと取り、
ダーリンがネルドリップで丁寧に淹れた珈琲を飲みながら
NHKの朝ドラを見る。その間、約2時間半~3時間。


誰もに平等にある1日24時間。
それをどう使うかは、人によってそれぞれだと思う。
珈琲豆がふんわりと蒸らされるこの瞬間の香りが大好きで、やめられない。
珈琲豆は、山梨県都留市にある「バンカム・ツル」からお取り寄せ。
実家の大月に帰省するたびに寄っていたのだけれど、
オーナー中村さんの珈琲への熱い思いに惚れて、ここ2年ほど浮気なし。
というか、あまりに美味しすぎて、他を試してみてはここに戻る感じです。

珈琲好きなら中村さんをご存じの方も多いかと思いますが、
それはそれは、すばらしい珈琲です。機会があれば、ぜひ・・・。
https://bunchamturu1980.jimdo.com/

自家製みそ寒仕込み


今日、鈴木こうじ店から生こうじが届いたので、味噌を作りました。
2年に一度の5kgの味噌づくり(寒仕込み)も4回目。
初めて作ったのは2011年ですが、だいぶ慣れてきました。
材料はゆで大豆、生こうじ、塩のみ。あとは時間が育ててくれます。


まずは、一晩戻して大きくなった丹波の大豆を
圧力鍋で指でつぶれるほどにやわらかくゆで、マッシャーでつぶします。


 次に、塩と生こうじをよく混ぜ合わせたものと合わせて、
まずはゴムベラで、その後は手でしっかりと混ぜ合わせます。
生こうじ、今年は有機農法のお米で作ったものにしてみました。
ちなみに、1回目は普通の米麹、2回目は麦麹、前回は玄米麹。
鈴木こうじ店には、いろいろな麹があるので試しています。


よく混ざったら、ハンバーグを丸める要領で空気を抜きつつ
味噌玉を作ります。それを、容器に隙間なく投げ入れて、
最後は上からしっかりと押さえて、平らにします。


ラップでぴたっと覆い、さらに重石をのせて冷暗所へ。
右は2年ものの、現在、食べている玄米麹みそ。
残っている分を、別の容器に入れ替えました。
仕込んだ後は、ときどき、カビが生えていないか様子をみるだけ。
半年ぐらいで食べ始められますが、1年以上たったほうが角が取れ
麹の甘味が引き立って、なんともいえない味わいに。

思っていたより簡単で、失敗もなく、何より美味しい。
興味のある方は、ぜひぜひ、お試しくださいね。

鈴木こうじ店

2/08/2017

練習は裏切らないから

これから春にかけては、結婚式や卒業式、入学式などで
着付けのご依頼が増える時期。着物姿の方も多くおみかけします。
成人式の振袖から、結婚式の留袖、訪問着、お茶会の色無地
卒業式の袴など、さまざまな着付け依頼があるときでもあります。
いつどんなご依頼があっても慌てないように、今日は留袖の練習です。
着物の中でも衿が二枚の比翼仕立てになっている留袖は、
とても重いのでズルズルと下がりやすく、着付けの良し悪しが顕著にでます。
腰ひもをしっかりと安定させ、衿元は品格をもたせて優雅に。
大人の女性だけがもつ色気と清潔感は、衣紋の抜き加減で変化します。
ご両親はじめご親戚の皆様の格調高くスッキリとした着姿は、
嫁がれるお嫁さんにも、迎えるお婿さんにも、ご両家の皆さまにも、
きっと安心感を与えることでしょう。
お一人おひとりの体型や雰囲気は異なり、着物や小物も違うので、
ボディでの練習のときは、お客様を想像しながらイメージを膨らませます。
練習と本番の繰り返しと、都度の着付けの見直しと課題の克服。
終わりがない深い深い技術の世界です。着姿が美しいは当然、その先へ。
その日を楽しく過ごしていただけるお手伝いがしたいから。
どんなに年月を重ねても、怠れば技術はすぐ落ちます。練習は裏切らない。
「とっても楽しく過ごせました」「たくさん食べて、たくさんホメられました」
「少しも苦しくなかったです」「自分でも着られるようになりたいです」
そんなお声を励みに、毎日、楽しく精進していきたいと思います。

ご自宅への出張着付けも承っております。どうぞお問合せくださいね。
http://maaskitchen.wixsite.com/maaskitsuke

アルザス煮込み料理 「ベッコフ」

 昨年のアルザス旅行で買ってきた、レシピ本を参考に
塩豚と生ラムを使ってベッコフを作りました。
マズ、肉類を香味野菜やハーブ、玉ねぎ、人参、セロリ、ジャガイモと一緒に
白ワインでマリネします。前回は一日おきましたが、今回は3時間。
野菜と肉類のすべてを、バターを塗ったル・クルーゼに2層に並べ、
最後にマリネ液を注ぎます。軽く塩・こしょうをふり蓋をして、
強力粉と水、塩で作ったパン生地を、細長く伸ばして張り付けましょう。
準備ができたら、180℃のオーブンで2時間15分じっくり焼きました。
パン生地は簡単に割ることができます。ちょっぴり楽しい瞬間!!
よい香りとともに、ほっこりと煮上がったベッコフの完成です。
弱火でコトコト蒸し煮した肉類は、ほろほろと崩れるほど柔らかく、
野菜は甘くて優しい味わいで、アルザス風肉じゃがという感じかな(^^♪
その昔は、パン屋さんが休憩中の「捨て釜」を借りて、
忙しいお母さんたちが作っていた料理だそう。おふくろの味ですね。
サラダは、この季節に何度も登場する大好きな組み合わせ。
白菜と水菜、りんご、クルミ、ゴルゴンゾーラ…もう、言うことありません。
サラダを上手に作るコツは、野菜の水分をしっかりきることにつきます。
(あー、その前にパリっとイキイキ元気にさせてから)
そして、大皿への盛り付けは、材料を半分に分けて2段盛りにすること。
最後に、ドレッシングは食べる直前に作り立てをふりかけること。
マーズ・キッチンの生徒さんたちは、皆、サラダ上手ばかりです。
食べ終わった後に、お皿に水分が残っていなければ大成功!!
季節のサラダを日々の食事でたっぷりと食べたいですね。

2/07/2017

サーモン・スフレ


寒さで甘味を増したほうれん草が、とても美味しい季節です。
熱々のオーブン料理は、北風が身に染みる極寒の日にはぴったりの一品。
昨夜は、料理教室でもご紹介している「サーモン・スフレ」の晩ごはん。
秋のMENUなので、レッスンでは生鮭を使っていますが、
今なら、甘塩鮭で作るのがおすすめです。

ハーブと白ワインでふっくらと火を通した甘塩鮭は、骨と皮を外します。
にんにくと炒めたほうれん草と一緒に、グラタン皿に入れたら
卵4個、牛乳300cc、塩小さじ・胡椒、ナツメグを混ぜた卵液を静かに注ぎ
湯せんして天火で30分焼きましょう。よい焼き色がついたら出来上がり。


前菜は大根、スナップえんどう、ブロッコリー、フリルレタスのサラダ。
「家のサラダは、本当においしいなぁ(^^♪」
毎回、ダーリンが言葉にしてくれるので、野菜のゆで方や下処理
作り立てのドレッシングなど、心を込めて仕上げます。
丁寧な作業の繰り返し、それが料理上手への近道かもしれません。