4/09/2018

桜鯛とごぼうの兜煮


近所の自然食品のお店に調味料などを買いに行ったところ、
この鯛と目が合ってしまい、買わずには帰れませんでした。
『愛媛産 天然もの桜鯛の頭とアラの半身』400円。ビッグサイズです♡
新ごぼうでプロヴァンス風の煮物を作るつもりだったのだけれど、
この子に出会い、『桜鯛と新ごぼうの兜煮』に予定変更(笑)。

アラ煮を美味しく煮るには下処理の霜降りが一番大切です。
たっぷりの湯の中に入れ、エラがピンとたったら氷水にとり、
血合いや鱗をきれいに洗うこと。このひと手間で味が変わります。


初ものの新生姜とベランダの葉山椒もたっぷり添えて♡
  ~あら煮の煮方は初めて出会った人と
  少しずつ気を許して友人になるのと同じ~
分とく山の野崎さんのレシピで、30分かけてじっくり味を入れました。
『ふきのとう味噌』になる予定のふきのとうは、
こちらも予定変更で新生姜と一緒に天ぷらに。どれだけ好きか!!


母から届いた『つくしの佃煮』と『ふきのとう含め煮』も少しずつ。
まもなく80歳になる母の料理には、優しさがあふれています。
合わせるお酒は鹿児島の芋焼酎。あー幸せなマリアージュ♡


晩ごはんに炭水化物はあまり食べない我が家ですが
この日は母が散歩の途中で摘んで送ってくれた“野蒜 のびる”で
母レシピの『味噌煮込みうどん』を作って食べました。
のびるは香り高く、ネギのように見えますが食感はニラのよう。
春になると、一度は食べたい山菜の一つです。

私の田舎の野原や土手には、春になると野蒜やよもぎがたくさんあって
子供の頃はよく摘み草にでかけたものです。
つくし、ふきのとう、のびる…懐かしい春の味を堪能した夜でした。
母のやさしさに感謝して。

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