梅雨の頃のいわしは、「梅雨(入梅)いわし」とも呼ばれ、、脂がのって美味。
魚は、水から引き上げられると、しばらくして死後硬直を起こすため、身が硬くなり、
さらに、時間が経つと、自己消化作用が起きて、今度は柔らかく真っ直ぐになります。
なので、色艶がよく、身が反り返り曲がったいわしを見かけたら、鮮度抜群!
昨夜は迷わず、いわし料理の晩ごはんになりました。
作ったのは、毎度おなじみのシチリア料理「ベッカフィーコ」。
梅煮、塩焼き、マリネ、パン粉焼き、南蛮漬け・・・レパートリーは色々あるのですが
リクエストを聞くと、ほぼ90%「ベッカフィーコ」に。それほど好物なんだそう。
いつか、シチリア島で本場の料理を食べたいねーというのが、我が家の合言葉(笑)。
イワシ・バージョンもベッカフィーコ(鳥)バージョンも両方食べてみたいなぁ。
材料はいわしにオレンジ、にんにく、パン粉、レーズン、ナッツ、パセリ、ケイパー(ピクルス)。
にんにくとナッツ、パン粉をオリーブオイル少々で軽く色づくまで炒め、他の材料を合わせて
塩こしょうで調味し、手開きしたいわしにのせて巻き、200℃の天火で約20分焼きましょう。
オレンジ1/2個は絞ってパン粉と合わせ、残りは薄切りにして、いわしの間に挟みます。
オレンジの香りのいわし料理。料理教室でも、初めて食べる方が多い人気の一品です。
メインが決まったので、他は冷蔵庫のありもので野菜料理を。
といっても、生ハムメロンとミックス・サラダなので、切って盛り付けるだけの2品です。
サラダは、レタス、キュウリ、ピーマン、玉ねぎ、大根、パプリカ、ブラックビーンズ、トマト、
イタリアンパセリ。ドレッシングは塩・こしょう、ワインビネガー、オリーブオイルで作りたて。
料理教室ではおなじみの二段盛り付けなので、どこからとっても平等です(笑)。
バリっとさせて水気をしっかりきった野菜は、歯応えよく、ドレッシングも少量でよく絡みます。
なんでもない日々のサラダをおいしく作れることが、料理上手への近道かもしれません。
サラダには、ちょっとした手間と技術、思いやりが、ぎゅっと詰まっているからです。
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