一度、卒業された生徒さんが、久しぶりに訪問着を着られるとのことで
1年近くぶりに復習レッスンに来られました。
袋帯のデモを見せる場合もあるので、万筋の江戸小紋に銀糸の袋帯を締める。
6通柄の袋帯は、柄あわせが必要なことがほとんど。ピタリと合うと気持ちがよい。
すっかり忘れてしまわれたという着物の着方や帯結びでしたが、何度か繰り返すと
手が思い出してくるのが不思議です。
着付け講師として私ができることは、最初の一歩のお手伝いだけ。
どんな習い事も、「習うより、慣れろ」。それしかないのだと思います。
着物がすき、着物が楽しい・・・そんな着物人が一人でも増えますように。